2023年10月4日水曜日

アントニオ猪木:特集(65)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」87年の猪木。海外で活躍の日本人と対戦。「vs. ケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴ」「猪木 vs. ナガサキ」を紹介します。

アントニオ猪木、武藤敬司 vs. ケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴ

(1987年3月9日)

アントニオ猪木:特集(65)「80年代」

(内容)新旧の天才がタッグ。武藤がヒゲ姿(カッコいい)。猪木はおなじみ赤いガウン。ナガサキ組は共にペイント。ナガサキは竹刀、ポーゴは鎖鎌を所持。セコンドにはうるさいワカマツが付いている。ナガサキ組が先制。竹刀、鎖鎌で攻撃。試合は主に武藤が受けに回る展開。武藤にポーゴがギロチンドロップ、後ろ回し蹴り(ちょっと低め)、スリーパー、地獄突き、ナガサキはニードロップ、フロントネックロック、パイルドライバー。猪木に交代させないナガサキ組。武藤はドロップキック、首4の字、スペース・ローリング・エルボー(ちょっと失敗)。身体能力はあるが、まだまだ技が軽い。猪木がポーゴにアリキック、鉄拳(武藤も猪木と一緒に鉄拳)、ナガサキにトップロープからのニードロップ、ブレーンバスター。猪木が捕まる。二人がかり攻撃、ポーゴのスリーパー、ナガサキのストマックバスター(バックブリーカーの逆)。ナガサキが武藤にサイドスープレックス、バックブリーカー、ポーゴがトップロープからのエルボードロップ。これまでモタついた動きもあった武藤がついに見せ場。ポーゴにシュミット式バックブリーカーからのムーンサルト。ここでワカマツが乱入。リング上が混乱。猪木がナガサキから竹刀を取り上げて滅多打ち。ナガサキとワカマツが同士討ちしてワカマツがロープで宙づりに。そしてナガサキに延髄斬りで猪木が3カウント奪取。なかなか楽しかった試合。ナガサキ組はキャラが個性的でやられっぷりが良い。武藤は身軽な分、パワー不足。猪木とは違うタイプのスターになっていく途中の段階。


アントニオ猪木、坂口征二 vs. ケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴ

(1987年3月18日)

アントニオ猪木:特集(65)「80年代」

(内容)新日本の「黄金コンビ」が和製ヒールと対戦。まずはガウン姿の猪木、坂口が入場、花束贈呈。次いでワカマツと共にナガサキ組が入場し、竹刀で先制攻撃。うるさいワカマツがメガホンでアピール。坂口とポーゴでスタート。痛めつけられるポーゴ。坂口が鉄柱攻撃、パンチ、チンロック、スリーパー、ニーアタック。猪木は鉄拳、グラウンドでのヘッドロック。ナガサキは猪木の足を固めるなど器用なところを見せる。ポーゴが猪木にキャメルクラッチ。タッチせずにナガサキが交代して猪木にスリーパー(「いつの間にタッチした?」といった表情のレフェリー、ミスター高橋)。その後、ナガサキに坂口がバックブリーカー、ジャンピングニー、猪木はインディアンデスロック、弓矢固め、アリキック。そして坂口がポーゴにカウンターキック、猪木がトップロープからのニードロップ、コブラツイスト。ナガサキがミステイク。ポーゴに竹刀を誤爆。猪木がブレーンバスターでポーゴを仕留め、3カウント。試合後、ナガサキ組は竹刀で好き勝手に暴れ回って引き上げていった。猪木組の勝利は予想通り。しかし、最後に竹刀でやられて勝った気がしなかったのではないだろうか? こういった形のエンディングは「抗争をこれからも続けます」という意味が入っている場合が多いが、猪木とナガサキ組の抗争は実力差のためそれほど盛り上がらないのは確実だ。


アントニオ猪木 vs. ケンドー・ナガサキ

(1987年3月20日)

アントニオ猪木:特集(65)「80年代」

(内容)シングルでの決着戦。まずは赤いガウンの猪木が入場、花束贈呈。次いでワカマツ(衣装の背中に「うるせえ~ かえれ」の文字)に先導されてナガサキ(剣道の防具姿)が入場(手には竹刀)。猪木が先制攻撃。チョップ、鉄拳。ナガサキが反撃。闘魂タオルでチョーク、ニードロップ、グランドコブラ、パイルドライバー。再び猪木。アームブリーカー、延髄斬り、そして腕固めでナガサキからギブアップ勝ち。本来なら猪木はナガサキを相手にするような選手ではない。パワーが落ちてきたため仕方がない、といったところ。ナガサキにとっては猪木とシングル戦ができて良い思い出になったのでは?

特集(64)「80年代」
「猪木、藤波 vs. バンバン・ビガロ、ソイヤー」「猪木、藤波 vs. ウィリアムス、リック・スタイナー」ほか
特集(66)「80年代」

「vs. マサ斎藤」「猪木、坂口、藤原、星野、武藤 vs. 長州、藤波、前田、木村、S・S・マシン」ほか 

0 件のコメント:

コメントを投稿