2023年1月28日土曜日

アントニオ猪木:特集(21)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負。「不沈艦」「ブレーキの壊れたダンプカー」スタン・ハンセンとの四試合を紹介します。

アントニオ猪木 vs. スタン・ハンセン

(1977年9月2日:愛知県体育館)

アントニオ猪木:特集(21)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座にハンセンが挑戦。ブルロープで観客をしばきながらハンセンが入場。セコンドには外国人レスラーたち。次いで猪木が赤いガウンで入場。猪木に花束贈呈。エキサイトしているハンセンには花束ナシ。日米国歌演奏。「60分1本勝負」。まずは力比べ。猪木はハンセンの勢いをそごうとする攻め。ヘッドロック、レッグシザース、トップロープからのドロップキック、張り手&パンチ連発。ハンセンは腕を取り、ボディスラム、エルボー、トーキック、ラリアット(カウンター気味)。場外でセコンドにアシストされ、ハンセンがラリアット。倒れた猪木を坂口が起こそうとするが、立てず。「猪木のリングアウト負け」だと思ったか、ファンがリングにモノを投げ入れる。試合再開。ハンセンのラリアットをかわした猪木がバックドロップで3カウント勝利。ハンセンには荒っぽいパワーがあったが、最後はやっぱり猪木。巧さでは猪木が上だった。


アントニオ猪木 vs. スタン・ハンセン

(1979年6月7日:蔵前国技館)

アントニオ猪木:特集(21)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)「第2回MSGシリーズ優勝戦」として行われた「時間無制限1本勝負」。ステッキを持ったフレッド・ブラッシーに先導されてハンセンが入場。猪木はヘビのイラストが入った白いガウン、青いタオル(普通のタオルでも猪木が身につけると「闘魂タオル」?)。まずは力比べ。猪木がヘッドロック、エルボー。ハンセンがエルボーでお返し、強烈なボディスラム。その後、ハンセンが荒っぽいハンマーパンチ、ニードロップ、スリーパー。猪木は卍固め(崩れて失敗)、逆水平。ハンセンのラリアットがマトモに炸裂。さらにパイルドライバーを使うなど畳み掛ける攻め。再びラリアットを狙うハンセン。猪木がエルボーアタックでそれを阻止し、ドロップキック、ボディスラム、そしてトップロープからのボディアタックで3カウント。猪木が優勝。凄まじいラリアットが「ドカン」と決まったときはハンセンが勝ったと思ったが、スタミナ的にその時点では猪木はまだまだ大丈夫だったようだ。


アントニオ猪木 vs. スタン・ハンセン

(1980年2月8日:東京体育館)

アントニオ猪木:特集(21)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座にハンセンが挑戦。ハンセンがブルロープで周囲を威嚇しながらリングインし、テキサスロングホーン。猪木は濃紺のガウン(背中には富士山と「闘魂」)。両選手に花束贈呈、国歌演奏。「61分1本勝負」。基本的な戦い方は共に変わらない。ハンセンはパワー、猪木はそのパワーを封じようとする技。猪木がボディスラム、張り手、インディアンデスロック、首固め、ドロップキック、卍固め、(場外で)リバーススープレックス、バックドロップ。ハンセンはフルネルソン(カンガルーキックで脱出する猪木)、エルボー、場外戦に持ち込もうとして逃げられ、スリーパー、ストンピング、ハンマーパンチ、ラリアット(強烈)、ボディプレス(自爆)。猪木が得意の「ボディスラム→トップロープからのニードロップ」に行こうとしたが、失敗。エプロンサイドでラリアットを食ってリングアウト負け、王座移動。外人勢と勝利を喜ぶハンセン(その中にはマサ斎藤の姿も)。ハンセンのラリアットが迫力だった試合(後にホーガンが同じようなパターンで猪木をKOしたが、そのシーンによく似ていた)。王座を獲るにふさわしいパワーを見せたハンセン。これによってレスラーとしての「商品価値」がかなりアップしたのでは?


アントニオ猪木 vs. スタン・ハンセン

(1981年4月23日:蔵前国技館)

アントニオ猪木:特集(21)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)空位のNWF王座。猪木とハンセンが決定戦。先に紺色ガウンの猪木が入場。ハンセンはいつものテンガロンハットとブルロープなしで入場。国歌演奏。「60分1本勝負」。最初にボディスラムを決めた猪木だが、ハンセンがパワーで押す。スリーパー、ハンマーパンチ、ニーアタック、ニードロップ、トーキック、ドロップキック、ボディプレス(自爆)、パンチ、ラリアット(強烈)、ブレーンバスター。猪木はレッグシザース、アームホイップからの腕ひしぎ、アリキック、ドロップキック、延髄斬り、コブラツイスト。押され気味の猪木が一気に爆発。延髄二連発、トップロープからの延髄ニーアタック、トップロープからのニードロップで3カウント勝利。強烈なラリアットを食いながらも最後は猪木が畳み掛ける攻撃。テクニックではやはり猪木だった印象。試合後、ハンセンの方から握手を求め、猪木もそれに応じた。 

リンク

特集(20)「70年代」
「vs. 上田馬之助(伝説のデスマッチ)」「vs. クリス・マルコフ」「vs. ジャック・ブリスコ」

特集(22)「80年代」
タッグ戦「vs. ハルク・ホーガン、スタン・ハンセン、タイガー・ジェット・シン、上田馬之助」ほか

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