「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負。「vs. ラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇(変則マッチ)」「vs. キラー・カーン、タイガー戸口」を紹介します。
①アントニオ猪木、藤波辰巳 vs. ラッシャー木村、アニマル浜口
(1982年10月26日)
延髄斬りでぶっ飛ぶアニマル |
(内容)旧国際軍団に髪を切られた猪木。どんな試合を見せるか? ラッシャーは静かな雰囲気。アニマルは気合いが入った感じで観客に何やらアピール。レフェリーのミスター高橋。「凶器チェック」でラッシャー組とモメる。試合は藤波とアニマルでスタート。アニマルのやられっぷりのよさが目立つ。猪木がラッシャーにキック、場外戦(腕を攻撃)。再び藤波とアニマル。勢いがありすぎて自分から場外に落ちるアニマル。藤波がブレーンバスター。ラッシャーは藤波にパイルドライバーを決めたが猪木の4の字に苦戦。藤波もアニマルに4の字。ここで寺西勇が乱入。旧国際軍団の反則負け、と思ったら試合再開。サポーターに何やら仕掛けをするラッシャー。猪木、藤波をそれで攻撃するが、アニマルがやらかす。トップロープからリングインしたアニマルに猪木がボディスラム、延髄斬り。うつぶせのアニマルにギロチンドロップで猪木が3カウント奪取。試合後、ハサミを持ち出した寺西。猪木がそれを取り上げ、寺西を散髪。猪木が試合に勝ち、髪の報復も達成。「今度は三人まとめて相手してやる」とゼスチャーでアピール。
②アントニオ猪木 vs. ラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇
(1982年11月4日)
(内容)三人を相手に「変則タッグマッチ」。旧国際軍団側は二人がかりで攻撃することは許されず、味方がピンチの時でもカットに入ることができないルール。つまり「常に一対一で戦う」試合。そのためレフェリー(山本小鉄)に加え、二人のサブレフェリーが試合を監視。まずは三人が入場。次いで赤いガウンの猪木。小鉄らがラッシャー組を「凶器チェック」。ラッシャーが先発するが、スピードで猪木。ヘッドロック、スリーパー、首4の字、張り手。寺西にチンロック。アニマルは猪木の足を攻める。猪木がラッシャーに4の字。カットに入ろうとするアニマルを小鉄がテイクダウンさせる。交代した寺西。腕ひしぎでギブアップ。残り二人。猪木がアニマルにダブルアームスープレックス。ラッシャーがチョップ、チョークで荒い攻撃。チョークを離さないラッシャーの頭を小鉄がキック。猪木がラッシャーに腕ひしぎ。アニマルがギロチンドロップでカット(サブレフェリーは間に合わず)。アニマルが頑張る。猪木の足をじっくりと攻め、エアプレンスピンからのバックフリップ。ラッシャーが猪木の足にストンピング連発。猪木は張り手で応戦。交代してリングインしたアニマルに延髄斬り。3カウント。残るはラッシャーのみ。バックドロップを決めた猪木だが、さすがに疲れたかラッシャー優勢。ボディスラムからのカバー、トーキック、場外で鉄柵・鉄柱攻撃。そしてラリアット。足がロープにからんだまま猪木のリングアウト負け。決着後も混乱。旧国際軍団と新日本勢がもみ合い。坂口がリング上を一掃(スゴイ)。猪木が惜しくも敗れた伝説の試合。「三対一」はやっぱりムリがあったか。しかしながら、旧国際軍団は残念。猪木を仕留めるような技を持っていない人たち。この試合ではアニマルがよく目立っていた(小鉄も)。
③アントニオ猪木、ハルク・ホーガン vs. キラー・カーン、タイガー戸口
(1982年12月10日)
(内容)「第3回MSGタッグ・リーグ戦優勝決定戦」として行われた一戦。カーン、戸口は日本よりもアメリカで名を売っている二人。どんな動きを見せるか? 試合は四人がそれぞれ相手方に捕まってピンチなってしまうパターン。猪木とカーンでスタート。カーンが猪木にモンゴリアンチョップ、戸口はハンマーパンチ、二人がかりでの攻撃。ホーガンは大柄な戸口を軽くボディスラムするが、カーンのモンゴリアンチョップ、チンロック、戸口のパンチで出血。猪木が戸口にドロップキック、カーンをパンチで流血させる。ホーガンがカーンにギロチンドロップ。猪木が捕まる。カーンのニードロップ、ストンピング、ギロチンドロップ、ハーフボストン、戸口の足攻め。ホーガンが戸口にジャンピングニー、エルボードロップ、ニードロップ。猪木が逆襲。カーンの額のキズにキック、戸口に腕ひしぎ、アームブリーカー。ホーガンも戸口にアームブリーカー、そしてアメプロらしいターンバックルに連続でぶつける攻撃。猪木が締めに掛かる。戸口に弓矢固め、ブレーンバスター、コブラツイスト。コブラツイストを切り返されてしまった猪木。ホーガンがリングインし、カーン、戸口にアックスボンバー。猪木が延髄斬りからの卍固めで戸口からギブアップ勝ち。猪木組優勝。カーン組はヒールっぽい打撃系の攻めが多く、最後は猪木の必勝パターン&ホーガンのアックスボンバー。「役者が違う」といった結末となった。
「vs. アドリアン・アドニス」「vs. ラッシャー木村、アニマル浜口」「vs. 長州力、マサ斎藤」
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