2021年9月10日金曜日

ザ・コブラ特集⑧ラスト「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

WWFジュニアヘビー級王者。新設されたIWGPジュニアヘビー級王座を狙う新日本プロレスの「謎のアストロノーツ」ザ・コブラ。「vs. ドン荒川」「vs. ブラックタイガー」「vs. 越中詩郎」を紹介します。

ザ・コブラ特集⑧ラスト「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

ザ・コブラ vs. ドン荒川

(WWFジュニアヘビー級王座戦:昭和60年10月31日、東京体育館)

ザ・コブラ特集⑧ラスト「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)WWF王者コブラ。再び荒川と対決(前回は「NWAジュニアヘビー級王座戦」だった)。レフェリーは山本小鉄、解説は桜井康雄。気合いが入っている荒川(力道山またはラッシャー木村っぽい)。チョップ連打、足を固めるなどのレスリング、ラリアット、ダブルアームスープレックス、ジャーマン(失敗。頭を打ってしまった)、トップロープからのボディプレス(自爆)、アッパーカットなどのパンチ攻撃、バックフリップ。コブラはボディスラムからのニードロップ、トップロープからのボディプレス(成功)、フライングニールキック、鉄柵攻撃、パイルドライバー。最後はコブラのスモールパッケージで3カウント。コブラがこの王座の二度目の防衛に成功(ハワイでやったスーパーフライ・チュイとの防衛戦は「なかったこと」になってる)。やや荒川の方が目立っていた(ような気がする)。ジャーマンがキレイに決まっていたら、違う結果になっていたかも。


ザ・コブラ vs. ブラックタイガー

(IWGPジュニアヘビー級王座決定リーグ戦:昭和61年1月3日)

ザ・コブラ特集⑧ラスト「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)コブラがWWF王座返上。新設されたIWGPジュニアヘビー級王座を狙う。相手は初代タイガーのライバルとしておなじみのブラック。コブラとは大きな体格差。ブラックは足を固めるなどのテクニックを見せる。コブラは技を多用。ギロチンドロップ、ラリアット、ドロップキック(体格差のため、強烈なものに見えた)、プランチャ、ツームストン(ブラックに足を挟まれて失敗)、ミサイルキック(自爆)、延髄斬り。最後はコブラが普通のパイルドライバーの姿勢でツームストンな落とし方。3カウント。王座に一歩近づいた。ブラックタイガーはやはり「全盛を過ぎた」という印象。ただし、変わった形の足固めなど、若いレスラーは見習った方がいい、と思うようなテクニックをブラックはキッチリ見せてくれた。


ザ・コブラ vs. 越中詩郎

(IWGPジュニアヘビー級王座決定戦:昭和61年2月6日、両国国技館)

ザ・コブラ特集⑧ラスト「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)日の丸のハチマキを巻いた越中がまず入場。コブラはカッコいいメタリックなコスチューム。先制攻撃をかけるコブラ。手刀、ブレーンバスター、ドロップキック、ジャンピングラリアット(デビュー戦のフィニッシュ技)、バックフリップ、ハーフボストン、吊り天井、ヘッドバット合戦、スペースフライングタイガードロップ(高度なタイプのプランチャ。危険な落ち方をして大失敗)、フライングニールキック、ツームストン(二発)、ギロチンドロップ。越中はヒップアタック、プランチャ、キャメルクラッチ、足固め、延髄斬り、ローリングクラッチ。そしてコブラがトップロープからの攻撃を失敗。越中がジャーマンで3カウント勝利。新設されたIWGPジュニアヘビー級王座。越中詩郎が初代チャンピオンの座に。「ザ・コブラ」と言えば「トップロープからの攻撃を自爆するシーン」がよく見られたが、一番大事なところでそれが出た。見た目はかなりカッコ良かったコブラ。初代タイガーと同様、長くは活躍できなかった。「ヒーロー」は勝ち続けなければならないが、「生身の人間」にはそれはムリというもの。「ザ・コブラ」は彼なりによく頑張ったと思う。

ザ・コブラ特集①

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