2023年10月5日木曜日

アントニオ猪木:特集(66)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」87年の猪木。世代闘争。「vs. マサ斎藤」「猪木、坂口、藤原、星野、武藤 vs. 長州、藤波、前田、木村、S・S・マシン」ほかを紹介します。

アントニオ猪木 vs. マサ斎藤

(1987年3月26日)

アントニオ猪木:特集(66)「80年代」

(内容)久しぶりの対決。まずは黒シャツ姿の斎藤が入場。次いでシルバーのメタリックカラーのガウンの猪木(with 白い闘魂タオル)。花束贈呈。ゴング。まずはグラウンドでのレスリング、ヘッドシザース。互いにやられたらやり返し、技を切り返しの展開。猪木のインディアンデスロック、張り手、ヘッドバット合戦、斎藤は腕ひしぎ、マンハッタンドロップ、猪木がドロップキック。その後、斎藤がクローズライン二発、サソリ、バックドロップ、スリーパー、ブレーンバスター、コブラツイスト、足固め。猪木は延髄斬り、アリキック、パンチ、ブレーンバスター、コブラツイスト、手刀、ボディスラムから「トップロープからのニードロップ」、キーロック。そして斎藤がバックドロップ。猪木が畳み掛ける反撃。バックドロップ、延髄斬り、卍固め。ここで珍キャラ海賊男が登場。斎藤に手錠を掛けたり、猪木に殴られたり。何かモタモタして実にカッコ悪く、何やってんだか、といった行動。「猪木の反則勝ち」というつまらん結果。いったん退場した斎藤が再び戻ってきて猪木を攻撃。レフェリーのミスター高橋が斎藤に蹴りを入れるが、逆にクローズラインを食らう。流血の猪木。なぜかリングのロープをゆるめる。斎藤がパンチ、監獄固めを披露した。この試合は何だったのだろう? 折角、両者がいい勝負をしていたのに。モタモタ海賊、レフェリーが選手に手を出す意外な展開。猪木は何とか試合を盛り上げようとしていたが、意味不明な展開では盛り上がりにくい。猪木の次の抗争相手は斎藤か? そのための「前フリ」のような気がした試合。


アントニオ猪木、坂口征二、藤原喜明、星野勘太郎、武藤敬司 vs. 長州力、藤波辰巳、前田日明、木村健吾、S・S・マシン

(1987年8月19日:両国国技館)

アントニオ猪木:特集(66)「80年代」

(内容)帰ってきた長州。復帰後は猪木を倒して「次のリーダー」になるつもり。「新旧世代対決 5vs.5イリミネーションマッチ」に出場。ベテラン組に武藤が入っているのがちょっと気になるところ。武藤と藤波でスタート。いきなりジャーマンを見せる武藤。その後は目まぐるしくタッチして入れ替わる。星野がパンチ、坂口はパワーで長州を投げ飛ばす、藤原はスリーパー、猪木は出てすぐに武藤にタッチ(リズムタッチ?)。前田がニールキック、ジャーマン、猪木とエルボー合戦。「負けた選手」「場外に落ちた選手」が失格になるのが「イリミネーションマッチ」のルール。坂口が長州のリキラリアット、マシンが猪木の卍固め、木村が藤原のヒザ十字で脱落。猪木は前田と一緒にもつれ合って場外に転落、失格。藤原が藤波の逆さ押さえ込み、星野が長州のリキラリアットで脱落。ベテラン組は武藤だけが残り、新世代は長州と藤波。武藤が延髄斬り、スペースローリングエルボー、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトを決めるが、長州のサソリ、リキラリアット、藤波のジャーマンで3カウント。2対1じゃどうにもならなかった。そもそも猪木、坂口、藤原、星野が失格になった時点でベテラン組は敗北だった。「新旧世代対決」ではあったが、新世代の狙いはやっぱり猪木。このイリミネーションマッチは面白かったが、こういう試合では「世代交代」を印象づけることはできない。


アントニオ猪木、武藤敬司 vs. 長州力、藤波辰巳

(1987年8月20日:両国国技館)

アントニオ猪木:特集(66)「80年代」

(内容)猪木を狙う長州、藤波。猪木が武藤をパートナーに(「次のスター」になると予想してのことか?)。武藤にビンタで気合いを入れる猪木。猪木と長州でスタートするが、猪木はすぐに交代。その後、長州はパワーで猪木に挑戦し、サソリを使う。藤波は4の字などのテクニック。武藤はエルボードロップ、4の字、パイルドライバー、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルト、ジャーマンを出すが、まだまだ技が軽い印象。猪木はレッグシザース、キーロック、バックドロップ、卍固め、延髄斬り。しかし、最後は長州が武藤をバックドロップで仕留めた。全盛期だった長州、藤波が強さを見せた試合。この頃はさすがに猪木も体力的にキツくなっていたのか、出番はやや少な目で、卍固め、延髄斬りのパワーも落ちていた印象。新日本は「猪木」「長州&藤波」「武藤」と時代が続くが、その4人がタッグで戦ったのは今となっては感慨深いものがある。

特集(65)「80年代」
「vs. ケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴ」「猪木 vs. ナガサキ」
特集(67)「80年代」
「vs. マサ斎藤(巌流島)」「猪木、山田 vs. 長州、藤波」「vs. スティーブ・ウィリアムス(IWGP戦)」 

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