「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」88年の猪木。長州、ベイダー、海賊男で混沌。「vs. 長州力(IWGP戦)」「vs. 長州、マサ斎藤」「vs. ビッグバン・ベイダー」を紹介します。
①アントニオ猪木 vs. 長州力
(1988年2月4日)
(内容)猪木のIWGP王座防衛戦。新日本に帰ってきた長州。以前とどう違うのか、に注目。まずは長州が入場(セコンドには馳浩、佐々木健介)。猪木は紫のガウン、ベルトは腰ではなく手に持っている。国歌演奏、ゴング。長州が先制。ドロップキック、ラリアット二連発、ストンピング、場外で鉄柵&鉄柱攻撃。猪木が反撃。延髄斬り、鉄拳連発、鉄柵&鉄柱攻撃。流血した長州はペースダウン。その後、猪木がコブラツイスト、足攻めからの4の字、長州はバックドロップ、サソリ。互いに畳み掛ける攻撃。猪木が延髄斬りからの卍固め、長州はバックドロップからの卍固めで対抗。最後は猪木。ブレーンバスター、バックドロップからの卍固めでレフェリーストップ勝ち。基本的に長州は何も変わっていなかった。パワーだけで真っ直ぐ攻めるやり方。この頃は確かに猪木もパワーダウンしていたが、ベイダーやスティーブ・ウィリアムスといった長州よりもパワーのある相手と戦っている。結局、実力で長州が猪木を上回ることはなかった。
②アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. 長州力、マサ斎藤
(1988年2月5日)
(内容)IWGP戦の翌日に行われたタッグ戦。長州組、猪木組の順に入場、花束贈呈。いきなり仕掛ける猪木。長州と斎藤に鉄拳。出血してエキサイトする長州をなだめて斎藤が先発。ところが長州が入り、場外で猪木を痛めつける(鉄柱、鉄柵、イス攻撃、ストンピング)。流血の猪木に斎藤がバックドロップ。長州を狙う猪木組。藤波がヘッドバット、ドラゴンスクリューで長州のキズと足を攻撃。猪木はトップロープからのニードロップ、鉄拳、ヘッドバット。長州のバックドロップを食った猪木。斎藤が猪木のキズを狙ってストンピング、噛みつき、チョップ。乱戦模様。猪木が斎藤に延髄斬り、長州に4の字。混乱した状況を見てレフェリー(タイガー服部)は両チーム反則をとった。「遺恨」な内容だった試合。猪木と長州が流血し、キズを狙われた。この試合は藤波。珍しくヘッドバット。キレのあるドラゴンスクリュー。リキラリアットを阻止したシーンも良かった。
③アントニオ猪木 vs. ビッグバン・ベイダー
(1988年2月7日)
(内容)シングル戦。猪木が入場。頭に白いテーピング(タッグ戦でのキズ)。次いでマサ斎藤に先導されてベイダー。鎧(ヨロイ)をかぶって手にはドクロの杖。鎧からスモーク噴射のパフォーマンス。ゴング。巨体で威嚇するのがベイダーのパターン。そしてヒザ蹴り、ハンマーパンチ、ボディアタック、腕攻め。タックルを仕掛けようとしてコーナーに自爆。エルボードロップをかまそうとして自爆。猪木が反撃。腕固めからのアームブリーカー、延髄斬り、ショルダースルー。両者もつれ合って場外へ。鉄柱で猪木の背中を攻撃するベイダー(二回)。しかし、鉄柱に自爆。ここでマヌケな海賊男が乱入。目をやられた猪木。ベイダーがコーナーに猪木を逆さ吊りにしてアメフト流タックル、さらにエルボードロップ。新日の若手(後藤達俊?)にベイダーラリアット。テーブルのようなものをリングに持ち込むベイダー。コーナーにそれを置いて猪木を叩きつけるつもり。ところが逆にベイダーがそれに激突、自爆。混乱した状態で終わった試合。結果は海賊に襲われた猪木の反則勝ちか? あまり面白くない「海賊の乱入劇」。猪木がベイダーをどう攻略するか、を楽しみにしていた会場のファンはどう思っただろうか? それにしても巨漢レスラーはコミカル。技を自爆すると実に派手。身体を張って笑いを取りに行っているように見えてくる。
「vs. 藤波、木村」「vs. 長州力、馳浩」「vs. ビッグバン・ベイダー、マサ斎藤」
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