2023年1月15日日曜日

アントニオ猪木:特集(19)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負。「vs. ブルート・バーナード」「vs. タイガー・ジェット・シン」「vs. ルー・テーズ」「vs. ビリー・グラハム」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. ブルート・バーナード

(1975年2月4日:大阪府立体育会館)

アントニオ猪木:特集(19)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木が「野獣」と対戦。バーナードは日本プロレスにも来たことがあり、大木金太郎を大怪我させている。赤いタイツ姿で何かを叫びながら入場するバーナード。リングインして首を「ひょこひょこ」動かす。赤いガウンの猪木が入場。セコンドに山本小鉄。ステキなおねえさんがバーナードに花束を渡そうとするが、怖がって近づけず。ゴング。猪木が背中に張り手をかますとバーナードは変顔でアゴを殊更に突き出す(猪木のマネ?)。その後、猪木がタックル連発、ボディスラム、腕を固める攻め。バーナードはストンピング、タイツから凶器を出して攻撃(使用後はタイツに隠して証拠隠滅)、場外でテーブル攻撃・パンチ・鉄柱攻撃、噛みつき。やられ放題の猪木だったが、インディアンデスロック、パンチ、凶器を奪って反撃。そして手刀連発からのブレーンバスターで猪木が3カウント勝利。負けたバーナードは暴れながら退場していった。実に「昭和の悪役レスラー」だったバーナード。凶器攻撃にオーバーアクション&変顔。身体が重そうで動きはイマイチだったが、キッチリとキャラ通りの動きを実行した。そんなバーナード。1984年に拳銃で死去(63歳)。真相は不明だが、身体の不調、事故が原因とされている。


アントニオ猪木 vs. タイガー・ジェット・シン

(1975年3月13日:広島県立体育館)

アントニオ猪木:特集(19)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座を懸けた一戦。まずは赤いガウンの猪木が入場。次いで挑戦者の「狂虎」シン。ターバンに緑のコスチューム。サーベルをくわえて入場。前回「腕折り」されたため、右腕にサポーターを着けている。「60分1本勝負」。互いに警戒、パンチ、腕を取り合う。そしてシンがコブラクロー、パンチ、場外戦で鉄柱&イス攻撃。猪木はレッグシザース、シンの右腕にキーロック&ストンピング、弓矢固め(失敗)、逆水平連発、コブラツイスト。そして再び場外戦。猪木がバックドロップ。しかし、リングに戻り、シンがブレーンバスター式ボディスラムからのパンチで3カウント勝利。リングには観客席からモノが投げ込まれた。シンが王座獲得。首をしつこく攻め、凶器攻撃。最後は喉元へのパンチ。いわゆる「一点集中」。猪木は受けに回るシーンが多かった。


アントニオ猪木 vs. ルー・テーズ

(1975年10月9日:蔵前国技館)

アントニオ猪木:特集(19)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座を懸けた一戦。猪木は32歳、テーズは59歳、特別レフェリーでアントニオ・ロッカ。猪木がヘッドロック。テーズが素早くバックドロップ。グラウンドでも身のこなしが速いテーズ。腕を固める動き、チョーク気味の絞めで無理矢理猪木を引き倒し、ドロップキック、バックドロップ(二発目)。猪木はリバーススープレックスなどを見せ、最後はバックドロップのお返しからブロックバスターで3カウント勝利。ゴッチは年を取っても身体がゴツかったため、猪木の攻撃を阻止できたが、テーズはこの頃は細身。猪木がパワー負けすることはなかったが、テーズは59歳とは思えない動きの速さを見せた。 


アントニオ猪木 vs. ビリー・グラハム

(1976年9月10日:品川スポーツランド)

アントニオ猪木:特集(19)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木がWWWFの「スーパースター」と対戦。オレンジのガウンの猪木。グラハムはバンダナと紫色の変わったコスチューム。セコンドのイワン・コロフが猪木に何やらアピール(後、猪木のNWFヘビー級王座に挑戦。その前フリを思われる)。両選手に花束贈呈。筋肉パフォーマンスを見せるグラハム(後にハルク・ホーガンが彼のパフォーマンスをそっくりマネして新しい「スーパースター」となった)。猪木のシューズのヒモにクレームをつけ、ハンマーパンチで不意打ち(セコい)。そしてカナディアンバックブリーカーで猪木を場外に(パワーは見事)。猪木がエキサイト。張り手&逆水平連発、チョーク、ストンピング、アリキック、足を固める。グラハムがハンマーパンチ、キッチンシンク、ストンピング、ベアハックで反撃。しかし、猪木が背後からドロップキック、ブレーンバスター、そして卍でギブアップ勝ち。試合後、コロフが乱入したが、アリキックで撃退した。猪木が畳み掛ける攻めでWWWFのトップに快勝。グラハムはパフォーマー。キャラは面白いが、テクニック的にはそこそこ。でも個人的にはこういう選手も悪くはないと思う。

リンク

特集(18)「70年代」
「vs. タイガー・ジェット・シン」「vs. 大木金太郎」「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」「vs. ストロング小林」

特集(20)「70年代」
「vs. 上田馬之助(伝説のデスマッチ)」「vs. クリス・マルコフ」「vs. ジャック・ブリスコ」

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