新日本プロレスの新星、武藤敬司。「vs. イタリアン・スタリオン」、タッグ戦「vs. フレアー、アンダーソン」、NWA戦「vs. 蝶野正洋」「vs. バリー・ウィンダム」を紹介します。
①グレート・ムタ vs. イタリアン・スタリオン
(内容)ニンジャコスチュームのムタ。天狗の面をかぶって入場、赤いペイント。セコンドには黒いスーツのケンドー・ナガサキ。バックや腕を取るなど、なかなか器用なスタリオン。投げっぱなしジャーマン、クローズラインも見せる。ムタはカンガルーキック、鉄柵攻撃、手刀、フラッシングエルボー、ギロチンドロップ、アキレス腱固め、固め技、ソバット。最後は鎌固めでムタがギブアップ勝ち。倒れているスタリオンにナガサキが蹴りを入れる。基本、ムタのペースで進んだ試合。スタリオンはジョバー(やられ役)かと思ったら意外に良い選手だった。ローカルタイトルを獲得したり、若手を育成したりするなど、実力者だったようだ。
②グレート・ムタ、ドラゴンマスター、バズ・ソイヤー vs. フォースメン(リック・フレアー、アーン・アンダーソンほか)
(内容)金網で行われた6人タッグ戦。緑の毒霧を噴射して観客にアピールするムタ。「ドラゴンマスター」とはケンドー・ナガサキのこと。ソイヤーとアンダーソンでスタート。そしてフレアーが登場して、パンチ、キック、逆水平。ムタがアンダーソンにスペースローリングエルボー、鎌固め。スティングが現れ、フレアーを挑発。混乱状態の中、ソイヤーが金網のトップからダイブして盛大に自爆。最後はアンダーソンがスパインバスター、DDTで3カウントを決めた。フレアーとスティングがやりあって映像は終了。ソイヤーの自爆、アンダーソンの必殺技が見せ場だった試合。ムタはそこそこ。ハッキリ言ってムタのタッグ戦はあまり面白くない。コーナーで控えているムタを見せてどうしようというのか? 相手が仮に無名だったとしてもムタはシングル戦の方が面白いということを証明した試合だった。
③グレート・ムタ vs. 蝶野正洋
(内容)NWAタイトル戦。王者の蝶野は第二回G1クライマックスでNWA王座獲得。WCWでムタと防衛戦。ムタは青のロング、赤いペイント。新日本流の戦い。蝶野がケンカキック。腕や足を取るグラウンド。ムタのコブラツイストを切り返して蝶野もコブラ。ムタが首四の字、雪崩式ブレーンバスター、ハーフボストン、インディアンデスロック&鎌固め、ソバット、スペースローリングエルボー。蝶野はブレーンバスター、バックドロップ。ムタがシュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(着地タイプ)。最後は蝶野がSTF。WCWで行われた新日本の試合。アメリカのファンの目にはどう映っただろうか? 比較的キレイな試合。蝶野のケンカキック、STFに迫力があった。
④グレート・ムタ vs. バリー・ウィンダム
(内容)「スーパーブロールⅢ」で行われたNWAタイトル戦。蝶野から王座を奪ったムタの防衛戦。白のニンジャコスチュームで入場。赤のペイント。ウィンダムは金髪にヒゲ。力比べはデカいウィンダム優勢。ムタが執拗にヘッドロック。そしてドロップキック、ブレーンバスター、フラッシングエルボー、ソバット、スペースローリングエルボー。ウィンダムはバックドロップ(それでもヘッドロックを外さないムタ)、エルボー、DDT、(場外で)バックドロップ、ブレーンバスター、ニードロップ(二発)、スリーパー、チョップ合戦、パンチ、ギロチンドロップ、クローズライン。ムタがシュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(自爆)。もう一度ムーンサルトを狙うが足でブロックされる。そしてウィンダムがDDTで3カウント、王座奪取。ムタのペイントがほとんど剥がれたほど長かった試合。執拗にヘッドロックをやっていたムタ。それには意味があったのか? 決着後、リングに上がったフレアーがウィンダムの腰にベルトを巻く。それをイヤがるウィンダム。ムタが去り、今度はウィンダムとフレアーの抗争か?
グレート・ムタ:WCW時代(1)
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