新日本プロレスの武藤敬司。もう一つの顔「グレート・ムタ」。「vs. スティング」「ムタ、TNT vs. 馳浩、佐々木健介」「vs. SSマシン」を紹介します。
①グレート・ムタ vs. スティング
(1991年3月21日、東京ドーム)
(内容)WCWのスーパースター、スティングが来日。まずは忍者スタイルのムタが入場。赤いペイント、緑の毒霧噴射。スティングは星条旗をイメージしたコスチューム&ペイント。ムタのセコンドにはアニマル浜口、蝶野正洋、スティングにはブライアン・ピルマン、リック・スタイナーら。ムタが先制攻撃。いきなりスペースローリングエルボー、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(着地)、ソバット、プランチャ、エルボー、二度目のムーンサルト(ヒザでブロックされた)。スティングはリフトアップ(場外に落とされるムタ)、プランチャ(やられたお返し。すごいジャンプ力)、フロントネックロック、フェイスクラッシャー、場外で鉄柵攻撃、雪崩式バックドロップ、逆さ押さえ込み、サソリ。最後はボディアタックを狙ったスティングにムタが毒霧、ボディアタックで3カウント。負けて納得いかないスティングがサソリで報復。両陣営のセコンドが止めに入る。WCWで何度も対戦している二人。互いの攻撃をかわしたり阻止したり、クローズラインやドロップキックを相打ちしたり。こういったスター同士の試合では、スターが同じリングに上がっている姿を見るだけでもファンにはうれしいもの。しかしながら、イマイチ面白くない結末。どちらもマトモに負けるワケにはいかないから仕方ない、といったところ。
②グレート・ムタ、TNT vs. 馳浩、佐々木健介
(1991年7月19日、札幌中島体育センター)
(内容)プエルトリコでも対戦したムタとTNTがタッグ。共に忍者コスチューム(カッコいい)、ペイント。ムタは黒いペイント、緑の毒霧。TNTと健介でスタート。しかし、馳が捕まる。TNTがニールキック、チョップ、ヘッドバット、ブレーンバスター、バックドロップ、トラースキック。ムタはチョップ、フラッシングエルボー、カンガルーキック、スペースローリングエルボー、場外のテーブルで馳にパイルドライバー、イスなどの凶器攻撃、毒霧噴射。馳組は馳がドロップキック、サソリ、健介がラリアット、パワースラム、サソリを使うが、馳が出血のため劣勢。やりたい放題のムタ組。しかし、最後は健介がパワースラムでTNTから3カウント。試合後も暴れるムタ組。馳がやられっぱなしだった試合。ムタと馳が戦うときは激しいものになるのが定番。まるで「馳には荒っぽいことをしてもよい」というルールがあるかのようなムタの暴れっぷりだった。
③グレート・ムタ vs. SSマシン
(1991年8月25日、読売ランドイースト)
(内容)SSマシンはかつて「ストロングマシン1号」と呼ばれた男。ワカマツと別れてこの名に改名。グリーンを基調としたキラキラしたマスク&コスチューム。ムタは忍者スタイル、緑のペイント。入場するムタにマシンが先制攻撃。場外でイス攻撃。そしてラリアット、ブレーンバスター、ドロップキック、雪崩式ダブルアームスープレックス、トップロープからのヘッドバット(毒霧で迎撃された)。ムタは荒っぽい攻撃が多い。顔面かきむしり、ソバット、マスク破り、コーナーの金具を悪用、噛みつき、場外でのラフファイト、フラッシングエルボー、バックドロップ。最後はムタがマシンのマスクを完全にはがして反則負け。ムタが何がしたかったのかよくわからなかった試合(何らかの因縁があった?)。全日本マットでのブッチャーとかタイガー・ジェット・シンのようなラフファイト。ムタはそういうキャラだから仕方がない。マスクを破られ、顔に毒霧を浴びた平田がちょっとカッコ悪かった試合。)
グレート・ムタ:新日本時代(3)
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