2023年12月2日土曜日

「ザ・グレート・カブキ vs. ジャイアント・キマラ」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

アメリカで行われた怪奇派対決。アメプロらしいキャラ設定、試合展開。両選手、セコンド、試合内容を紹介します。


ザ・グレート・カブキ vs. ジャイアント・キマラ

(アメリカ・WCCW)

カブキ

「ザ・グレート・カブキ vs. ジャイアント・キマラ」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

本名「米良 明久(めら あきひさ)」。日本プロレス入門。日本プロレス崩壊後、全日本へ。アメリカ武者修行。「カブキ」に変身。その当時のエピソード、「毒霧」といったパフォーマンスに関する秘話は本人が様々な場で語っている。

キマラ

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ややこしいレスラーのキマラ。「キマラ」と呼ばれるレスラーは二人。一人は今回紹介するキマラ。アメリカでは「カマラ」と呼ばれ、WWFやWCWで活躍。本名「ジェームズ・ハリス」。「ウガンダ出身」はキャラ設定で、実はアメリカ人。もう一人は全日本プロレスに来日してアブドーラ・ザ・ブッチャーと組んだジャイアント・キマラ。コチラの方は本名「ベンジャミン・ピーコック」。「アフリカ・ボツワナ共和国出身」「ボツワナ・ビースト」というキャラ設定(実際はアメリカ人)。似たようなペイント、体格のため区別しづらいが、ボツワナの方がより太っていて重い印象。

セコンド

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カブキのマネージャーは元レスラーでもあるゲーリー・ハート。後にグレート・ムタをWCWで売り出した。キマラのマネージャー、キム・チー。「謎の覆面探検家」であり「密猟者」というキャラ設定のためマスクで顔を隠している(正体は不明で、その時々でいろんな人が「キム・チー」役を演じたらしい)。ジャングルの奥地でキマラを発見したというストーリー。もう一人、アラブ人がキマラのセコンドに付いているが、このキャラはよくわからない(たぶん、「マネージャー」キャラ)。しかしながら、よくわからないのがプロレスの「マネージャー」。本当に選手をマネージしてプロレス団体とギャラの交渉をしたりしているのか、単なる「キャラ」なのか?

試合内容

「ザ・グレート・カブキ vs. ジャイアント・キマラ」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

赤い付け毛に般若の面を被ったカブキ。見事なダブルヌンチャクを披露。仮面を外し、毒々しいペイント。緑の毒霧噴射。キマラはアフリカ民族衣装なコスチューム。セコンドのキム・チーがちょっとコミカルな雰囲気(「怪しさ」がにじみ出ている)。試合。体格差。キマラが巨体を生かしたチョップ、ネックハンギング、ベアハッグ、クロー攻撃。カブキはソバット、トラースキック、アッパーカット。セコンドもやり合い、リング内へ。キマラを攻撃するゲーリー・ハート(セコンドがレスラーに手を出すのは基本的に御法度)。結果はノーコンテストか? あいまいな決着。アメプロはキャラを楽しむものだが、あまりにも消化不良な結果だとファンも喜ばないような気がする。カブキのダブルヌンチャク、打撃系の技、キマラのネックハンギング、どこかユーモラスなキム・チーが見せ場だった試合。

 

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