新日本プロレスの武藤敬司。アメリカンキャラ「グレート・ムタ」に変身。「vs. サムライ・シロー」「vs. 馳浩」「vs. リッキー・スティムボート」を紹介します。
①グレート・ムタ vs. サムライ・シロー(越中詩郎)
(1990年9月7日、大阪府立体育会館)
(内容)「ムタが日本初登場した試合」とされる映像。まずは越中が入場。次いで忍者スタイルのムタ。赤いコスチュームに黒&白(?)のペイント。毒霧噴射、観客へのアピール。腕を取り合う攻防。ムタがキック、チョップ、ソバット、フラッシングエルボー、ドロップキック、シュミット式バックブリーカー、ジャーマン、ムーンサルト(失敗)、フェイスクラッシャー。越中は延髄斬り、キャメルクラッチ、逆さ押さえ込み、セカンドロープからのバックドロップ、ヒップアタック、トップロープからのフットスタンプ、パワーボム。最後はムタがシュミット式バックブリーカーからのムーンサルトで3カウント勝利。「凱旋帰国」を飾ったムタ。越中は受けに回ってムタに花を持たせた印象。
②グレート・ムタ vs. 馳浩
(1990年9月14日、広島サンプラザ)
(内容)馳が入場。そして赤と黒のニンジャスタイルのムタ。赤のペイント。緑、赤の毒霧を二回噴射。まずはバック、腕を取り合う展開。ムタがカンガルーキック、ヘッドロック、チョップ、スペースローリングエルボー、鎌固め&インディアンデスロック、ペイントがほぼはがれて「ムタ」から「武藤」に、鉄柱攻撃(馳が流血)、噛みつき、フラッシングエルボー、パイルドライバー、スリーパー、ソバット、毒霧、バックドロップ。馳はスープレックス、スピンキック、セントーン、張り手連発、バックドロップ(強烈)、トップロープからのニードロップ、ノーザン、クローズライン、(場外で)ブレーンバスター、裏投げ(キツい落とし方)。担架を持ち出すムタ。レフェリー、馳、健介を攻撃。担架に馳を乗せてムーンサルト。ムタの反則負け。鉄柱攻撃での流血後、凄惨な感じになった試合。ムタの狂乱殺法はアメリカでは御法度。武藤が「日本向けムタ」を見せた試合。
③グレート・ムタ vs. リッキー・スティムボート
(1990年9月30日、横浜アリーナ)
(内容)元NWA王者スティムボートとの一戦。ムタがワイヤーで吊されて入場(微妙な演出)。赤と黒のニンジャスタイルのムタ。白のペイント。緑の毒霧噴射。ムタが先制攻撃。ドロップキック、チョーク、鉄柵攻撃、チョップ(スティムボートの得意技でもある)、フラッシングエルボー(失敗)、マンハッタンドロップ、延髄斬り、ソバット、執拗にアキレス腱固め、フラッシングエルボー、シュミット式バックブリーカー。スティムボートはチョップ(やられた仕返し)、ドロップキック、執拗に腕固め、雪崩式バックドロップ、トップロープからのチョップ。ムタが毒霧、シュミット式からのムーンサルトで3カウント勝利。最後は毒霧で視界不良になったスティムボートが敗北。「毒霧」で勝負がついた形。互いに執拗に腕、足を攻撃していたことに意味はあったのか? という気もした結末。
グレート・ムタ:新日本時代(2)
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