「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負(84年)。「猪木、藤波 vs. 長州力、アニマル浜口」「vs. 長州力」「vs. マスクド・スーパースター」を紹介します。
①アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. 長州力、アニマル浜口
(1984年3月16日)
(内容)正規軍と維新軍の対決。長州と因縁がある藤原喜明が場外から長州を挑発。藤波と長州でスタート。藤波がドロップキック、サソリで先制攻撃。その後は維新軍の攻撃を藤波が受ける展開。アニマルがバックドロップ、エルボー、ハーフボストン、長州がサソリ、ツープラトンのブレーンバスター、太鼓の乱れ打ち、オクラホマ・スタンピード。猪木は長州に弓矢固め、アリキック、ストンピング連発、鉄拳制裁、ブレーンバスター、アニマルに延髄斬り(空振り)。藤波はアニマルにブレーンバスター、長州に延髄斬り。アニマルにサソリを仕掛けた藤波に長州がラリアット。猪木がアニマルに延髄斬り。アニマルをフォールする藤波だが、レフェリー(ミスター高橋)はなぜかカウントを取らない。場外で長州と藤原がやり合った後、リング上に正規軍と維新軍が全員集合(坂口も)。結末が不透明だった試合(「まだまだ抗争は続きます」といった感じ)。長州は猪木に吠えていたが、しかしやっぱり正直なところ猪木と長州では格が違いすぎる。猪木の延髄斬り空振り、(試合後の)寺西勇の気合いの入った表情が印象に残った試合だった。
②アントニオ猪木 vs. 長州力
(1984年4月19日:蔵前国技館)
(内容)「正規軍 vs. 維新軍 5対5勝ち抜き戦」で行われた試合。ゴング前、アニマル浜口が長州にビンタで気合いを入れる。力比べ。長州が腕を取り、張り手、カナディアンバックブリーカー(リバーススープレックスで返された)、バックドロップからのリキアリアット&サソリ、オクラホマ・スタンピード(維新時代の得意技)、首4の字。猪木は足を取り、キーロック(かけられたまま持ち上げる長州)、張り手連発(序盤にやられた仕返し?)、レッグシザース、畳み掛けるように張り手連打&延髄斬り&ドロップキック&ボディスラム&トップロープからのニードロップ&卍固め(崩れた)。再び猪木が延髄斬りからの卍固め。ギブアップしない長州。「レフェリーストップ」扱いで猪木が勝利。一気に技を仕掛ける猪木の爆発力が迫力だった試合。長州は強いが、猪木はアンドレ、ハンセン、ホーガンらと戦ってきた男。そういう選手と比べると長州は猪木の敵ではなかった。
③アントニオ猪木 vs. マスクド・スーパースター
(1984年4月)
(内容)新日本の常連外国人のスーパースター。今回は金地に黒い星のマスク。猪木は例の赤いガウン。花束贈呈。ゴツい上半身を誇るスーパースターがタックル、場外で鉄柵攻撃(二回)&アトミックドロップ、チンロック。猪木はヘッドシザース、腕ひしき、腕へのストンピング、スリーパー。猪木をコーナーに逆さ吊りにしてタックルをかまそうとするスーパースター。自爆。猪木がトップロープからのニードロップ、延髄斬り、卍固めでギブアップ勝ち。猪木の畳み掛けるフィニッシュとスーパースターのタックル自爆が見せ場だった試合。フィニッシュホールドがあるのかないのかよくわからないスーパースターという男。そのため、マスク以外のインパクトに欠けるところがあった。
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