新日本プロレスの武藤敬司。「グレート・ムタ」として活躍。「グレート・ムタ、AKIRA vs. キムドク、栗栖正伸」「vs. 藤波辰爾」「ムタ、スティング vs. スタイナーズ」を紹介します。
①グレート・ムタ、AKIRA vs. キムドク、栗栖正伸
(1991年9月10日、大阪府立体育会館)
(内容)タッグ戦。「AKIRA」は野上彰、「キムドク」はタイガー戸口(WWFでの活躍もおなじみ)のこと。歌舞伎スタイルの派手なコスチュームのAKIRA。ムタは忍者。共に白いペイント。ムタが緑、そして赤の毒霧噴射。ムタとキムでスタート。足や腕を取る攻防。場外戦でムタが鉄柱攻撃。それほど強く当たったようには見えなかったがキムが流血。ムタがテーブル、噛みつき、凶器攻撃。やられっぱなしのキムがムタにブレーンバスター。ようやく栗栖にタッチ。今度はムタがやられる。栗栖のストンピング、ヘッドバット、キムのマンハッタンドロップ、パンチ、クローズライン。ムタは場外でもやられ、キムがケーブルでチョーク、栗栖はイス攻撃。AKIRAが頑張る。栗栖にトップロープからのボディプレス、そしてドラゴンスープレックスで3カウント。微妙な試合。ムタとキムドクがそれぞれ「やられ役」。キムは体が重そうで、栗栖はイス攻撃。野上のヒールぶりが迫力があって良かった。
②グレート・ムタ vs. 藤波辰爾
(1991年9月23日、横浜アリーナ)
ドラゴンロケットを食ったムタ |
(内容)リングサイドで猪木が観戦。赤いペイントのムタ。緑、赤の毒霧噴射。藤波が先制攻撃。パンチ、ショルダースルー、ドロップキック、ドラゴンロケット、鉄柱攻撃、スリーパー。ムタは荒っぽい攻撃が中心で、コーナーの金具を悪用、鉄柱攻撃(やられた仕返し)、凶器攻撃(ゴング、金属製のケース、担架を使う)、ブレーンバスター、フラッシングエルボー、パイルドライバー(二発)、バックドロップ(二発)、スペースローリングエルボー(失敗)、毒霧(レフェリーに誤爆)。藤波が流血しながらもドラゴンスクリュー、バックブリーカーからのドラゴンスリーパー、バックドロップ、ジャーマン。しかし、ムタがビール瓶攻撃からのムーンサルトで3カウント。ムタが藤波を痛めつけた試合。ラフな攻撃が目立ったが、一つ一つの技はキッチリ見せていて良い試合だった。
③グレート・ムタ、スティング vs. スタイナーズ
(1992年1月4日、東京ドーム)
(内容)スペシャルマッチ。青い忍者コスチュームで入場するムタ。リングインしてスティングと握手。青いペイント、青い毒霧噴射。ムタとスコット・スタイナーでスタート。ムタ組が攻撃される。スコットがパワーを見せ、スープレックス、雪崩式バックフリップ、ドラゴンスリーパー、フロントスープレックス。兄貴のリックはクローズライン、トップロープからのブルドッキングヘッドロック、フロントスープレックス、投げっぱなしジャーマン、場外でスープレックス、ムタのスペースローリングエルボーをキャッチして投げっぱなしジャーマン。ムタはドロップキック、フラッシングエルボー、バックドロップ。スティングはクローズライン、フェイスクラッシャー、ツームストン、ボディアタック。反撃するムタ組。ツープラトンのフェイスクラッシャー、スティングが場外ダイブ、ムタがプランチャ。最後は乱戦の中、スティングがスコットから回転エビで3カウント。試合後、両チーム握手。ヒールのムタが「普通の戦い」を見せた試合。しかも、試合の前後に握手する紳士的な態度。「ムタ」というより「武藤」だった印象。試合全般としてはスタイナーズのパワーが目立っていた。
グレート・ムタ:新日本時代(4)
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