2023年10月18日水曜日

アントニオ猪木:特集(79)「90年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー」90年代、特別参戦の猪木。「vs. ウィリエム・ルスカ」「vs. リック・フレアー」「vs. ビッグバン・ベイダー」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. ウィリエム・ルスカ

(1994年9月23日) 

アントニオ猪木:特集(79)「90年代」

(内容)「INOKI FINAL COUNTDOWN」の二戦目。昭和時代の強敵ルスカと対戦。攻めようとするルスカ。猪木は警戒。ルスカが柔道の投げからグラウンド。正直なところ、何を狙っているのかよくわからないルスカの攻撃。猪木がパンチ。ルスカは腕ひしぎ、そして道着の帯を使う反則。場外とエプロンでスリーパーを決められてしまう猪木。ダメージが深いのか、タンカに乗せられる猪木。長州が登場。猪木にカツを入れる。回復した猪木はチョークスリーパー、トップロープからのニードロップ、そしてスリーパーで勝利。なんだかよくわからない勝ち方(タンカに乗せられた時点で「試合終了」じゃないの?)。プロレスと格闘技を混ぜるとヘンな内容になってしまう「?」な試合。猪木の「トップロープからのニードロップ」は良かった。だから、それでいいのかも。


アントニオ猪木 vs. リック・フレアー

(1995年4月29日:北朝鮮・平壌「メーデー・スタジアム」)

アントニオ猪木:特集(79)「90年代」

(内容)スペシャルイベント。リングアナは田中秀和、レフェリーはタイガー服部。パープルの派手なガウンでフレアーが入場。猪木は白に「闘魂」と書かれたガウン。試合はフレアーが攻めて、猪木が耐える、という基本形。フレアーの首投げに猪木がレッグシザース。互いに腕を取り、ストンピング。フレアーが攻める。逆水平、場外で鉄柱攻撃、ブレーンバスター、ニークラッシャー、足首を固める、ニードロップ、4の字、エルボードロップ、バックドロップ。猪木が観客にアピールしながらパンチ連発、ドロップキック(スカ)。そして猪木が畳み掛けるように浴びせ蹴り、トップロープからのニードロップ、延髄斬りで3カウント勝利。猪木のパンチ(鉄拳制裁)が印象的だった試合。フレアーもいつものバッタリ倒れるパフォーマンス、コーナーに振られて場外に落下、コーナーに登ってデッドリードライブされる、を見せた。猪木の勝利でスタンドからは拍手が。北の人間に「プロレス」というのものはどう見えたのだろう? 「平和の祭典」ということだったらしいが、未だにこの地域に真の平和は訪れていない。


アントニオ猪木 vs. ビッグバン・ベイダー

(1996年1月4日:東京ドーム) 

アントニオ猪木:特集(79)「90年代」

(内容)昔、ビートたけしが新日本プロレスに連れてきたベイダー。その後、WCWで王者になるなど、日米でトップスターに。「INOKI FINAL COUNTDOWN」の5戦目の相手として来日。例の甲冑をかついで入場するベイダー。52歳の猪木は赤いガウン。花道で入場する猪木の前に立ちはだかるベイダー。TV画面には一部しか映っていなかったが、ベイダーが花道から落下寸前に(かなり緊張していたらしい。ベイダーの著書にそのときの様子が書いてあるとか)。試合開始。ベイダーが先制攻撃。張り手、ボディスラム、パンチ連発。猪木もパンチ、張り手を使うが、パワーはもう一つ。場外戦でベイダーがテーブルを使い、エプロンサイドの猪木にラリアット。猪木がスリーパーを出すが、強烈な投げっぱなしジャーマンを食う(後頭部から落下)。ここから猪木が奇跡の挽回。おなじみ「トップロープからのニードロップ」、アリキック、延髄斬り、場外でイス攻撃、流血したキズにパンチ、腕固め、腕ひしぎ。そしてまたベイダー。胴絞めスリーパー(ガッチリ決まった)、チョークスラム、ドラゴンスリーパー、ボディプレス、ムーンサルト。最後は猪木。ボディアタックをミスったベイダーをボディスラム、腕ひしぎでギブアップ勝ち。猪木が危険な技に耐えた試合。特にベイダーの投げっぱなしジャーマン、チョークスラム、ムーンサルトは強烈なものだった(80年代に行われた二人の試合ではベイダーはまだムーンサルトは使っていなかった)。猪木に勝ちを譲ったのは明らかだったが、ベイダーはキツい技をよくもあれだけ出せたもの。どうやら互いに信頼関係があったらしい。

特集(78)「90年代」
「vs. 天龍源一郎」「猪木、馳浩 vs. 藤原喜明、石川雄規」「vs. グレート・ムタ」
特集(80)「90年代」
「vs. ウィリー・ウィリアムス」「vs. タイガーキング」「猪木、タイガー vs. 藤原、ライガー」

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