「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負(84年)。「vs. 長州力、アニマル浜口、谷津嘉章」「vs. マシン1号・2号、ヒロ斎藤」「vs. マシン2号」を紹介します。
①アントニオ猪木、藤波辰巳、木村健吾 vs. 長州力、アニマル浜口、谷津嘉章
(1984年9月18日)
(内容)8月2日に猪木とのシングル戦でグランドコブラで敗れた長州。6人タッグに登場。まずは長州組(維新軍)が入場。次いで猪木組。小さい子から花束贈呈。木村と谷津でスタート。猪木と長州に交代、かと思ったら、猪木はすぐに藤波にタッチ。谷津が藤波にショルダーブリーカー、猪木と谷津はグラウンド、アニマルが猪木にランニングネックブリーカー。交代が速い維新軍。木村が捕まる。長州のオクラホマスタンピード、谷津のブルドッキングヘッドロック、アニマルのバックフリップ、ツープラトンのブレーンバスター。藤波のジャーマンに谷津はパワースラムで報復。藤波がアニマルにブレーンバスター、猪木はアリキック、ダブルアームスープレックス。木村が「太鼓の乱れ打ち」、長州のサソリを食う。猪木が長州に延髄斬り、卍固め。最後は木村と長州。稲妻レッグラリアートを決めた木村だが、長州がスモールパッケージ。維新軍が勝利し、リングに小林邦昭、寺西勇が。勝利を喜ぶ維新軍がなぜかレフェリーのミスター高橋と次々に握手。タッチが速い維新軍はタッグ戦に強い。しかし、猪木と長州の関わりはこの試合では少な目。この後、維新軍は新日本を離脱し、全日本へ。今から思うと「維新軍、新日本離脱」は長州にとっては「武者修行」のようなものだった印象。
②アントニオ猪木、星野勘太郎、木村健吾 vs. ストロング・マシン1号・2号、ヒロ斎藤
(1984年10月19日)
(内容)6人タッグ。まずは武藤敬司、ジョージ高野、山田恵一らにガードされて猪木組が入場、花束贈呈。そしてマシン軍&ワカマツ(メガホン&ムチ)。ヒロは竹刀を持って入場。猪木のコールと同時にマシン軍が先制。どちらが1号か2号かはわからないが、豪快な場外ダイブ(プランチャ)。試合は木村が先発。マシン軍が打撃系の技(チョップ、キック、タックル、ヘッドバット、ラリアット)、バックブリーカー、合体ラリアット、トップロープからのダイビングヘッドバット(自爆)。ヒロはセントーン、ジャーマン。木村は稲妻、星野はトップロープからのヒップドロップ。猪木はアリキック、逆水平、延髄斬り(二発)。得意の「トップロープからのニードロップ」を仕掛けようとする猪木だが、足を引っ張られて失敗。それが「反則」になって猪木組の勝ち。しかし、マシンが二人がかりで猪木を攻撃し、鉄柱攻撃で猪木出血。ここで引き上げればいいのにマシン軍はさらにアピールしてドロップキックなどを食らう。「ワカマツ」というキャラのせいなのか、マシン軍はどこかユーモラス。「攻撃→反撃される」というパターンを見せる役どころ。長州がいなくなった新日本。第二回IWGP優勝戦もイマイチ。この時期が猪木にとって大きなターニングポイントだったような気がする。
③アントニオ猪木 vs. ストロング・マシン2号
(1984年11月1日)
(内容)注目のシングル戦。タッグ戦ではやりたい放題のマシン軍だが、シングルではどうか? まずは赤いガウンの猪木が入場、花束贈呈。照明が消され、マシン(三人いる)&ワカマツ(メガホン&ムチ)入場。2号はアメフトスタイルに赤いマスク。何と猪木コーナーにもマシンが(背が高い。ジョージ高野っぽい体格)。場外戦。マシンがチョップ、ストンピング、足を固める動き、ニードロップ。猪木はインディアンデスロックからの弓矢固め、アリキック、ドロップキック連発。そして猪木が延髄斬り。ぶっ倒れるマシン。さらにもう一発。ぶっ倒れたマシンだが、カウント2で跳ね返す(何ともタフな2号)。ここでマシン軍が乱入。猪木側のマシンも乱入し、その後マスクを脱ぐ(正体はやっぱりジョージ高野だった)。結果は「2号の反則負け」だと思うが、「引き分け」といった感じの終わり方。しかし、延髄斬り二発を返すとは(「返してはいけない技」なのかと思っていたが)。2号の頑丈さが印象に残った試合。当時は増えていくマシン軍団を見て「一体どこまで増えるのだろう?」「その正体は?」と思ったものです。
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