2023年10月1日日曜日

アントニオ猪木:特集(62)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」86年の猪木。「vs. ハクソー・ジム・ドゥガン」「vs. スティーブ・ウィリアムス」「猪木、ケビン・フォン・エリック vs. 木村、武藤」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. ハクソー・ジム・ドゥガン

(1986年9月19日)

アントニオ猪木:特集(62)「80年代」

(内容)ドゥガンと対戦。以前、対決したときはドゥガンが押し気味で両者リングアウト。今回はどんな内容となるか?  猪木入場。ブロディとの最後のシングルのときと同様、白いメタリックカラーのガウン(ちょっと宇宙服っぽい)。そして赤ではなく紺色(?)の「闘魂タオル」(色を変えたのは心境の変化か?)。ドゥガンはバンダナを巻いて入場し、例の「腰に手を当てるポーズ」(意味不明。アメリカではウケているパフォーマンスだが、どういう意味があるのだろう?)。試合開始。足を取る動きを見せる猪木だが、相手の攻撃を受ける側に回る。ドゥガンがいちいちオーバーな動作を入れながらハンマーパンチ、クローズライン、ニードロップ、スリーパー、ベアハッグ、バックブリーカー、エルボードロップ。猪木がパンチ、張り手。しかし、ドゥガンが攻勢。パイルドライバー、ボディアタック、アメフト流タックル(迫力)。ドゥガンが二度目のアメフト流タックルを自爆。猪木が延髄斬り、3カウント勝利。延髄斬り一発で終わった試合。アレコレいろんな技で攻めたドゥガン。一発で終了。デカい身体で迫力はあったが、猪木といい勝負をするタイプではなかった。後にWWF、WCWのショープロレスで人気者になるが、それでよかったと思う。


アントニオ猪木 vs. スティーブ・ウィリアムス

(1986年10月13日)

アントニオ猪木:特集(62)「80年代」

(内容)おなじみ「ドクターデス」ウィリアムス。猪木とは過去にシングルで対戦済み。先に赤いガウンの猪木が入場、花束贈呈。次いでドクロマークが入った赤いジャンバーのウィリアムス。先制攻撃のウィリアムスがハンマーパンチからのスパインバスター。後頭部をしたたかに打った猪木はフォールを返せず。しかし、「ここで終わらせてはマズイ」と考えたか、ウィリアムスが自らフォールを解除。さらに逆水平、バックブリーカー。猪木は鉄拳、ボディアタックで反撃。その後、猪木がアームブリーカー、延髄斬り、ショルダースルー、アリキック、バックドロップ、ボディブロー。ウィリアムスはヘッドバット、ブレーンバスター(滞空時間長め)、パンチ、クローズライン、アメフト流タックル、パイルドライバー。場外戦。場外でもウィリアムスがパイルドライバー、そして鉄柵攻撃。さらに鉄柵攻撃で猪木がフェンスの向こうへ。試合終了。猪木の反則勝ち。最初に食ったスパインバスターが効いたか、猪木はパワーのない試合ぶり。当時は体力的にキツかったのだろう。ウィリアムスのパワーが目立った一戦だった。


アントニオ猪木、ケビン・フォン・エリック vs. 木村健吾、武藤敬司

(1986年11月3日)

アントニオ猪木:特集(62)「80年代」

(内容)「伝説の試合」。特に猪木と武藤に注目。「610」のジャンパーを着た武藤が木村と入場。次いで猪木が赤いガウン、ケビンが裸足で入場(この選手なぜいつも裸足だったんだろう? 試合中、滑ったり、足元がフラついたりしていたが)。おねえさんから花束贈呈。ケビンと武藤でスタート。動きが速い武藤。ケビンはドロップキック。交代した木村は猪木を要求。「ナメんなよ」とばかりに猪木がパンチ、アリキック。武藤のチンクラッシャーは猪木には効かない。木村が猪木にインディアンデスロック、武藤がケビンにシュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(着地タイプ)。ケビンが武藤にアイアンクロー、場外で鉄柱攻撃。武藤が出血し、ここから悲惨な内容に。猪木が武藤のキズにパンチ、キック、トップロープからのニードロップ、ブレーンバスター。武藤がケビンにジャーマンを使うが、ブリッジできず。しかし、スモールパッケージで3カウント。試合後も猪木と武藤がパンチの応酬。そして、武藤が猪木にサソリ固め。猪木が武藤に活を入れた試合。猪木はたぶん「武藤は次の新日本を背負う存在になる」と考えたに違いない。鉄拳制裁で武藤から根性を引き出した猪木。後の新日本の盛り上がりからすると、それは正しかったと言える。時代は猪木から武藤へ。今から思えば「時代の転換点」だった試合。

特集(61)「80年代」
「vs. スティーブ・ウィリアムス」「猪木、木村 vs. ウィリアムス、アレン」「vs. ブルーザー・ブロディ(猪木との最後のシングル戦)」
特集(63)「80年代」

「猪木、藤原喜明 vs. 前田日明、木戸修」(二試合)、「猪木、武藤 vs. バーバリアン、バート」 

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