2023年10月12日木曜日

アントニオ猪木:特集(73)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」88年の猪木。「vs. 長州、マシン、小林邦昭」「vs. 藤波辰巳(IWGP戦)」「vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ」を紹介します。

アントニオ猪木、藤原善明、越中詩郎 vs. 長州力、スーパー・ストロング・マシン、小林邦昭

(1988年8月4日)

アントニオ猪木:特集(73)「80年代」

(内容)6人タッグ。両チーム入場、花束贈呈。ヤル気あふれる長州。猪木と長州でスタート、と思ったら、猪木が藤原に交代。長州もマシンに交代。マシンがストンピング、藤原は張り手。そして猪木と長州。猪木が足を取り、鉄拳、ケンカみたいなつかみ合い。小林は猪木にエルボー。その後、藤原がヘッドバット、エルボースマッシュ、チョーク、ボストンクラブを体をヒネってディフェンスするテクニック、スリーパー、脇固め。マシンはラリアット、エルボー、トップロープからのダイビングヘッドバット。長州はサソリ、リキラリアット、合体技(パイルドライバー、ネックブリーカー、ブレーンバスター)。越中はヒップアタック、ドロップキックを使うが、捕まる。小林が越中にフィッシャーマン。猪木がリングイン。小林に延髄斬りを食らわしたが、リキラリアットされる。混戦、場外戦。どうやら両者リングアウト。最後はスッキリしなかったが、試合自体は見せ場が多かった。長州組の合体技、リキラリアット(出すタイミングとパワーが良かった)、猪木の延髄斬り、藤原のテクニック、小林のキック&フィッシャーマン、マシンのダイビングヘッドバット。越中はタフさを見せたが、ヒップアタックというのは微妙な技。結局、それをずっと使い続けることになるが、メインイベンターが使う技ではない。


アントニオ猪木 vs. 藤波辰巳

(1988年8月8日:横浜文化体育館)

アントニオ猪木:特集(73)「80年代」

(内容)衰えていく猪木。新日本にとって「世代闘争」は大きなテーマ。ビッグバン・ベイダーとの王座決定戦でIWGPヘビー級王者になった藤波。猪木と防衛戦、60分1本勝負。共に日本プロレスに入門した過去。二人は兄弟のような関係だが、どんな試合となるか? まずは挑戦者の猪木が紫のガウンで入場(「紫」という色は「格」を示すもの。この頃の猪木は格はあるが、パワーは落ちている。80年代の全盛期に着用していた「赤いガウン」の頃と違うのが少し寂しい)。藤波は黒のガウン。花束贈呈、ゴング。まずはグラウンド。猪木がスリーパー、藤波は延髄斬りをディフェンスし、ジャイアントスイング、4の字。その後は両者が持っている技を多く出す一進一退の攻防。藤波がドロップキック、ドラゴンスリーパー、ヘッドバット、バックブリーカー、4の字(技が掛かったまま両者場外へ)、サソリ、ブレーンバスター、腕ひしぎ合戦、ラリアット、トップロープに登った猪木をデッドリードライブ。猪木はバックドロップ、弓矢固め、インディアンデスロック、コブラツイスト、ジャーマン(ブリッジが崩れた)、浴びせ蹴り、トップロープからのミサイルキック、スリーパー、卍固め合戦、連続攻撃(張り手連発、パンチ、延髄斬り、ブレーンバスター、アルゼンチンバックブリーカー、バックロドップ)、鉄拳、飛びつきヘッドシザース、4の字、アリキック、再びブレーンバスターからのバックドロップ。そして猪木がグランドコブラ。ここで時間切れ引き分け。悔しそうな表情の藤波。猪木は藤波をねぎらい、ベルトを藤波の腰に巻いた。長州が猪木を肩車して健闘を讃える。藤波は越中に肩車されてファンの歓声に応える。なかなか感傷的だった試合。共に大きな技を出し合ったが決着がつかなかった。互いの力を見せ合い、比べ合い、「どこまでやれるのか」を競った良い試合だったと個人的には思うがどうだろう?


アントニオ猪木 vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ

(1988年10月10日)

アントニオ猪木:特集(73)「80年代」

(内容)猪木がカムバック。「闘魂復活7番勝負」の第1戦としてビガロと対戦。紫のガウンで入場の猪木に花束贈呈。ビガロは炎をイメージした派手なコスチューム(以前は黒のアマレススタイルだった)。若手に手を出しながら入場。猪木がキックで先制。凶器を持ち出したビガロに空手チョップ、アームブリーカー。ビガロがパワーで反撃。タックル、ドロップキック、ヘッドバット、ギロチンドロップ、ハンマーパンチ、片腕でボディスラム、フィストドロップ、トップロープからのダイビングヘッドバット(自爆)。すかさずコーナーに登る猪木。トップロープからのニードロップをビガロの後頭部へ。3カウント勝利。フォール負けに納得いかないビガロは猪木を蹴りまくり、レフェリーに詰め寄り、若手をリフトアップして場外に投げ捨てる。そしてイスをぶん投げたりしながら怒って退場した。猪木が面白い勝ち方をした試合。いつものように相手の胸板ではなく後頭部にニードロップ。使い方を変えると効果が変わる見本。ビガロは負けたが、迫力&コミカル(自爆シーン)で良かった。

特集(72)「80年代」
「vs. ビリー・ガスパー(海賊男)」「vs. 長州力」「vs. ビッグバン・ベイダー」
特集(74)「80年代」
「vs. 長州力」「vs. クラッシャー・バンバン・ビガロ」「vs. 藤原善明、木村健吾、木戸修」 

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