2023年10月6日金曜日

アントニオ猪木:特集(67)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」87年の猪木。世代闘争。「vs. マサ斎藤(巌流島)」「猪木、山田 vs. 長州、藤波」「vs. スティーブ・ウィリアムス(IWGP戦)」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. マサ斎藤

(1987年10月4日:山口県、巌流島)

アントニオ猪木:特集(67)「80年代」

(内容)「時間無制限」「決着はギブアップまたはKO」「レフェリー・反則無し」の果たし合い。屋外リング。空はまだ明るい。試合開始。ニラみ合って、なかなかリングインしない猪木。グラウンド、力比べ。一つ一つの技をじっくり使う斎藤。「試合」というより「道場でのトレーニング」のような雰囲気で、互いに持久力を試すかのような展開、流血。斎藤がヘッドロック、場外の芝生でスリーパー(チョーク気味)、松明(照明用)の薪で攻撃、ヘッドバット、バックドロップ。猪木は斎藤のじっくりした絞め技などに耐えながら、バックドロップ、アームブリーカー、キック、ボディスラム、ヘッドバット、パンチ、鉄柱攻撃、延髄斬り、といった通常の試合でもおなじみのプロレス技。最後は猪木が場外で後ろからスリーパー。戦意喪失した斎藤が担架に乗せられて終了。裁定は「猪木の勝利」。互いにじっくりと技をかけ、忍耐を試した一戦。日が暮れて、暗闇に燃える炎が印象的だった名勝負。


アントニオ猪木、山田恵一 vs. 長州力、藤波辰巳

(1987年10月19日:富士市吉原体育館)

アントニオ猪木:特集(67)「80年代」

(内容)猪木を狙う長州、藤波。猪木が山田(後の獣神サンダー・ライガー)をパートナーに。紫の地に花をデザインしたガウンの猪木。貫禄十分。山田と長州でスタート。張り手、キックと気合いが入っている山田だが、やっぱり身体が小さい。長州がリキラリアット二発で3カウントフォール。出番が無かった猪木。これで終わりか、と思ったら、猪木が長州、藤波と二対一で勝負。長州にパンチ、延髄斬り、藤波にインディアンデスロックを決める猪木だが、やっぱり勢いが続かない。サソリは失敗したが、長州がバックドロップ。藤波がジャーマン。ところが長州が藤波を妨害。さらに藤波にリキラリアット、仲間割れ。どうやら長州としては「猪木を倒すのはオレだ!」ということらしい(マイクパフォーマンスをしていたが、音声の関係でよく聞き取れなかった)。猪木が全盛を過ぎているのは長州、藤波にはわかっていること。どういった形で、どちらが猪木の後を継ぐのか?


アントニオ猪木 vs. スティーブ・ウィリアムス

(1987年10月25日)

アントニオ猪木:特集(67)「80年代」

(内容)猪木がIWGP王座の防衛戦。ウィリアムスがUWF王座のベルトを巻いて入場。トップロープをジャンプしてリングイン。猪木は紫に花びらがデザインされたガウン。腰にIWGPベルト、左肩に湿布。花束贈呈。ゴング。ウィリアムスが先制。肩を攻撃、バックドロップ、パワースラム、スリーパー。猪木はアームブリーカー、コブラツイストを仕掛けるが、場外で鉄柵攻撃を食らう。その後、猪木が張り手、延髄斬り、コーナーを使った攻め、鉄拳、トップロープからの蹴り。ウィリアムスは鉄柱を使った足攻め、ニースタンプ連発、リフトアップ、パイルドライバー。パワーを見せるウィリアムス。猪木をかついでコーナーに叩きつけ、場外で鉄柱にも叩きつける。再度、鉄柱に叩きつけようとしたが、自爆。さらにドロップキックされる。いち早くリングに戻った猪木がリングアウト勝ち。猪木が相手のパワーを利用して何とか勝利した試合。次第に新日本、猪木に慣れてきたウィリアムスは手強い存在になった。パワーが迫力のウィリアムスだが、筋肉が重いのか不器用なところも。最後に鉄柱に自爆して「ドテーン!」と倒れたシーンはユーモラスであると同時に少し気の毒な気がした。 

特集(66)「80年代」
「vs. マサ斎藤」「猪木、坂口、藤原、星野、武藤 vs. 長州、藤波、前田、木村、S・S・マシン」ほか
特集(68)「80年代」
「vs. バーバリアン、マニー・フェルナンデス、スティーブ・ケーシー」「vs. 藤波辰巳、木村健吾」ほか 

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