新日本プロレスの新星。実力派外国人との戦い。「vs. スティーブ・ウィリアムス」「vs. ディック・マードック」「橋本真也 vs. 蝶野正洋(昭和62年)」を紹介します。
①武藤敬司 vs. スティーブ・ウィリアムス
(昭和62年10月13日)
(内容)パワーファイターのウィリアムス。筋肉の塊。イスを持って入場し、武藤を脅す。そしてクローズライン、スリーパー、足固め、リフトアップ。武藤はタックル(効果無し)、ボディアタック(キャッチされてしまう)、ドロップキック連発、腕固め、スペースローリングエルボー、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルト。最後はウィリアムスがアバランシュホールドで3カウント勝利して、武藤など相手にしてないとばかりにさっさと控え室に引き上げた。パワーでことごとく跳ね返されてしまった武藤。外国人とのパワーの違いを痛感したに違いない。
②武藤敬司 vs. ディック・マードック
(昭和62年11月9日)
(内容)「将軍」と書かれた赤いシャツのマードック。武藤は「610」と書かれたシャツで入場。おねえさんから花束贈呈。実況席には猪木。握手して試合スタート。マードックがヘッドロック、腕やバックを取る動き、エルボー、延髄斬り、パンチ、カーフブランディング。武藤は腕固め、ニークラッシャー、ドロップキック、スペースローリングエルボー、ムーンサルト(着地タイプ)。最後はマードックが垂直落下式ブレーンバスターで勝利。若手時代の武藤。スター性は充分。しかしながら、ムーンサルトをアッサリ返されたりするなど「カラダ全体のパワー」が軽かった印象。
③橋本真也 vs. 蝶野正洋
(昭和62年3月20日)
(内容)「第三回 ヤングライオン決勝戦」。両者、黒のショートタイツ。レフェリーは藤波辰巳。腕、足、バックを取り合うレスリング。ライバル意識むき出しの張り手合戦。互いに多くの技を出し合う。蝶野がドロップキック、ボストンクラブ、ハーフボストン、バックドロップ、トップロープからのミサイルキック、バックフリップ、ダブルアームスープレックス。橋本はキック、腕ひしぎ、エルボー、スリーパー、高速フロントスープレックス、フライングニールキック。最後は蝶野がスモールパッケージで3カウント勝利。ちょこっとした技で負けて悔しそうだった橋本。両者の未来を暗示するような結末。後に両者は数え切れないほど対戦。
武藤敬司:新日本若手時代(1)
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