「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」1982年に行われた猪木の名勝負。「vs. 藤波辰巳」「vs. スコット・マギー」「vs. カネック」を紹介します。
①アントニオ猪木 vs. 藤波辰巳
(1982年3月19日)
(内容)注目のシングル戦。元「付き人」藤波が猪木にどこまでやるか? 背中に龍がデザインされたジャンバーで藤波が入場。猪木は赤いガウン。高田伸彦、山崎一夫と入場。花束贈呈。握手して試合。ドロップキックで先制攻撃の藤波。「勝った」と思ったようだが、カウントは「ツー」。ここからは猪木。アリキック連発から藤波を場外に落とし、ターンバックル攻撃。そしてグラウンド、ボディスラム、ヘッドロック、ヘッドシザース、ボディシザース、張り手。藤波がコブラツイスト、ダブルアームスープレックス、ドラゴンロケット。しかし、場外で猪木がバックドロップ。エプロンサイドの藤波に延髄斬り二発。カウントを取るミスター高橋。カウントアウト。どうやら猪木の「KO勝ち」らしい。グラウンドでの攻防と場外戦がポイントだった試合。ヘッドシザースなどの足を使って切り返すグラウンドでの動きが新日本らしくて面白かった。
②アントニオ猪木 vs. スコット・マギー
(1982年6月18日)
延髄斬りを狙う猪木 |
(内容)当時、猪木は右膝の負傷で欠場が続いていたという。この試合はその復帰第1戦。マギーはイギリス人。いわゆる「ランカシャー・レスリング」をやる男で、ハーリー・レイスのNWA王座に挑戦したことがあるとか。握手してスタート。マギーがヘッドロック。猪木はヒザ蹴り、張り手。なんとマギーが猪木のアリキックをキャッチ、バックドロップ。しかし、そこまで。猪木が延髄斬りからのバックドロップでアッサリ3カウント勝利。非常に短かった試合。延髄斬りとバックドロップが見られたため、会場の猪木ファンはそれなりに満足したと思うが、あまりにも早い決着はいかがなものか? マギーは後、WWFにも参戦。
③アントニオ猪木 vs. カネック
(1982年7月6日)
(内容)メキシコのマスクマン、カネック。メキシコでは体格が大きい方であり、初代タイガーマスクとの試合ではパワーで優勢だったが、猪木とはどうか? 比較的地味なマスクのカネック。猪木は赤いガウンで入場。花束贈呈。猪木が攻める。ヘッドロック、足を固める動き、アリキック、スリーパー(強引)、延髄斬り、手刀、アリキック。カネックが反撃。パンチ、エルボー、ランニングネックブリーカー。アルゼンチンバックブリーカーを決めたカネックだが、猪木がそれを切り返して卍固め。ギブアップ、猪木勝利。これも短めの試合だった。カネックは微妙な男。メキシカンとしては大型だが、世界的には別に大きくはない。アンドレ・ザ・ジャイアントをボディスラムで投げたというウワサがあるが本当だろうか?
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