2023年10月13日金曜日

アントニオ猪木:特集(74)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」88年の猪木。スリーパーを使う。「vs. 長州力」「vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ」「vs. 藤原善明、木村健吾、木戸修」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. 長州力

(1988年10月19日:静岡産業館)

アントニオ猪木:特集(74)「80年代」

(内容)1988年7月22日、札幌中島体育センターで長州に敗れた猪木。世代交代の時期。先に黒のジャンバーの長州が入場(セコンドに佐々木健介)。次いで紫のガウンの猪木(セコンドに鈴木みのる)。花束贈呈。試合開始、互いに警戒し、ニラみ合い。力比べは長州優勢。長州が張り手、キッチンシンク、首4の字。猪木は切り返し技からのスリーパー。コーナーの金具を使おうとする両者。猪木が鉄拳、ヘッドシザース。長州が延髄斬り。長州をコーナーに叩きつける猪木。次いで鉄拳、スリーパー、長州の技(オクラホマ・スタンピード、サソリ)をディフェンス、キッチンシンク。長州が反撃のバックドロップ、そしてコーナー攻撃、場外でイス攻撃。ここで両者流血。パンチの応酬。猪木がスリーパー。長州がロープに足を伸ばすが猪木はスリーパーを外さない。猪木の反則負け。セコンドに分けられた猪木だが、レフェリー(タイガー服部)に攻撃。荒れた試合。流血して「執念の塊」みたいになった猪木は迫力があったが、試合内容はどうだったか? 力が落ちた猪木。反則に持ち込んだのは、負けるわけにはいかない、という意識が強かったからだろう。「世代交代」は既に済んでいるが、これだけやられた長州は報復が必要、と思われたが・・・。


アントニオ猪木 vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ

(1988年10月27日)

アントニオ猪木:特集(74)「80年代」

(内容)「闘魂復活7番勝負」の第1戦で戦ったビガロと「第7戦」として再び対戦。猪木入場、花束贈呈。次いでビガロが周囲を威嚇しながら入場し、リングイン。試合はビガロ優勢。ハンマーパンチ、エルボー、ヘッドバット、ボディスラムからのギロチン、トップロープからのヘッドバット、ラリアット、ニースタンプ。猪木が鉄拳連発、目潰し攻撃、延髄斬り(空振り)。ビガロがスリーパー、アリキックをキャッチ、ドロップキック、ブルドッキング・ヘッドロック。ここからは猪木。ドロップキック(空振り)、ビガロを場外に落とそうとして逆にピンチ、鉄拳、スリーパー(チョーク?)。ロープブレイクにもかかわらずまたしてもスリーパーを外さない猪木。反則負け。絞められてピクリとも動かなかったビガロが急に目覚めて大暴れ。場外でイスを投げまくったところで外人レスラーたちが助っ人に参入。アピールして引き上げ。猪木がチョーク・スリーパーを使いだした頃の試合。そういう負け方はヒールがやるもの。当時、猪木は何を考えていたのだろう?  こんな結果ではファンは喜ばないと思うのだが。


アントニオ猪木、長州力、星野勘太郎 vs. 藤原善明、木村健吾、木戸修

(1988年11月11日)

アントニオ猪木:特集(74)「80年代」

(内容)「88 ジャパンカップ・イリミネーションリーグ公式戦」として行われた6人タッグ戦。猪木が長州と同じチーム。両チーム入場。猪木組がそろいの赤のジャンバー(カッコいい。猪木はガウンよりもそっちの方が似合うかも)。藤原組は黒のジャンバー。ヤル気にあふれる長州(次世代のリーダー)が先発。相手は木戸。木戸がドロップキック。藤原と星野。藤原が脇固め、ヘッドバット、ボストンクラブ。星野は脇固めをお返し。木村が活躍。星野にボクサーばりのパンチ。猪木にはジャブ(シャドーボクシング)。星野にブルドッキング・ヘッドロックする木村。どうやら小さい星野がターゲットらしい。猪木に胴絞めスリーパー、長州にアッパー、ドロップキック。猪木は藤原に腕固め。長州が藤原に背後からリキラリアット。猪木が延髄斬り。またしても木村が登場。猪木にパイルドライバー、稲妻。しかし、ここまで。このところ猪木が多用するスリーパーに捕まる。グッタリした木村に猪木がバックドロップで3カウント。面白かった試合。レスリングが巧い人たちばかり。特に藤原の脇固め。星野のエルボーをキャッチして脇固めに持っていったシーンが良かった。同じく脇固めが得意の木戸は出番が少な目だった。

特集(73)「80年代」
「vs. 長州、マシン、小林邦昭」「vs. 藤波辰巳(IWGP戦)」「vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ」
特集(75)「80年代」
88年「イリミネーションリーグ公式戦」。「vs. マードック、オートン、スコット・ホール」「vs. 藤波、橋本真也、蝶野正洋」ほか 

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