マスカラスと並ぶ二大マスクマンのタイガー。デビュー以来の活躍と過去を振り返る内容。タイガーの正体を探る、というのがメインテーマになっています。懐かしいマスクマンも多数登場。
昭和56年、突然現れたタイガーマスク。「タイガー vs ダイナマイト・キッド」(キッドによるとタイガーはこの試合の前に10戦ほどロンドンで「タイガーマスク」として試合をしたらしい)。藤波と組んでタッグ戦。
タイガーの正体は? 佐山サトル!? 52年の「佐山 vs マイク・コステロ」。
タイガーの正体を記者にバラす「太陽仮面」ソラール。「タイガー vs ソラール」。覆面はぎデスマッチ「タイガー vs マスクド・ハリケーン」。腕相撲「タイガー vs キラー・カーン」。「タイガー vs エル・カネック」。
WWF世界ジュニアヘビー級タイトル戦「タイガー vs キッド」。6人タッグでブッチャーと激突。キッドをタイガー・スープレックスで返り討ち。「タイガー vs ベビー・フェイス」。
おまえは虎になれ!!
空手界と佐山の関係。空手を習う佐山(続く)。
(コメント)
タイガーマスク編の前半。ダイナマイト・キッドとのデビュー戦でインパクトのある勝利を飾ったタイガー。最初が肝心。一気にスーパースターに。タイガーマスク編は三巻に渡って続きます。試合、過去のエピソード、正体、が見せ場。しかしながら、「レスラーのタイガー」と「マンガのタイガー」の話が合体しているような感じ。メキシコのレスラーは実力でランク分けされており、スゴイ場所で「試験」を受ける、とかいうくだり。このマンガはノンフィクションなんですけども。作り話はいらん、と言いたくなるような描写もあります。「タイガーの正体は?」というのもタイガー編の大きなテーマ。「佐山サトル!?」(44ページ)。オイオイ、思いっ切りバラしてるじゃないですか。うすうすわかっていても謎のままにしておく方がいいと思うんですが。試合のシーンではソラール、カネックなど懐かしいレスラーが登場。キラー・カーンがタイガーと腕相撲するシーン(98ページ)、空手界の大物とタイガーの関係にも注目の第9巻。次巻は中編。作り話っぽい「プロレスラー養成機関」が出てきます。
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