2023年9月26日火曜日

アントニオ猪木:特集(59)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」86年の猪木。「猪木、上田馬之助 vs. アンドレ、ワイルド・サモアン」「猪木、坂口 vs. アンドレ、キューバン・アサシン」「vs. 藤原善明」を紹介します。

アントニオ猪木、上田馬之助 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント、ワイルド・サモアン

(1986年5月16日)

アントニオ猪木:特集(59)「80年代」

(内容)サモアンはサモア系アメリカ人。「プロレス一族」で、父は「ワイルド・サモアンズ」のアファ・アノアイ。WWF世界ヘビー級王者になったヨコズナ(ロドニー・アノアイ)、リキシ(ソロファ・ファトゥ)、ソロファの弟ウマガ(エディ・ファトゥ)は従弟にあたる。後、WWFで「ザ・ヘッドシュリンカーズ」なるちょっとヤバいコンセプトのキャラで活躍するサモアン。猪木相手にどんな試合を見せるか? まずは猪木組が入場。上田は竹刀を持参。花束贈呈。次いでワカマツに先導されてアンドレ組。上田とサモアンでスタート。上田のヘッドロックをサモアンがヘッドシザースで切り返す(器用で身のこなしが良い)。猪木はサモアンの腕を絞り、ボディアタック(珍しい)。アンドレは猪木にヘッドバット。その後、サモアンはチョップ、サイドバスター、ヘッドバット。上田はエルボー、クロスチョップ、クロー攻撃。猪木はスリーパー、アンドレをアームホイップ、サモアンにパンチ。アンドレはパンチ、腕固め(細かい技もできるのがアンドレのいいところ)、猪木と上田にボディブロー。サモアンが上田にチョークをお返し、地獄突き。上田がアンドレ&ワカマツと場外でやり合う。リング上ではサモアンが猪木にヘッドバットを食らわそうとして自爆。猪木が延髄斬り、カバー。ここで3カウントかと思われたが、レフェリー(ミスター高橋)はカウントを取らず、ゴングの要請。両者リングアウト。「試合の権利」は上田とアンドレにあった。個人的にはサモアンに注目した一戦。動きは悪くはなかった。やられた技でやり返す気の強さも良かった。ただ、猪木と勝負するレベルではなかった印象。後、WWFのキャラクタープロレスで活躍するが、それでよかったと思う。


アントニオ猪木、坂口征二 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント、キューバン・アサシン

(1986年6月6日)

アントニオ猪木:特集(59)「80年代」

(内容)アサシンはプエルトリコ出身。「キューバのゲリラ兵」キャラ。国際プロレス、第1次UWFに来日経験アリ。テネシー州メンフィス、カナダ・カルガリーでも活躍。まずはガウン姿の猪木組が入場し、キレイな女性から花束を受け取る。しかし、少し違和感。猪木の髪が短い。これから暑くなるから切ったのだろう、と思ったらさにあらず。女性問題でケジメを取って坊主にしたという(後に倍賞美津子との離婚につながる)。それから少し時間が経って髪が少し伸びた。次いでアンドレ組がワカマツに先導されて入場。赤のショートタイツのアンドレ。アサシンは迷彩服の軍人スタイル(カッコいい)。うるさいワカマツがゴング前にメガホンで吠えまくる。試合。アンドレと坂口でスタート。アンドレがチョップ、坂口もチョップ、トーキック。猪木組が二人がかりでアンドレを攻撃。アンドレのチョップがアサシンに誤爆するハプニング。そして捕まるアサシン。猪木がアームホイップ、スリーパー、ストンピング、ショルダースルー、坂口は腕を攻め、ジャンピングニー。タッチしてリングインするアンドレだが、レフェリー(ミスター高橋)はタッチを見ておらず、交代を認めない(笑いのシーン)。坂口をヘッドバット、チョップで痛めつけるアンドレだが、猪木のアリキック連発、延髄斬りでダメージ。その後、坂口がアサシンにアトミックドロップ。そして場外で猪木とアンドレがやり合い、ワカマツもちょっかいを出す。最後は猪木。バックドロップでアサシンから3カウント奪取。少し寂しさを感じた試合。アンドレは年を取った。動きは鈍く、人間エクソセミサイル(カウンターキック)は出せず。その代わりとしてこのところボディブローを使うようになった。もっと寂しいのがアサシン。特に何もできなかった印象。パンチを空振りし、相手の技を食らいまくる引き立て役に終わった。


アントニオ猪木 vs. 藤原善明

(1986年6月12日)

アントニオ猪木:特集(59)「80年代」

(内容)「第4回 IWGP公式戦」として行われた一戦。新日本に帰ってきたUWF勢の一人、藤原。前回、猪木にスリーパーで敗北。今回は勝ちたいところ。藤原が先制。フライングメイヤー連発からのスリーパー、首4の字(首への攻撃が多い)。猪木はインディアンデスロック、弓矢固め、スリーパー。互いにスリーパーにこだわる展開。その後、藤原がヘッドバット、チョーク、ダブルアームスープレックス。猪木はレッグシザース、パンチ、アリキック、ブレーンバスター。場外戦。場外でもスリーパーを使う藤原だが、鉄柱にぶつけられ出血。猪木がキズに鉄拳連発。それでもロープに振られるのを拒否する藤原。猪木が延髄斬り。タフなところを見せる藤原だが、ジャーマンで3カウントを聞いた。やっぱり猪木には勝てない藤原。この試合用に特別な技を用意してればよかったのに、といったところ。

特集(58)「80年代」
「vs. 藤原善明」「vs. ビリー・ジャック」「猪木、上田馬之助 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント、将軍KYワカマツ」
特集(60)「80年代」
「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」「vs. ディック・マードック(第4回 IWGP優勝決定戦)」「vs. アレックス・スミルノフ」 

0 件のコメント:

コメントを投稿