「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負。「vs. アドリアン・アドニス」「vs. ラッシャー木村、アニマル浜口」「vs. 長州力、マサ斎藤」を紹介します。
①アントニオ猪木 vs. アドリアン・アドニス
(1982年12月)
(内容)黒いバイカースタイルのアドニス(カッコいい。後にWWFでヘンなキャラをやらされてしまったのが残念)。猪木は赤いガウン。ゴング前、アンドレ・ザ・ジャイアントが乱入して猪木に何やらアピール。そこへホーガン(負傷して頭に包帯)がやってきてアンドレを攻撃。しかし、ホーガンはタオルでのチョーク攻撃、猪木はヘッドバットをそれぞれやられてしまった。猪木とアドニスの試合。足を攻める動きが目立つ。腕を取るアドニスに猪木がエルボー。力比べ。猪木が足を固める動き、サバ折り、インディアンデスロック。アドニスは鉄柱で足攻め、スピニングトーホールド。猪木が鉄拳制裁(アドニスがロープにからまる)、仕返しの鉄柱攻撃、コブラツイスト。アドニスが仕掛ける。マンハッタンドロップ、そしてトップロープからのエルボー。これを盛大に自爆。猪木が延髄斬りからのバックドロップで3カウント勝利。アンドレとホーガンが目立ってしまった感があったシングル戦。アドニスはコスチュームとエルボー攻撃が良かったが、「引き立て役」に終わった。
②アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. ラッシャー木村、アニマル浜口
(1983年1月6日)
(内容)新国際軍団とのタッグ戦。まずはラッシャー組が入場。気合いが入っているアニマル。花束で女性たちやレフェリー(ミスター高橋)を殴りつける(ヒドい。キレイな女性にそんなことをするとは。実にけしからん奴だ)。次いでガウン姿の猪木組(猪木は紫、藤波は黒のガウン)。藤波とラッシャーでスタート。藤波が張り手、ヘッドロック。ラッシャーがチョップ、アニマルはエルボー。その後はめまぐるしい展開。猪木がラッシャーに4の字。藤波はラッシャーをブレーンバスターしようとするが持ち上げられず、逆に投げられる。猪木組が二人がかりでラッシャーにアームブリーカー。藤波とアニマルがいい勝負。アニマルがパイルドライバー、アトミックドロップ、エアプレンスピンからのバックフリップ。藤波はバックドロップ、ブレーンバスター、ボストンクラブ。ラッシャーが藤波にブルドッキングヘッドロック、ヘッドバット、ラリアット。猪木が仕上げに入る。アニマルに卍固め、そして延髄斬り(頭の先っちょに「カツン」といった感じの当たり。マトモに入るより効いた?)で3カウント。ヒールっぽい雰囲気を出しながら敗北した新国際軍団。やっぱりこういうポジション。「負け役」といった感じの負け方。猪木よりも藤波の方が新国際軍団とは面白い試合になるような気がした。
③アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. 長州力、マサ斎藤
(1983年2月3日)
(内容)メキシコ遠征でカネックを破り、UWA世界ヘビー級王座を獲得した長州。自信をつけて凱旋帰国。1982年10月8日、後楽園ホールでのアブドーラ・ザ・ブッチャー、バッドニュース・アレン、S・D・ジョーンズ組との6人タッグマッチで藤波と仲間割れ。狙いは藤波ではなく、猪木。「維新軍」を結成し、猪木ら「新日本正規軍」に対抗。これはそういった状況でのタッグ戦。まずは長州、マサが入場。次いで猪木組。場外でラッシャーらがアピールするが、キラーカーン(維新軍)がニラんで追い出す。花束贈呈。猪木とマサでスタート。張り手合戦。長州組は連携プレー。藤波を攻撃。マサが腕をロックしてスープレックス、ツープラトンのブレーンバスター、ひねりを加えたバックドロップ。藤波は長州にトップロープからのニードロップ。猪木がマサにコブラツイスト。長州組が猪木の腰を攻める。長州がサソリ、ボストンクラブ。マサはグランドコブラ。そして猪木。マサにローリングクラッチ、延髄斬り。さらに延髄斬りで3カウント。決着後、長州が猪木、藤波にリキラリアット。最後は猪木が定番の勝ち方だった試合。受けて立つ、といった形で長州組の「引き立て役」に回った感。負けたが、マサはスープレックスに見応えがあった。
「vs. マサ斎藤」「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」「vs. ハルク・ホーガン」
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