「カブキ」デビュー、「カブキ」になる前の東洋での戦い、日本プロレス時代が見せ場です。「毒霧」とは「13種の毒草、毒キノコの粉末、薬品を混ぜ合わせたもの」だとか(179ページ)。
1981年、テキサス・ダラス。カブキの初登場、ザ・スポイラー戦。ナゾの毒霧。レイ・スチーブンス戦。マネージャー、ゲリー・ハートが語るカブキの過去。日本初登場、ジム・デュラン戦。
日本プロレスに入門する米良明久。上田馬之助から「モヤシ」扱い。日本刀の魅力。東南アジア遠征。シンガポールでの試合(剣道スタイル)。ウオン・チュン・キムのカンフー殺法。キムに弟子入り(キムはブッチャーの師匠であるガマ・オテナの一番弟子、だとか)。
「ジャパニーズ・デビル」高千穂。香港。映画スターとの試合(シリコン液でつくったニセ筋肉男を粉砕)。九竜街での死闘(馬場よりデカい怪物)。
荒れる日本プロレス(やりたい放題の芳の里、追放される猪木)。高千穂のアメリカ遠征。
「カブキ」に変身する高千穂。大ブレーク。ダスティ・ローデス戦。
「カブキは本場マット界で5本の指に入るドルを稼ぎまくっている」(アントニオ猪木 談)(完)
(コメント)
本当の話&作り話(と思われる)で語られるカブキ編。「カブキ」の初登場シーン。「ホ、ホンモノの化物だあ!!」と叫ぶ観客(フランケンみたいな奴)。タイガー・ジェット・シンとの試合では日本刀を使う(本物?)。東南アジアでの高千穂(カブキ)の試合が面白い。ウオン・チュン・キム、映画スター(シリコン筋肉男)、馬場よりデカい怪物、ほか(「見せ物的なプロレス」でもキャラが個性的なので結構楽しめる。実在のレスラーたちだったかどうかは不明)。「シリコン男」が気になる。香港や台湾にはブルース・リーのソックリさんがいて、リーの死後、たくさんのカンフー映画が製作されました(レスラーとして試合した人もいたのかな?)。日本プロレスでの「猪木追放」は8巻の「馬場・猪木編」でもおなじみ(やりたい放題の芳の里。上田馬之助の裏切り。馬之助は後に新日本でも試合しましたね。ホントに「悪い奴」だったんでしょうか?)。「カブキ」に変身した高千穂はアメリカで大ブレーク(ダスティ・ローデス戦に注目)。アメリカでのカブキの映像を見たことがあります。長すぎる髪(表情がよく見えない)。「怪奇レスラー」というより「危ない人」って感じの戦いぶり。ドルを稼ぎまくった、とか。どのくらい稼いだんでしょうね?



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