2023年10月10日火曜日

アントニオ猪木:特集(71)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」88年の猪木。マードック、越中とタッグ。「vs. 藤波、木村」「vs. 長州力、馳浩」「vs. ビッグバン・ベイダー、マサ斎藤」を紹介します。

アントニオ猪木、ディック・マードック vs. 藤波辰巳、木村健吾

(1988年3月11日)

アントニオ猪木:特集(71)「80年代」

(内容)「87 ジャパンカップ争奪タッグリーグ優勝決定戦」で戦ったチームが再び。前回は藤波がマードックをスモールパッケージして3カウント勝利。今回はどうか? 藤波組、猪木組の順に入場、花束贈呈。藤波組が先制攻撃後、マードックと木村でスタート。木村がグラウンド、パンチ、キック、藤波がストンピング。藤波組は打撃系の攻撃が多い印象。マードックは身軽な動きを見せ、エルボー、延髄斬り、木村とパンチの応酬、藤波にカーフブランディング。猪木はタッチしてすぐに交代。マードックが腕ひしぎ、飛びつきレッグシザース。猪木は藤波にトップロープからのパンチ、ブレーンバスター、木村にヘッドバット、バックドロップ、スリーパー。藤波は猪木にバックブリーカー、木村はハンマーパンチ、キック。この試合はマードックが中心。木村に鉄柱攻撃、脇固め、イス攻撃。藤波がマードックにデッドリードライブ、ボディスラムからのドラゴンスリーパー、木村は稲妻二連発。猪木と藤波が場外でやり合い、リング上ではマードックと木村。マードックがスモールパッケージで木村から3カウント奪取。マードックがスモールパッケージで報復した一戦。猪木の出番は少な目で延髄斬り、卍固めといった技は無し(珍しい)。その分、マードックの飛びつきレッグシザース、藤波のドラゴンスリーパー、木村の稲妻が目立っていた。


アントニオ猪木、越中詩郎 vs. 長州力、馳浩

(1988年4月11日)

アントニオ猪木:特集(71)「80年代」

(内容)ヘビーとジュニアの混合タッグ戦。まずは長州組が入場。長州は黒のジャンバー、馳は黒のガウン。猪木は紫のガウン、越中は黒のロングコート風コスチューム。花束贈呈。ニラみ合う越中と馳が花束を投げつけ合う。馳と越中がグラウンドの展開。馳はヘッドシザースで切り返すのが巧い。猪木と馳。どんな技を見せ合うのかと思ったら、馳は張り手されて交代。猪木と長州は力比べ。長州の方がパワーで上になってしまった。再び猪木と馳。猪木が弓矢固め、キック、ブレーンバスター、ボディスラム。馳はグラウンドで勝負するが、足をガッチリ固められて苦悶の表情。越中が馳にジャーマン、長州に張り手。これに頭に来た長州がパワーを見せつける。場外での鉄柱攻撃で越中が流血。馳にヒップアタックするが、二発目のヒップアタックをキャッチされて投げっぱなしジャーマン。さらにエルボー、ブープラトンのブレーンバスター、合体ネックブリーカー、パイルドライバー。長州はパンチ連発、リキラリアット。長州のラリアットをマトモに受けたうえに返した越中はなかなかタフ。馳の投げっぱなしノーザンライトも食ったが、猪木に交代。猪木が馳に畳み掛ける攻撃。浴びせ蹴り、ボディスラム、卍固め、そしてバックドロップで3カウント。猪木が一気に終わらせた試合。馳とはまだまだ格が違いすぎた。越中はタフ。後に平成維震軍を結成して長州と抗争するが、それも納得の打たれ強さを見せた。


アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. ビッグバン・ベイダー、マサ斎藤

(1988年4月22日:沖縄県奥武山体育館)

アントニオ猪木:特集(71)「80年代」

(内容)「世代闘争」がテーマの新日本。猪木は藤波と対戦することが多くなってきたが、今回はタッグ。まずは猪木組が入場。猪木は紫のガウン、藤波はショートタイツのみ。ベイダーは鎧(よろい)とドクロ杖。トップロープをまたいでリングインしようとしてトチる。そして鎧からスモーク噴射のパフォーマンス(微妙。あんまり面白くない)。藤波とベイダーでスタート。藤波がヘッドロック、ベイダーはボディスラム、エルボードロップ(自爆。失敗するとコミカルに見えるのが、巨漢レスラーの楽しいところ。アンドレもそうだった)。斎藤が藤波にブルドッキングヘッドロック。ベイダーが猪木にラリアット。猪木はベイダーにパンチ、斎藤にブレーンバスター、鉄拳連発。ベイダーが藤波にラリアット、アバランシュホールド、ボディアタック。猪木が珍しくトップロープからのミサイルキック、そして藤波とダブルでドロップキック。ここから乱戦。斎藤が藤波を監獄固めで捕まえる。猪木とベイダーがやり合う。猪木が延髄斬り、卍固め、ベイダーはラリアット、エルボードロップ。事態の収拾にモタつくレフェリー(タイガー服部)。ベイダーが猪木をコーナーに逆さ吊りしてタックル、ボディアタック。服部を突き飛ばし、新日の若手がリングイン。ベイダー組の反則負け。その後もやり合う4人。ここで藤波が珍プレー。背後からベイダーにドロップキックをかまそうとして空振り。そしてベイダーらは引き上げていった。ベイダーが目立った試合。体格的に有利であるうえに動きにスピードがある。アンドレ・ザ・ジャイアントが年を取って新日本から去っていったが、ベイダーがその穴を埋めた印象。面白かったのが藤波のドロップキック空振り。猪木もハルク・ホーガンと戦うときはイマイチ当たっていないドロップキック。わざとなのか、ヘタなのか。猪木といえば「延髄斬り」「アリキック」。ドロップキックが巧くないというのは妙な感じがする。

特集(70)「80年代」
「vs. 長州力(IWGP戦)」「vs. 長州、マサ斎藤」「vs. ビッグバン・ベイダー」
特集(72)「80年代」
「vs. ビリー・ガスパー(海賊男)」「vs. 長州力」「vs. ビッグバン・ベイダー」 

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