2021年9月8日水曜日

ザ・コブラ特集⑦「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

NWA&WWFジュニアヘビー級王者。新日本プロレスの「謎のアストロノーツ」ザ・コブラ。王座をめぐるハプニング。「vs. ドン荒川」「vs. スーパーフライ・チュイ」「vs. フィッシュマン」を紹介します。

ザ・コブラ特集⑦「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

ザ・コブラ vs. ドン荒川

(NWAジュニアヘビー級王座戦:昭和60年8月1日)

ザ・コブラ特集⑦「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)NWAとWWFの二冠王である「謎のマスクマン」コブラ。この試合ではNWAのみが懸けられた。NWA王座の9度目の防衛戦。その前に、越中詩郎が新日本に参戦、ということでリング上であいさつ(リングサイドには橋本真也、武藤敬司の顔も)。荒川が入場。コスチュームの背中には「仁義」の文字。次いで、NWAベルトを巻いたコブラが入場。トップロープに登ってバク転。白いシャツの背中には「孤武羅」の文字(「天麩羅」みたい)。レフェリーは山本小鉄、解説は桜井康雄。背が低い荒川だが、横幅はゴツい。足を取ったりしながら、いきなり決め技であるジャーマンを出す。スリーパー、パワーボム、腕ひしぎ、ヘッドバット連発(コブラにやられた仕返し)、ボストンクラブ、トップロープからのボディプレス。コブラはバックドロップ、トップロープからのボディプレス(自爆)、ソバット(クリーンヒット)、フライングニールキック(実況「無重力テクニック!」)、ツームストン(キツい落とし方された荒川だが、コーナーに登ったコブラをデッドリードライブ)。再び荒川がジャーマン。逆にコブラがジャーマンで3カウント。試合後は両選手が握手。大技が観られた好試合。これからも楽しみ、と思ったら、コブラが突然、NWA王座返上。田中リングアナから説明があったが、よく聞き取れなかった。調べたところ、「NWAとの関係」「IWGPのジュニア部門創設」と関係ありそうな感じ。


ザ・コブラ vs. スーパーフライ・チュイ

(WWFジュニアヘビー級王座戦:昭和60年8月3日、ハワイ)

ザ・コブラ特集⑦「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)NWA王座を返上したコブラ。ハワイでWWFの防衛戦。「NWA王座を返上した理由」はWWF王座の防衛戦に専念することによってライバルたちと決着を付けたい、という、わかるようなわからないような説明(二冠王なのに片方のベルトしか懸けられていない試合があったりした。ファンにはわからない「裏の事情」があったのだろう)。チュイはローカル王座を保持したこともある男で、WWF王座挑戦者決定戦に勝って、この試合。サングラスを掛けて入場。ちょっとヒールっぽい雰囲気。ニードロップ、アームホイップ、チンロック、鉄柱攻撃などをするが、動きのスピードは速くない。コブラはソバット、ジャンピングラリアット、ツームストン。最後は地味にスモールパッケージでコブラが3カウント防衛。解説の山本小鉄によると、雨でリングが滑りやすかったため、やや地味なフィニッシュになった、とのこと。試合終了後にコブラを襲うチュイ。コブラが怒って、チュイは逃げ出す。チュイはベタなタイプのローカル・ヒールだったようだ。


ザ・コブラ vs. フィッシュマン

(WWFジュニアヘビー級王座戦:昭和60年10月4日、札幌中島体育センター)

ザ・コブラ特集⑦「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)フィッシュマンは初代タイガーとの試合で日本でもおなじみ。メキシコではトップクラスのルード(悪役)。共にグリーンを基調とした同じようなマスク。実況によるとこれがWWF王座の初防衛戦、とのこと(チュイ戦は「なかったこと」になってる?)。フィッシュマンがヘッドシザース、ブレーンバスター、バックドロップ、セントーン、トペ、ローリングクラッチ、パワーボム(ライガー式)。コブラはボストンクラブ、ブレーンバスター、吊り天井、メキシカンストレッチ、ソバット、ケブラドーラ・コンヒーロ、場外ダイブ(迫力。トペのお返し)、ツームストン、トップロープからのボディプレス(自爆)、雪崩式のブレーンバスター、ジャーマン。最後はちょっとトチったコブラ。タイガースープレックスの体勢が崩れてジャーマンに。3カウントで防衛。「メキシコ」をイメージしたかのような試合展開。フィッシュマンはジュニアにしては重い体だった感じ(コブラのタイガースープレックスが崩れた原因?)。動きのキレもそれほどではなかったのが残念。 

ザ・コブラ特集①

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