2021年8月6日金曜日

初代タイガーマスク特集⑨「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

NWA&WWF世界ジュニアヘビー級王者。新日本プロレスの「黄金のスーパーヒーロー」タイガー。「マスク剥ぎ」男、小林邦昭との抗争(三試合)を紹介します。

初代タイガーマスク特集⑨「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

タイガーマスク vs. 小林邦昭

(WWFジュニアヘビー級タイトル戦:昭和57年10月26日)

初代タイガーマスク特集⑨「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)WWFジュニアヘビー級王者のタイガー。小林と防衛戦。赤いパンタロンのマーシャルアーツスタイルがカッコいい小林。カリフォルニア州のタイトルを獲って凱旋帰国、とのこと。ヘッドシザース、延髄斬り、ソバット(タイガーと比べると低め)、ハーフボストン、プランチャ、場外での鉄柱攻撃。タイガーはヘッドシザース、タイガードライバー(タイガー式DDT)、アームブリーカー、バックドロップ(キツい角度)、ダイビングヘッドバット。そして小林がおなじみ「マスク剥ぎ」。反則負け。新日本の若手がタイガーのマスクを守ろうとガードする。未だにわからないのが小林がマスクを剥ごうとした動機。「正体不明のマスクマン」といっても周囲や関係者は正体(素顔)を知っている。自分をヒールとして売り出す作戦か? タイガーのマスクに手をかけたレスラーは以前にもいたが、マスクを破ったのは小林が初めてだと思う(この試合のマスクはどうしたのだろう? かなりの値打ちモノだと思うけど)。試合後、小林は観客に向かってガッツポーズ。観客が「オー!」という感じで応える。どうやら一部のファンのハートをつかんだようだ。


タイガーマスク vs. 小林邦昭

(NWA&WWFジュニアヘビー級タイトル戦:昭和57年11月4日)

初代タイガーマスク特集⑨「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)今度は二つのベルトを懸けて対戦。タイガーがベルトを巻いたまま小林にドロップキック、トペ。解説の山本小鉄によると前回マスクを破られた仕返し、とのこと。ゴング。まずはキックの応酬。タイガーがケブラドーラ・コンヒーロ(バックブリーカー)、トップロープからのダイビングヘッドバット(豪快に自爆)、腕ひしぎ、タイガードライバー、キーロック、ソバット、ツームストン。小林はスピンキック、腕ひしぎ、ソバット(高さも十分)、ハーフボストン、マスク剥ぎ、フィッシャーマンズスープレックス(メキシコで開発したオリジナル技)。しかし、またしても「マスク剥ぎ」で反則負け。試合終了後もやり合う両者。荒川真、山崎一夫らが「タイガーの素顔」を守ろうと群がる。結末は前回と同じ。「タイガーがどんな顔なのか見てみたい」というファンの期待にちょっとだけ応えた小林。ここまでやったら次は完全に剥がすしかない、といったところ。


タイガーマスク vs. 小林邦昭

(NWAジュニアヘビー級タイトル戦:昭和58年1月6日)

初代タイガーマスク特集⑨「世界のプロレス紹介:自由なブログ」

(内容)三度目の対戦。NWAベルトを巻いて入場のタイガー。白と黒のショートタイツの小林。ゴング前にやり合う。キレイなおねえさんから花束贈呈。国歌吹奏。レフェリーは山本小鉄、解説は桜井康雄。まずはリストを取り合うなどのレスリング。小林がローキック、ハーフボストン、スピンキック、ダブルアームスープレックス、ケブラドーラ・コンヒーロ、プランチャ、(場外で)ブレーンバスター、フィッシャーマンズ。タイガーはバク転&キック、ソバット、腕ひしぎ、弓矢固め、コブラツイスト、バックドロップ、プランチャ(鉄柵に激突)、ツームストン、ムーンサルト(自爆)。最後は場外戦。タイガーがジャーマンでリングアウト勝ち。大技が炸裂するエキサイティングな内容。しかし、結果はやや残念。「タイガー vs. 小林」と言えば「マスク剥ぎ」ですが、この試合ではそういうシーンはありませんでした。実力で勝負し合った内容。次は完全決着か? 

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