武藤敬司：武者修行特集（３）「世界のレスラー：プロレス専門ブログ」

新日本プロレスの新星。プエルトリコWWCに遠征した「ニンジャ（武藤）」。当時のライバルたち（TNTら）との試合を紹介します。

①ニンジャ vs. ヒゲ

（内容）プエルトリコWWCでの試合。ニンジャ（武藤）がヒゲの男（名前がわからなくて申し訳ない。ダン・スバーンっぽい感じの男です）と勝負。ヒゲが先制攻撃。パンチ、キック、場外戦、反則、パワースラム。ニンジャは手刀、キック、アトミックドロップ、ショルダークロー。最後はジャーマンでニンジャ敗北。複数に捕まって髪をハサミで切られるニンジャ。どうやら「髪切りマッチ」だったらしい。叫びながら髪を切られるニンジャ。後にNWO後にスキンヘッドになる武藤。プエルトリコでもスキンヘッドになっていた。

②ニンジャ vs. 黄色

（内容）カッコいいニンジャ。コスチュームには「伊賀」の文字。対戦相手は黄色いコスチューム。アームホイップ、ドロップキック、ニードロップを使うキレンジャー。ニンジャはソバット、エルボー、ブレーンバスター、ヒールらしい噛みつき攻撃。最後はシュミット式バックブリーカーからのムーンサルトでニンジャ勝利。定番の攻撃で楽勝だったニンジャ。相手はいわゆる「ジョバー」だったか。

③ニンジャ vs. TNT

（内容）髪が短めでヒゲを生やしているニンジャ。相手はアブドーラ・ザ・ブッチャーをスリムにしたようなTNT。どうやら何かのベルトが懸かった試合らしい。互いに腕を取ったり、ハイキックを見せたり。ニンジャがスリーパー。落ちそうになるのを耐えるTNT。逆水平、ヘッドバットで反撃するTNTがトラースキックでニンジャから３カウント。共に高い身体能力を見せた一戦。両者は後に新日本でも対戦。TNTは「サビオ・ベガ」という名でWWFでも活躍。

④ニンジャ、マスクマン vs. 二人組

（内容）タッグ戦。ニンジャはスキンヘッドでヒゲは薄め。パートナーはいつもニンジャのセコンドについているブリーフケースのマスクマン。ニンジャは相手をじらすような動き、腕を取るテクニック、ドロップキック、サソリ、アトミックドロップ。相手はクローズライン、パンチ、連携プレー。最後はパワースラムで鋭い角度から落とされ、ニンジャ敗北。フィニッシュが凄かった一戦。相手がタッチせずに入れ替わったり、ニンジャがタッチしようとしたらパートナーがコーナーにいなかったり、フレアーばりのアピールをしたり。楽しいシーンもあったタッグ戦だった。

（まとめ）

武藤のプエルトリコWWC時代を中心にレビューしてきましたが、試合の日時や対戦相手の名前がわからないため時系列順に紹介できなかったのが残念です。ニンジャは髪が長かったり、スキンヘッドだったり。どうやら「髪切りマッチ」で負ける前と後でそういう違いがあったようです。プロレス自体は既に完成していた武藤。楽しく武者修行していたように感じる試合がたくさんありました。

武藤敬司：武者修行特集（１）