2021年8月18日水曜日

ザ・コブラ特集①「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

初代タイガーが消え、新日本プロレスに突然現れたコブラ。「ザ・コブラ、小林邦昭 vs. デイビーボーイ・スミス、ブルース・ハート」「vs. ザ・バンピート」「ザ・コブラ、藤波 vs. スミス、ブレット・ハート」を紹介します。

ザ・コブラ特集①「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

ザ・コブラ、小林邦昭 vs. デイビーボーイ・スミス、ブルース・ハート

(昭和58年8月、カナダ、カルガリー)

ザ・コブラ特集①「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)カルガリーで行われた試合。現地からの実況は古舘伊知郎、解説はアントニオ猪木。「謎のマスクマン」コブラが「虎ハンター」小林とタッグ。スミスはおなじみ。ブルース・ハートはスチュ・ハートの長男。カナダでの試合をいうことでコブラ組は観客からヒール扱い。新日本での試合とは違って、レスリングではなく、両チームともチョップやキックの応酬。場外に鉄柵がないため場外戦はそこそこ。コブラがニードロップ、腕ひしぎ、ウラカンラナ(ちょっとモタついた感じ)。小林はセカンドロープからのボディアタック(ハートにキャッチされた)、スピンキック、バックブリーカー、ボストンクラブ。スミスはプランチャ、アバランシュホールド、ブレーンバスター。ハートはローリングクラッチ、バックドロップ。アニマル浜口が乱入。実況によると、同じ「維新」の小林をフォローするためらしい。ブレット・ハートも乱入。ブレットのエルボーを食らう浜口。結果はコブラ組の反則負けか? コブラはタイガーよりも背が高いが、身のこなしは速かった。


ザ・コブラ vs. ザ・バンピート

(NWAジュニアヘビー級王座決定戦、昭和58年11月3日)

ザ・コブラ特集①「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)まずはバンピート入場(「バンピート」とは「こうもり」の意味だそうだ。ただし、「バットマン」のような黒ではなく白いマスク)。次いでコブラがタイガーマスク(ホントにサヤマだったりして)らにかつがれて入場。コブラはタイガーより格上の存在、というアピールか? そしてコーナーポストに立ってバク転。その様子を見てマスクを脱ぐバンピート。正体はデイビーボーイ・スミス。ゴング前だというのにコブラをブレーンバスター、リフトアップ。田中秀和リングアナは「ザ・バンピート」ではなく「デイビーボーイ・スミス」とコール。レフェリーは山本小鉄。まずはリストの取り合い。スミスは受けに回る。コブラがドロップキック、首四の字、ローリングクラッチ、バックブリーカー、キーロック(かけられたままスミスは持ち上げ、コブラをコーナーポストに。そしてデッドリードライブ)、四の字、ソバット(ちょっと地味)、セカンドロープからのセントーン、プランチャ(ジャンプは凄かったが豪快に自爆)。スミスはパワーを見せ、アバランシュホールド、スリーパー、場外でジャンピング・パイルドライバー。最後は唐突なタイミングでのラリアットでコブラが3カウント勝利、新王者に。内容はまずまず。しかしながらコブラはややパワー不足か? タイガーマスクは日本のマンガのキャラクターだったため、「日本のレスラー」としてファンに受け入れられましたが、コブラは「正体不明」「謎のマスクマン」ということで会場のファンも応援しづらかったのではないか? フィニッシュも地味。今後に期待できるのか? といったところ。


ザ・コブラ、藤波辰巳 vs. デイビーボーイ・スミス、ブレット・ハート

(昭和58年12月、カナダ、バンクーバー)

ザ・コブラ特集①「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)赤いタイツの藤波はバンクーバーで試合をするのは初めて、とのこと。後のWWF王者ハートは地味なショートタイツ。リングアナのコール。コブラにブーイング。まずは藤波とハートでスタート。レスリングを見せる。試合はどちらかというとコブラが中心。スミスとハートがコブラを意識的に攻撃(しているように見えた)。藤波が弓矢固め、アルゼンチンバックブリーカー、ドロップキック(相手に届かず)。コブラはバックブリーカー、ドロップキック、トペ(スミスにはじき返された)、ボディアタック(ちょっともたつく)、ツームストン、ダイビングヘッドバット(自爆)、エアプレンスピン、ブレーンバスター、ボストンクラブ。ハートは独特のキック、エルボースマッシュ、ギロチンドロップ、バックブリーカー、ダブルアームスープレックス。スミスはヘッドシザース、ヘッドバット、ブレーンバスター、ダイビングヘッドバット、ギロチンドロップ、横殴りラリアット、リフトアップ、バックフリップ、バックドロップ、オクラホマスタンピード(二発)。しかし最後は両者リングアウト。日本ではリングアウトは20カウントであるが、カナダのルールでは10カウント、とのこと。後にWWFの特番でもメインを張るスミス&ハートとの対決。この結末はそれなりに予想できたものだったかも。コブラはやはりパワー不足。ダイビングヘッドバットを自爆するのは「お約束」か(初代タイガーマスクもよくやっていた)? これからに期待。 

ザ・コブラ特集②

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