タイガー・ジェット・シン編の後半
アントニオ猪木との死闘が見せ場の後半。
猪木戦で火炎殺法を使うシン。猪木はついにキレて腕折りの制裁。NWFタイトルを賭けて勝負。カナダでの「シン vs 猪木」。シンに味方する悪徳レフェリー。
上田馬之助と組んで猪木を狙うシン。「イノキの息の根をとめる」と宣言するシン(完)。
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アンドレ・ザ・ジャイアント編
昔のフランスのプロレス界に注目のアンドレ編。本当にそんなレスラーいたのか? と思うほどの個性派レスラーが登場。
「アンドレ vs 猪木」。アンドレの初来日は昭和46年、国際プロレスの「ワールドシリーズ」。モンスター・ロシモフの名でカール・ゴッチと対戦。ロシモフにジャーマン・スープレックス・ホールドを決めるゴッチ。ロシモフは凄い奴になる、と猪木に警告するゴッチ。
木こり出身のアンドレ。当時のパリのプロレス界は怪奇派レスラーが多かった。カシモド、ガイコツ男バラバ、ザ・カミカゼ。「昔から木こり出身の名レスラーが多い」(アントニオ猪木 談)。ハンディキャップマッチでも圧勝のロシモフ。バーン・ガニアに誘われてAWA入り。
ガニアからレスリングを学ぶ。ビル・ロビンソン、ニック・ボックウィンクル、バーン・ガニアとの試合。フロリダでのダスティ・ローデス戦。新日本プロレスでの坂口、猪木戦。
「必ずやアンドレ・ザ・ジャイアントをフォールしてみせる!!」(アントニオ猪木 談)
巻末は「世界の強豪レスラー76人」
名レスラーの紹介ページ。アメリカ生まれのグレート東郷は熊本移民の二世、など。
(コメント)
シン編の後半。猪木がターバンで攻撃されるシーン。猪木が笑ってるように見える(9ページ)。「腕折りの制裁」。折ったのではなく「脱臼」だった、とか。上田と組んだりしながらシンは「イノキの息の根をとめる」と宣言。その後、全日本に行きましたね。輪島との抗争が面白かった。アンドレ編。ゴッチとの対戦が迫力。アンドレは木こり出身(ウソ)。パリで人気のカシモド、ガイコツ男バラバ、ザ・カミカゼ。何か楽しそう。葉巻でヤケドするプロモーター(隣の女にも注目)。バーン・ガニアとの試合。スリーパーをかけられるアンドレ。ガニアが横山ノックに見える(122ページ)。巻末の「世界の強豪レスラー76人」はなかなか良い資料。マスクマンや個性派レスラーに注目。プロレスは演出や作られた経歴で試合を盛り上げようとするため、「アンドレは木こり出身」などというフィクションも入ってきます。現実とこのマンガの内容とを比べるのもまた楽しいことです。結局、猪木はアンドレをフォールできませんでしたね。それでよかったのかも。「大巨人伝説」は(日本では)不滅です。
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