2023年9月17日日曜日

アントニオ猪木:特集(50)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」85年のIWGP。「vs. ハルク・ホーガン、マイク・シャープ」、IWGP戦「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」「vs. ホーガン」を紹介します。

アントニオ猪木、木村健吾 vs. ハルク・ホーガン、マイク・シャープ

(1985年5月31日)

アントニオ猪木:特集(50)「80年代」

(内容)マイク・シャープは「アイアン・マイク・シャープ」とも呼ばれる男。シャープ兄弟の弟マイク・シャープの息子。どんな試合を見せるか? ホーガン(赤い法被姿。お祭り?)、シャープが入場。次いで赤いガウンの猪木、木村が入場。選手のコール時にWWFベルトを誇示するホーガン。木村とホーガンでスタート。ホーガンが腕やバックを取る動き。その後、交替して登場の猪木はホーガンに「出てこい」とアピール。出てこないホーガン。猪木がシャープの足を固める。木村とシャープがチョップ合戦。猪木とホーガン。ホーガンが腕を取ったり、ヘッドロックしたり。猪木はバックドロップ、ボディスラム、ストンピング。シャープはラフファイター。ツープラトン・エルボー、ハンマーパンチ、ロープ上段でチョーク、ダブル・クローズライン。ホーガンが木村にエルボー、ショルダーブリーカー、場外でブレーンバスター。そして猪木とホーガン。猪木が張り手を使うが、ホーガンが猛攻。バックドロップ(やられた技でやり返すホーガン。根に持つ性格?)、ジャンピングニー、エルボー、ヘッドバット、アックスボンバー、ベアハッグ。シャープが木村の稲妻、猪木の鉄拳を食らう。猪木とホーガン。猪木がトップロープからのストンピング、ドロップキック。ホーガンが猪木と木村にアックスボンバー。最後は猪木。逆さ押さえ込みでシャープから3カウント勝利。敗北に怒りのホーガンが木村にアックスボンバー。全体的にホーガンが迫力だった試合。第二回IWGP決勝での妙な負け方でやや色あせた感のあったホーガンだが、WWF王者になって貫禄が増した印象。アックスボンバーも相変わらずの迫力。シャープは単なるラフファイター。新日本での活躍はあまり期待できそうにない動きだった。


アントニオ猪木 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント

(1985年6月11日)

アントニオ猪木:特集(50)「80年代」

(内容)1985年度IWGP優勝戦。「WWFシリーズ」というのもあってリングサイドにはビンス・マクマホン(隣に座っているのはリンダ?)。最初に赤いガウンの猪木が入場。次いでワカマツと共にグリーンのショーツタイツのアンドレ。フランス、日本の国歌演奏。試合はアンドレが優勢。ヘッドバット、フェイスロック、チョップ、スリーパー、ショルダークロー、猪木の両肩に座る(スゴイ重さ、圧力)、ヒザ蹴り、ヒップドロップ連発。やられっぱなしの猪木だが、さらにアンドレが攻撃。スリーパー、後ろからヘッドバット、フロントネックロック。猪木がボディブローを打つが、アンドレはビクともしない(さすが土手っ腹)。アンドレが人間エクソセミサイル(カウンターキック)、場外でボディスラム。ここからが勝負。猪木がアンドレの背後からドロップキック。場外で鉄柱攻撃。エプロンにいるアンドレに延髄斬り。ロープに腕をからませるアンドレ。その状態でリングアウト負け。結末がマヌケだった一戦。「アンドレ」と言えば「ロープに腕をからんで動けなくなるシーン」。いつもはそのシーンはユーモラスな雰囲気を試合に加味するだけだが、今回はそれがフィニッシュ。回を重ねるごとに妙な感じになっていくIWGP。「世界一のレスラーを決める大会」がこんな結末でいいのか?


アントニオ猪木 vs. ハルク・ホーガン

(1985年6月13日)

アントニオ猪木:特集(50)「80年代」

(内容)スペシャルマッチ。アンドレを破ってIWGP優勝の猪木。IWGPは当時「年に一度の大会」だったが、特例として「猪木の防衛戦」としてホーガン戦が行われることに。赤い法被にWWFベルトを腰に巻いたホーガン。猪木は赤いガウン。アメリカ、日本の国歌演奏。リング上には立会人としてビンス・マクマホン。試合の前にレフェリー(ミスター高橋)がホーガンのボディチェック。そこへ猪木が延髄斬り。場外にエスケープしたホーガンは困り顔。その後は一進一退。ホーガンが張り手、腕を取る動き、バックブリーカー、ブレーンバスター、エルボー、ボディスラム、場外で鉄柵攻撃&ボディスラム。猪木はスリーパー、首4の字、エルボーやストンピングの連続攻撃。ホーガンが畳み掛ける。ジャンピングニー、バックドロップ、エルボードロップ、アックスボンバー(コーナーでの串刺しタイプ)、二発目のアックスボンバー(普通タイプ)は空振り、場外でのアックスボンバー(鉄柵での串刺しタイプ)は成功。しかし、猪木が場外で延髄斬り。先にリングに戻った猪木がリングアウト勝ち。試合後、マクマホンからIWGPベルトが猪木に授与された。どこかで観たような内容だった試合。「第二回IWGP決勝」のラストと似た場外戦。どちらもフォール負けするわけにはいかなかったのだろうが、つまらない結末。勝って喜んでいた猪木。当時のファンはこの試合を観てどう思っただろう?  プロレスをエンターテイメント化するのであれば、それなりの結末を用意しないとファンは納得しないだろう。

特集(49)「80年代」
「vs. アンドレ、スヌーカ」「vs. アンドレ」「vs. キングコング・バンディ、マードック、アドニス」

特集(51)「80年代」

「vs. ブルーザー・ブロディ、バッドニュース・アレン」「vs. ブロディ、キングコング・バンディ」「vs. ブロディ」

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