巨大な「人間山脈」アンドレ。新日本プロレス時代の名シーンを振り返るコーナー。「vs. ハルク・ホーガン(二試合)」「アンドレ、ブラボー vs. マードック、マスクド・スーパースター」を紹介します。
①アンドレ・ザ・ジャイアント vs. ハルク・ホーガン
(昭和57年6月18日)
(内容)身長2メートル23センチ。体重256キロ。「大巨人」「現代のガリバー旅行記」「巨大な人間山脈」と呼ばれるアンドレ。体重147キロのホーガンと対戦。TV解説は山本小鉄、桜井康雄。「夢の対決です」と語る桜井。まずはホーガンがリングイン。ガウンには「一番」「サンダーリップス」。ゴング前からやり合って、そのまま試合。観客のホーガンコールにアンドレが「シャーラーップ!」。アンドレが腕を固め、二階からのヘッドバット、ベアハッグ、カウンターキック、ハンマーパンチ。ホーガンはラフ攻撃(パンチ、チョーク、キック、かみつき。アンドレが額から出血)、ベアハッグ(アンドレの体が一瞬浮いた)、トップロープからのバブルスレッジハンマー。そしてホーガンがアックスボンバー。二発目で両者場外へ。場外でもアックスボンバー。両者リングアウト。試合終了後もやり合う二人。そこへ猪木登場。これからも抗争が続きます、みたいな終わり方。パワーではやっぱりアンドレだったか。でも会場をドッと沸かせたのはホーガン。アックスボンバーとベアハッグのシーン。生で観戦した人いますか? プロレス史上最高の試合でした。
②アンドレ・ザ・ジャイアント vs. ハルク・ホーガン
(昭和57年7月6日)
(内容)「バトル・オブ・スーパーヘビーウェイト」のパート2。ホーガン入場。次いでアンドレがトップロープをまたいでリングイン。ホーガンコールにイラつくアンドレ(いつものパターン)。田中リングアナに八つ当たり。先制攻撃のアンドレだが、ホーガンがパンチで反撃。アンドレがベアハッグ、チョップ、コーナーポストを外して金具を利用しようとするが逆に自分の頭をぶつけられる(笑いのシーン)。そしてカウンターキック、「アックスボンバー封じ」の腕固め、アームブリーカー。場外戦。ホーガンがフロントネックロック。そしてまた場外戦。両者リングアウト。さっさと引き上げるアンドレ。ホーガンはリング上で観客にパフォーマンス(大ウケ)。この試合は前回よりはイマイチ。アックスボンバー無し。たぶん何回やっても同じ結果なのだろう、と思う。一番ダメージを負ったのはアンドレに締め上げられた田中秀和、次がホーガンのイス攻撃を食ったアンドレのマネージャー(アーノルド・スコーラン)だった。
③アンドレ・ザ・ジャイアント、ディノ・ブラボー vs. ディック・マードック、マスクド・スーパースター
(昭和57年12月10日)
(内容)赤いマスクがカッコいいスーパースター。アンドレと激突。タックルやフルネルソンを仕掛けるがアンドレには効かない。試合はブラボーが中心。ブラボーが腕固め、エアプレンスピン。スーパースターはボディアタック、ネックブリーカー。マードックはエルボー、ニードロップ。アンドレがリングイン。スーパースターにボディスラムからのヒップドロップで3カウント。アンドレの出番は短かった(試合時間も)。みんながそれなりに持ち味を発揮したので悪い試合ではなかった。ただ、スーパースターはカッコよかっただけに、ケ○落とし一発でやられたのはちょいと情けなかったような気も。
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