2023年10月14日土曜日

アントニオ猪木:特集(75)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」88年「イリミネーションリーグ公式戦」。「vs. マードック、オートン、スコット・ホール」「vs. 藤波、橋本真也、蝶野正洋」ほかを紹介します。

アントニオ猪木、長州力、星野勘太郎 vs. ディック・マードック、カウボーイ・ボブ・オートン、スコット・ホール

(1988年11月17日)

アントニオ猪木:特集(75)「80年代」

(内容)「88 ジャパンカップ・イリミネーションリーグ公式戦」として行われた6人タッグ戦。オートンはちょっと前は「海賊男ビリー・ガスパー」だったが、今回は素顔。ホールは後、「WWFスーパースター」になり、「NWO」でも活躍する男。マードック組(青いジャンバー)、猪木組(赤いジャンバー)の順に入場、花束贈呈。ホールは後に「レーザー・ラモン」というキャラに変身するが、この当時は金髪パーマに口ヒゲ。ラモンの時とは見た目が別人のように全然違う。長州とホールでスタート。ホール、マードックがグイグイ締め上げるヘッドロック。星野にはマードックがエルボー、オートンがアトミックドロップ。オートンが猪木、長州とグラウンド。星野がホールに腕固め。長州がマードックにリキラリアット。小さい星野を狙うホール。ヒザ蹴り、サイドバスター、アバランシュホールド、エルボードロップ(自爆)。そして長州のラリアットでホールがフォール負け。これで終了、と思ったら、これは「イリミネーション」マッチ。最後の一人になるまで試合は続く(前回「アントニオ猪木、長州力、星野勘太郎 vs. 藤原善明、木村健吾、木戸修」を紹介したが、そのときは普通のタッグマッチのように木村が猪木にフォールされて、即終了だった)。猪木がオートンに4の字を仕掛けるが、マードックにバックブリーカー、アトミックドロップされる。やられる星野。オートンが(滞空時間長めの)ブレーンバスター、合体バックブリーカー。マードックが垂直落下式ブレーンバスターで星野から3カウント。その後、オートンと長州がもつれ合って場外に転落、失格。最後に残った猪木とマードックがシングル戦。これまで何度も戦ってきた両者。何となく結果が読めそうな対決(猪木が延髄斬りで勝利かな?)。マードックがドロップキック、4の字(失敗)、場外に落ちそうになったところをオートンがサポート、パンチ、バックドロップ、エルボードロップ、パイルドライバー、カーフブランディング。猪木はアリキック、鉄拳、アームブリーカー、スリーパー。そして猪木がコブラツイスト。ここで既に失格になったオートンが介入。猪木が場外に転落、失格。マードック組の勝利。最後はちょっとズルかったが、楽しかった試合。こういうゲーム的な試合も悪くない。この試合でおいしいところを持っていったのはオートン。マードックが場外に落ちないようにサポートする姿が実にユーモラスだった。ホールはこの当時は地味。まさか、後にあんな派手な舞台(WWF、WCW)で活躍するビッグネームになるとは。


アントニオ猪木、長州力、星野勘太郎 vs. 藤波辰巳、橋本真也、蝶野正洋

(1988年11月25日)

アントニオ猪木:特集(75)「80年代」

(内容)「88 ジャパンカップ・イリミネーションリーグ公式戦」。橋本と蝶野が猪木相手にどんな動きを見せるかに期待。リング入場、選手紹介。橋本はゴツい身体、蝶野はヒゲを生やして貫禄十分(若手には見えない)。藤波組がまず猪木を狙って先制。そして長州と藤波でスタート。長州がパワーを見せる。星野は藤波にナックル連打。橋本はちょっとこの試合ではカラ回り。長州のエルボー、ブレーンバスターを食らう。猪木と力比べ。橋本優勢、猪木がリバーススープレックス。蝶野は猪木の足を攻める。長州が蝶野にキッチンシンク二発、サソリはディフェンスされてしまう。猪木が蝶野にインディアン・デスロックからの弓矢固め。そして蝶野がエアプレンスピンで星野を場外へ。橋本がニールキック失敗。長州のリキラリアット、蹴りを食らって場外へ。猪木と藤波はグラウンド、猪木が腕ひしぎ。蝶野が猪木の顔面にストンピング(師匠によくそんなことができるもんだ)。怒りの猪木は蝶野に鉄拳制裁。蝶野は長州に延髄斬り(猪木の前で使っていいの?)。猪木と藤波が珍シーン。互いに延髄斬りを空振り。両者もつれ合って場外へ(失格)。蝶野が長州と一騎打ち。蝶野がバックフリップ、トップロープからのタックル(後に見せる技をこの時点で既に使っていた)。しかし、最後は長州がリキラリアットで蝶野から3カウント。これも面白かった試合。橋本がドジって、蝶野は最後まで頑張った。90年代に数え切れないほど戦う長州、橋本、蝶野。橋本、蝶野は若手の頃から強かった。


アントニオ猪木、長州力、星野勘太郎 vs. 坂口征二、マサ斎藤、後藤達俊

(1988年12月3日)

アントニオ猪木:特集(75)「80年代」

(内容)「88 ジャパンカップ・イリミネーションリーグ公式戦」。組み合わせが面白いタッグ戦。新日本ツートップの猪木と坂口が別のチーム。長州と斎藤は師弟の関係。後藤は猪木の付き人を務めていた。坂口組がシルバーのジャンバーで入場。猪木組は赤。猪木と坂口でスタート。猪木が腕を取る動き。星野はトップロープからのボディアタックを敢行するが、坂口にキャッチされる。長州は後藤をパワーで圧倒。注目の長州と斎藤。チョップ合戦。長州が足を固める攻め、エルボー、サソリ、ストンピング、トーキック。猪木と後藤。力比べ、猪木がリバーススープレックス。若手の後藤はクローズライン、タックルを使うが、長州のキッチンシンク、ブレーンバスターに苦戦。星野と斎藤。星野がナックル連打、ドロップキック、バックブリーカー、トップロープからのニードロップ(自爆)。斎藤の監獄固めでギブアップ。猪木が斎藤に鉄拳、ブレーンバスター。後藤にも鉄拳。しかし、後藤が猪木をかつぎ上げて共に場外へ(両者失格)。長州が坂口、斎藤の二人を相手にすることに(ハンディキャップマッチ風)。坂口が張り手、二人がかりでクローズライン、アトミックドロップ、ハーフボストン。しかし、ジャンピング・ニーをトチってリキラリアットに沈む。長州と斎藤。一進一退。斎藤のヘッドバット、長州がブレーンバスター、リキラリアット。ラリアット相打ちから斎藤がブルドッキング・ヘッドロック。長州のバックドロップに斎藤がバックドロップでお返し、3カウント。師匠の斎藤がフォール勝ち。決着後、6人が握手して健闘を讃え合った。見所がいっぱいあった試合。注目の長州と斎藤では長州が容赦ない蹴りを使用。試合となれば相手が誰でも手加減無しなのが長州のいいところ。後藤が猪木を落としたのは意外な展開。坂口はデカくて強かった。その分、技をミスるとユーモラスな雰囲気に。

特集(74)「80年代」
「vs. 長州力」「vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ」「vs. 藤原善明、木村健吾、木戸修」
特集(76)「80年代」
「vs. マードック、オートン、ホール」「vs. 藤波、橋本真也、蝶野正洋(優勝決定戦)」ほか

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