「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」マシン、アンドレと猪木(84年)。「猪木、藤波vs. マシン」「猪木、アンドレ vs. マシン」「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」を紹介します。
①アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. ストロング・マシン1号・2号
(1984年11月30日)
(内容)先にガウン姿の猪木組が入場。セコンドに蝶野正洋。次いでワカマツに先導されてマシン軍&ヒロ斎藤。リングサイドに上田馬之助が現れて、会場を後にする。マシンが先制攻撃。タックル、チョップ、ストンピング、エルボーといった打撃系。猪木が「闘魂タオル」をコブシに巻いてパンチで反撃。その後、マシンはバックブリーカー、実にわかりやすいラリアット同士討ち、合体ラリアット、合体ギロチンドロップ、ツープラトンのブレーンバスター。藤波はこの試合では相手の技を受ける役どころで、ドロップキック、トップロープからのニードロップ、弓矢固め、ドラゴンスープレックス(迫力)。猪木は足を固める動き(これをやると相手の勢いを奪えるだけでなく、試合がドタバタした雰囲気にならずに済む)、ダブルアームスープレックス、腕ひしぎ、コブラツイスト。最後は猪木。コーナーに登ったマシンをデッドリードライブ、そして延髄斬りで3カウント勝利。決着後、ヒロと藤波がやり合った。理想的なパターンで猪木組が勝利。藤波のドラゴンスープレックス、猪木の延髄斬りがキレイに決まって良かった。マシンは合体技や交代しながら攻撃。どっちが1号か2号かがわかりにくいが、ガタイが良くて動きが重い方が2号だと思う(違う?)。
②アントニオ猪木、アンドレ・ザ・ジャイアント vs. ストロング・マシン1号・2号
(1984年12月6日)
(内容)猪木が因縁のアンドレとタッグ。アンドレが不機嫌そうに入場。観客を蹴散らすようにリングサイドを蹂躙し、トップロープをまたいでリングイン。次いで猪木が入場。アンドレに握手を求める(ニラみつけるアンドレだが、ようやく応じてくれた)。そしてワカマツに先導されてマシン軍。アンドレが二人を同時に相手する。チョップ、パンチ、ヘッドバット、同士討ち、相手に肩の上に座る(メチャ重い)。猪木は逆水平、ブレーンバスター、足を固める動き、ダブルアームスープレックス、延髄斬り。マシンは押され気味。足を取ったり、ラリアットをかまそうとしたり。フィニッシュにかかるアンドレ。人間エクソセミサイル(カウンターキック)からのヒップドロップ。ところが逃げられ、ヒップドロップ不発。にもかかわらずマシンを押さえ込んで3カウント勝利。最後がなかなかの珍シーンだった試合。アンドレは体重が増えた(動きが重く、つまづいて転倒するシーンも)。技が決まらなくてもそのまま押さえ込めば相手をフォールできるほど重いアンドレだが、ヒップドロップの失敗は残念すぎる出来事だった。また、アンドレの髪がいつものカーリーヘア(ヅラ)ではなく、短めだったのも全盛期を過ぎた印象を残した。
③アントニオ猪木 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント
(1984年12月8日)
(内容)猪木がアンドレとシングル戦。猪木が赤いガウンで入場。次いでアンドレが橋本真也に先導されて入場。試合開始。やはり動きが鈍いアンドレ。猪木を捕まえようとするが逃げられる。アンドレが猪木のバックを取るが、猪木はカンガルーキックで脱出。猪木のパンチでアンドレの腕がロープにからむ「お約束」。アンドレはヘッドバットを見せるが、劣勢。猪木がドロップキック、ボディスラムからおなじみ「トップロープからのニードロップ」(自爆)、腕ひしぎ。延髄斬りでピンチのアンドレが場外にエスケープ。猪木を場外に引きずり落としてリングに戻らせない作戦。両者リングアウト。「アンドレ時代の終わり」を感じさせた一戦。存在感はあったが、モタモタした動きのアンドレは迫力が半減。大型選手であるため仕方がないことではあるが。
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