2023年9月25日月曜日

アントニオ猪木:特集(58)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」86年の猪木。「vs. 藤原善明」「vs. ビリー・ジャック」「猪木、上田馬之助 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント、将軍KYワカマツ」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. 藤原善明

(1986年2月6日)

アントニオ猪木:特集(58)「80年代」

(内容)新日本に帰ってきたUWF勢の一人、藤原。かつては猪木のセコンドに付いていたりしたが、今では敵対関係。どんな試合を見せるか? まずは藤原が前田日明らと共に入場。次いで猪木。花束贈呈。ゴング。ニラみ合いから猪木がパンチ、ストンピング。藤原はレスリングで勝負しようとし、猪木はディフェンスしながらバックを取るなどのグラウンド技。その後、藤原が首4の字、アキレス腱固め(UWFを象徴する技)、ヒザ十字、スープレックス、藤原流ヘッドバット。猪木はアリキック、ダブルアームスープレックス、アキレス腱固め(藤原に話しかける猪木。「技の掛け方」についてだったとか)、バックドロップ、ヘッドバット、ブレーンバスター、キック(前田がエキサイトしてクレームを付ける)。ケンカのようなシーンでは猪木優勢。そしてスリーパーでレフェリーストップ。猪木勝利。前田がすぐさまリングインし、猪木にハイキック(有名なシーン)。新日本勢とUWF勢が乱闘になった。猪木が格の違いを見せつけた試合。藤原は良い選手だが、猪木には敵わない。前田は荒削り。シングルで戦っていたとしても猪木が勝っていただろう。


アントニオ猪木 vs. ビリー・ジャック

(1985年3月14日)

アントニオ猪木:特集(58)「80年代」

(内容)ジャックとのシングル戦。以前戦ったときは猪木の延髄斬りであっけなく終わったが、今回はどうか?  ジャックが入場。手には小さい星条旗。猪木入場。セコンドに蝶野正洋、上田馬之助。花束贈呈(紳士的に受け取るジャック)。そこへワカマツが外人レスラー(スキンヘッド)を連れて現れる。メガホンで何やらアピールして退場。試合開始。猪木がアリキック、ボディスラム。筋肉を誇示するジャックはリフトアップ、力比べで優勢。その後、猪木がバックを取る動き、ストンピング、コブラツイスト、インディアン・デスロック。ジャックはトーキック、エルボー、ハンマーパンチといった打撃技。そしてジャックが強烈なブレーンバスター。しかし猪木が延髄斬りであっさり形勢逆転。ジャーマンでジャックから3カウント勝利。ジャックは筋肉マンながら身のこなしが速くて良い選手。しかし、猪木と勝負するにはもの足りない雑なところがあった。一方、フィニッシュにジャーマンを使った猪木。「天才」猪木もジャーマンはあまり上手くない(残念。「アゴが出ているから」という説があるが、そうではないと思う。ブリッジや引っこ抜くパワーに問題アリのような気がする)。


アントニオ猪木、上田馬之助 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント、将軍KYワカマツ

(1986年5月1日)

アントニオ猪木:特集(58)「80年代」

(内容)いつもはメガホンでがなるだけのうるさいワカマツが試合に出場。元・国際プロレスのワカマツ。1981年に国際プロレスが崩壊し、カナダのカルガリーへ。スチュ・ハートの「スタンピード・レスリング」で「ショーグン・KY・ワカマツ」として活躍。ダイナマイト・キッド、デイビーボーイ・スミス、ブレット・ハート、ジム・ナイドハートとも対戦。リングネームの「KY」とはかつてカナダにいた「KY」という悪将軍から取ったものらしい。アンドレは国際プロレスで試合をした過去。猪木と上田は日本プロレスでの因縁。「古い昭和」といった感じのマッチメーク。まずは上田、猪木が入場。花道で花束を受け取る。竹刀を持っている上田。これもまた今からすると「昭和」を感じる。次いでヘンな格好のワカマツ(妙なアイメーク)、赤のショートタイツのアンドレ入場。ムチを持っているアンドレ。ただでさえデカいのにムチを持ってさらに威圧感。ゴング前、ワカマツが何やらアピール(イチイチ面倒くさい奴)。上田とアンドレでスタート。猪木と組んでいるが、あくまで「ヒール」の上田。「やられ役」「反則役」に徹する。アンドレのヘッドバット、ワカマツ(いかにも「昭和の悪役」といった表情で相手を攻撃。ザ・シークっぽい)のキック、ロープでのチョーク攻撃、パンチを食らう。猪木登場。アンドレにボディブロー、ボディスラム、ストンピング。アンドレがパンチと噛みつきで反撃。ワカマツも猪木に蹴り、噛みつき、パンチ、ボディスラム。一連の噛みつきで出血の猪木。上田が凶器攻撃でワカマツを出血させ、さらに鉄柱攻撃、チョーク。猪木が復活。ワカマツに鉄拳、ブレーンバスター、アンドレに延髄斬りの後、ワカマツにも延髄斬り二発で3カウント。なかなか面白かった試合。実力はともかくワカマツはアイデアマン。妙なコスチューム、ベタな反則殺法。上田とシングルでやったら面白いだろう。アンドレが手首をロープにからませて動けなくなる「お約束」もあったユーモラスな一戦だった。

特集(57)「80年代」
「猪木、坂口 vs. 藤波、木村」「vs. ハクソー・ジム・ドゥガン」「猪木、山田恵一 vs. 木戸修、高田伸彦」
特集(59)「80年代」
「猪木、上田馬之助 vs. アンドレ、ワイルド・サモアン」「猪木、坂口 vs. アンドレ、キューバン・アサシン」「vs. 藤原善明」 

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