「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」85年の猪木。「vs. ブルーザー・ブロディ」「猪木、坂口 vs ブロディ、ジミー・スヌーカ」「vs. ディック・マードック」を紹介します。
①アントニオ猪木 vs. ブルーザー・ブロディ
(1985年10月31日:東京体育館)
(内容)すでに何度もシングル戦をやっている両者。いつも同じパターンのような気がするが、この試合はどんな内容となるか? 猪木が入場、花束贈呈。セコンドには桜田一男(ケンドー・ナガサキ)、越中詩朗、蝶野、武藤、橋本。なかなか入場しないブロディ。ようやく登場し、チェーンを振り回しながら客席に乱入。しかし、チェーンがイスにからまって外れなくなるハプニング(モタモタして実にカッコ悪かった)。そして藤波に暴行。猪木が怒りのパンチ、ストンピング、延髄斬り。その後はブロディが優勢。タックル、チョップ、ハンマーパンチ、ボディスラム、ニードロップ、ドロップキック(顔面)、ギロチンドロップ、場外でマットを剥がしてパイルドライバーしようとするが失敗、ハーフボストン、ジャイアントスイング、ボディプレス、ブレーンバスター、カウンターキック、アメフト流タックル二発、フライングボディアタック。猪木は受けに回りながら足を固める動き、ドロップキック、バックドロップ、アリキック連発、弓矢固め。そしてブロディが危険な技。セカンドロープからのニードロップ(ノド元直撃)、ジャンピングパイルドライバー。場外戦で猪木がリバーススープレックス、パイルドライバーでブロディが出血、キズにパンチ、ブレーンバスター、延髄斬り。ここでブロディがチェーンでチョーク攻撃。離さないのを見てレフェリーはブロディの反則負けの裁定。それでもチェーンでチョークを止めないブロディ。冒頭でやられた藤波がイスで報復。ブロディは客席に乱入しながら引き上げていった。かなり荒っぽかった試合。互いに激しくやり合った。特にブロディのセカンドロープからのニードロップが強烈だった。しかし、最後は藤波がおいしいところを持っていった印象。ブロディの背中をイスで「バーン!」。
②アントニオ猪木、坂口征二 vs. ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカ
(1985年11月29日:北九州市立総合体育館)
(内容)初代IWGPタッグ王者を決める「IWGPタッグリーグ戦」開催。猪木組が先に入場し、花束贈呈。ブロディがチェーンを振り回しながら入場。いつものパターンだが、会場のファンは盛り上がっている。猪木と坂口は共に肩にアザのような痕(治療の痕らしい。見た目が良くないのが難点)。坂口がブロディに先制攻撃するが、チェーンで首を絞められる。その後、坂口がブロディのリストを取り、猪木はドロップキック、パンチ。スヌーカには猪木がキーロック、坂口はアトミックドロップ。ブロディはキックを同士討ちするドジを踏んだが、猪木にカウンターキック。スヌーカはチョップ、エルボー、スリーパーを使うが、相手に押され気味。ブロディが坂口にギロチンドロップ。猪木がブロディにアリキックからの延髄斬り。坂口がブロディにジャンピングニー。ブロディ組を同士討ちさせるなどの連携を見せるが混戦の中、ブロディが坂口にキングコング・ニードロップで3カウント。ブロディが新日二大トップに勝利。スヌーカが狙われると思ったが、坂口が仕留められてしまった。キングコング・ニードロップはジャイアント馬場もフォール負けした荒技。この敗北は仕方がない。
③アントニオ猪木 vs. ディック・マードック
(1985年12月10日)
(内容)何度も戦っている両者。ムチャな試合にはならないような気がする一戦。マードック、次いで猪木が入場。ゴング。力比べ、ヘッドロック。その後はマードックが攻める。エルボードロップ、ニードロップ、ストンピング、ドロップキック、チンロック、ハンマーパンチ、延髄斬り、スイング式ネックブリーカー、カーフ・ブランディング、垂直落下式ブレーンバスター。猪木はドロップキック、パンチ、アリキック、インディアンデスロック、弓矢固め。最後は猪木が畳み掛ける攻撃。デッドリードライブ、サイドスープレックス、延髄斬りで3カウント勝利。この二人の試合は「どちらが勝つか」ではないような気がする。マードックとしては見せ場のエルボードロップ、カーフ・ブランディング、垂直落下式ブレーンバスターを出せたら「勝ち」なのだ。
「猪木、坂口 vs. 藤波、木村(IWGPタッグ戦)」「猪木、アンドレ vs. ディートン兄弟」「vs. スティーブ・ウィリアムス」
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