「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」85年の猪木。「vs. ブルーザー・ブロディ」(二試合)「猪木、坂口 vs. ジャイアント・マシン、スーパー・マシン」を紹介します。
①アントニオ猪木 vs. ブルーザー・ブロディ
(1985年8月1日)
(内容)次第に関心が薄れてきた感があるブロディとの試合(個人的に)。似たようなパターンが続いているのが原因。まずは赤いガウンの猪木が入場、女性たちから花束贈呈。そしてブロディがいつものようにチェーンを振り回しながら吠えまくってリングイン。ハイテンションのブロディをスヌーカが「落ち着け」といった感じでなだめる。ゴング。ニラみ合い。猪木がブロディのカウンターキックをキャッチ。ブロディのシューズが「スポッ」と抜けた(過去にブロディのシューズが脱げたことがあっただろうか?)。その後、両者の得意技が炸裂。ブロディがゴリラスラム(ボディスラム)、蹴り、逆水平、ハンマーパンチ、ブレーンバスター、ギロチンドロップ。どれも迫力だが、技をするときに一つ一つ間が空くのが気になる。猪木は4の字、ストンピング、アリキックで足を攻め、コブラツイスト、フルネルソン、ドロップキック。そして畳み掛けるように延髄斬り二連発、トップロープからのニードロップ、バックドロップ、延髄斬り(三発目)、ブレーンバスター。場外戦。マットを剥がしてブロディがパイルドライバー。リングでニードロップの後、再び場外で鉄柱&イス攻撃(&新日の若手に蹴り)。猪木がイスで反撃。リング上でもイスを使って猪木の反則負け。さらにチェーンでブロディを痛めつけ、鉄拳、延髄斬り。やられたブロディは観客席になだれ込んで客にパンチ。激しかった試合。これまでのブロディ戦で最も迫力があった。どうやらこの二人は細かい技の攻防よりもケンカマッチの方が合うようだ。試合中、何度か若手(蝶野ら)がブロディにやられていたが、今となってはいい想い出なのでは?
②アントニオ猪木 vs. ブルーザー・ブロディ
(1985年8月3日)
(内容)ハワイでの一戦。まずは赤いガウンの猪木が入場。次いでブロディがチェーンを振り回しながらリングイン。共にロープワーク。ブロディがタックル、ヘッドロック、カウンターキック、ボディスラム、スリーパー、ギロチンドロップ、ドロップキック。猪木はブレーンバスター(観衆が沸いた)、ドロップキック、畳み掛けるようにボディブロー、パンチ、延髄斬り二連発、バックドロップ、そしてスリーパー、トップロープからのニードロップ。ここで場外戦。もみ合いの中、両者リングアウト。この裁定に不満のブロディがレフェリー(ミスター高橋)にカウンターキック(喜ぶ観客。警備員も笑っていた)。最後は「お決まりの結末」だったが、共に持ち味を発揮してよかったのではないか? ただ、全体的に観客席は静かだったように映像では見えた。
③アントニオ猪木、坂口征二 vs. ジャイアント・マシン、スーパー・マシン
(1985年8月30日)
(内容)伝説のタッグチーム。アンドレ・ザ・ジャイアントとマスクド・スーパースターがマスクマンコンビとしてマシン軍入り(ストロング・マシン1号(平田淳嗣)がスーパーストロング・マシンとなり、マシン軍と決裂。そして新日本離脱。マシン軍が消滅してしまったため、新日本は急遽アンドレとスーパースターをマスクマンに仕立てることにしたという)。まずはガウン姿の猪木組が入場。次いでワカマツと共にマシン軍。試合開始。猪木が先制攻撃し、坂口とジャイアントでスタート。マスクを被っているが、試合ぶりは普段と同じマシン軍。ただ、アンドレは動きがいつも以上に重い印象(コスチュームのせい?)。ジャイアントがショルダークロー、人間エクソセミサイル、サバ折り、フロントネックロック。スーパー・マシンもショルダークロー。猪木はアームブリーカー、キーロック、インディアンデスロック。坂口はニードロップ。動きが重いジャイアントだが、両腕ラリアットで猪木、坂口を倒し、さらに坂口にラリアット。カバーするジャイアントに猪木が攻撃。ゴング。どうやら猪木組の反則負けらしい。決着後も乱闘。そしてジャイアントがロープに腕をからませる「お約束」。マシン軍が合体ラリアット。アイデアが面白かった試合。でも、ウケたのは最初の入場の部分だけだったような気がする。いわゆる「出オチ」。
特集(51)「80年代」
「vs. ブルーザー・ブロディ、バッドニュース・アレン」「vs. ブロディ、キングコング・バンディ」「vs. ブロディ」
「vs. ジャイアント・マシン」「vs. 藤波辰巳」「vs. 猪木、藤波 vs ジャイアント・マシン、スーパー・マシン」
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