2023年6月6日火曜日

アントニオ猪木:特集(43)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負(84年)。「vs. ハルク・ホーガン(第二回IWGP優勝戦)」「vs. 長州力」「vs. ストロング・マシン」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. ハルク・ホーガン

(1984年6月14日)

アントニオ猪木:特集(43)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)第二回IWGP優勝戦。まずは猪木が入場(蝶野正洋、橋本真也、藤波辰巳、高田伸彦、後藤達俊、ブラックキャット、佐野直喜といったセコンドたち)。ホーガンはいつもの黒いガウン(背中に「一番」「サンダーリップス」)ではなく、IWGPのベルトを腰に巻いて入場(左ヒジにテーピング)。それぞれがリングインのときに花束贈呈。選手のコール&大量の紙テープ。猪木を挑発するホーガン。猪木が張り手で先制。ホーガンがグラウンド、エルボードロップ、バックブリーカー、投げ捨てるようにボディスラム。その後、猪木のコブラツイスト、腕ひしぎ、バックドロップにホーガンが同じ技でやり返すパターン。猪木が技を掛けるたびに盛り上がる観客席。延髄斬りを見せた猪木。ホーガンはギロチンドロップ、アックスボンバー(空振り)、場外でブレーンバスター。両者リングアウト。延長。猪木が4の字。エプロンで4の字を掛けたまま、またしても両者リングアウト。延長。この展開にさすがのファンも不満そう。ホーガンが至近距離でアックスボンバー。さらに二発目のアックスボンバー、ジャンピングニー、場外でアックスボンバー。その後、両者場外へ。ここで有名な「長州乱入」。猪木、次いでホーガンにリキラリアット。先にリングに戻った猪木がリングアウト勝ち。ファンの不満がピークに達し、リングにモノが投げ入れられた。ディック・マードックが現れ、結果に納得できないホーガンをなだめる。未だに謎のこの試合。なぜ、長州は試合をぶち壊したのか? 一説によると「猪木優勝」と「スーパースターになったホーガンに完敗させるわけにはいかない」という条件を満たすため、このような結末になったという。会場では「猪木優勝」に喜んでいたファンもいたが、シラけていたファンも多かった。プロレスファンが減っていくのはこういった演出の結果によることが多い。


アントニオ猪木 vs. 長州力

(1984年8月2日)

アントニオ猪木:特集(43)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)先に猪木が入場。いつもの赤いガウン。そして長州。選手のコールは長州、猪木の順。腕やバックを取り合う展開。パワーアップした長州。猪木を強引に持ち上げて落とす。猪木はブレーンバスター、リバーススープレックス、飛びつきヘッドシザース、張り手&パンチ、ジャーマン、延髄斬り(当たり浅め)。長州はサソリ、腕ひしぎをディフェンスされてきたが、ついにサソリ(猪木が腕立て伏せのように体を上げ、体をひねってサソリから脱出)。その後も長州はリキラリアットからのサソリ、首4の字、ひねりを加えたバックドロップ、オクラホマスタンピード、カナディアンバックブリーカー。リキラリアットを決めた長州。もう一発食らわそうとするがかわされ、グランドコブラ。3カウント。猪木が切り返し技で勝利。細かいところではまだまだ猪木の方が上。しかし、逆さ押さえ込みを返すなど長州は全体的に以前より強くなっていた。


アントニオ猪木 vs. ストロング・マシン

(1984年9月7日)

アントニオ猪木:特集(43)「80年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)伝説のマスクマンが登場。セコンドのワカマツ、もう一人のマスクマンと共にマシンが入場。青いマスクにマント、コスチュームはアマレスのもの。いつもの赤いガウンで猪木が入場、花束贈呈。マシンが青いマスクを脱いで赤マスクに。ワカマツのアピールに猪木がイラつく。マシンが先制。猪木とミスター高橋にタックル。そして猪木に畳み掛ける攻撃(トーキック、ボディスラム、ニードロップ、ブレーンバスター、ストンピング)。新日本の若手(後藤達俊ら)にもタックル。猪木は逆水平、マスクに手を掛けるありがちな反則、延髄斬り、ダブルアームスープレックス。やられる度にエスケープするマシンだが、コブラツイストで反撃。それを切り返して猪木が卍固め。ここでワカマツが乱入。反則で試合終了。ワカマツが猪木を捕まえ、マシンがタックル。同士討ち。タックルを食ったワカマツ。マシン、もう一人のマスクマンに付き添われてさっさと引き上げていった。第二回IWGP優勝戦、その後新日本を去る長州力との最後のシングル戦を終えた猪木。次の企画は「マシン軍団との抗争」。ストロング・マシンはタックル、打撃系の攻撃を使うガッチリした体格の男。正体はともかく、実力者。ただ、「ワカマツ」というキャラ、ベタな同士討ちでユーモラスな雰囲気。シン、ハンセン、アンドレ、ホーガンらと戦ってきた猪木の抗争相手としては格下の印象。

特集(42)「80年代」
「猪木、藤波 vs. 長州力、マサ斎藤」「vs. アドリアン・アドニス」「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」

特集(44)「80年代」
「vs. 長州力、アニマル浜口、谷津嘉章」「vs. マシン1号・2号、ヒロ斎藤」「vs. マシン2号」 

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