2023年1月5日木曜日

アントニオ猪木:特集(18)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」猪木の名勝負。NWF戦「vs. タイガー・ジェット・シン」「vs. 大木金太郎」「vs. アンドレ・ザ・ジャイアント」「vs. ストロング小林」を紹介します。

アントニオ猪木 vs. タイガー・ジェット・シン

(1974年6月26日:大阪府立体育会館)

アントニオ猪木:特集(18)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座を懸けた一戦。挑戦者のシンは「狂虎」。サーベルを持って入場。観客に何やらアピール。「60分3本勝負」。猪木が先制攻撃、パンチ。シンは凶器攻撃(使用後はタイツに隠す)。力比べから猪木がドロップキック。しかし、ここまで。その後はシンがやりたい放題。コブラクロー、場外戦でもコブラクロー。クローを離さないシンにレフェリーのミスター高橋がストンピング。鉄柱攻撃で猪木が流血し、やられ放題のまま、両者リングアウト。二本目も狂乱殺法のシン。凶器攻撃、噛みつき、場外でイス攻撃。ついに猪木が反撃。タックル、イス攻撃、そして伝説のアームブリーカー(二発)。痛めたシンの腕にストンピング(まさに「キラー猪木」)。戦闘不能で猪木が勝利、王座防衛。シンは盛り上げようとしてアレコレやったのだろうが、腕を痛めてしまい、外国人レスラーたちに付き添われて退場。有名な「腕折り事件」が起こった試合。しかし、骨折させたわけではなく、「脱臼」だったらしい。互いにエキサイト。「暗黙の了解」を超えた結果に。セコンドの山本小鉄やミスター高橋がシンの蛮行を止めさせようとしたシーンも印象的だった。


アントニオ猪木 vs. 大木金太郎

(1974年10月10日:蔵前国技館)

アントニオ猪木:特集(18)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座を懸けた一戦。挑戦者の大木は猪木のデビュー戦の相手。日本プロレス時代からの因縁がある。白いガウンの大木がまず入場。次いで赤いガウンの猪木。ステキなおねえさんたち(外国人の女性も)から花束贈呈。「君が代」演奏。「時間無制限1本勝負」。レフェリーは豊登。ゴング前、いきなり猪木が大木にパンチ。試合は噛み合わない展開。猪木がヘッドロック、エルボー、ダブルアームスープレックス。大木は足を取ったりする動き、ブレーンバスター、そして頭突き連発。流血しながら耐えた猪木がパンチで反撃。最後はバックドロップで猪木が3カウント勝利、王座防衛。頭突きが得意技の大木。それに猪木が耐えたことで「どっちが上か」が明らかに。古い因縁に決着を付けた。


アントニオ猪木 vs. アンドレ・ザ・ジャイアント

(1974年12月15日:ブラジル、サンパウロ)

アントニオ猪木:特集(18)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座を懸けた一戦。まずはアンドレ入場。次いで赤いガウンの猪木。花束贈呈&キス、国歌演奏。「時間無制限1本勝負」。ゴング前、握手。デカさでアンドレ優勢。なんとかかわす猪木。アンドレがヘッドロック、腕を絞る、ヘッドバット、ベアハッグ、カウンターキック、デッドリードライブ。巨体ながら動きが速い。猪木は背後からのドロップキック、ストンピング、パンチ、首投げ、ドロップキック(ロープに腕をからませるアンドレ)、弓矢固め(失敗)、インディアンデスロック。そして猪木が飛びつき式キーロック。それを持ち上げるアンドレ。両者もつれ合って場外へ。両者リングアウト。引き分けで猪木、防衛。結末はそこそこ。内容も後に両者の試合で何度も見られる「定番の動き」。しかし、現地のファンは喜んでいたようだ(特にアンドレがロープにからまったシーン)。


アントニオ猪木 vs. ストロング小林

(1974年12月26日:蔵前国技館)

アントニオ猪木:特集(18)「70年代」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

(内容)猪木のNWF王座を懸けた再戦。試合地は前回と同じ蔵前。挑戦者の小林は国際プロレスのエースだった男。前回とは違い、ヒゲを生やし、白いガウン。猪木はオレンジ色のガウンで、坂口に先導されて入場。セコンドに山本小鉄。花束贈呈、「君が代」演奏。「時間無制限1本勝負」。猪木がドロップキック連発からのボディスラムで体固め。小林の足がロープに掛かっているのを見逃したレフェリー(外国人)が3カウント。まさかの秒殺? リングに紙クズが投げ込まれる。「誤審」ということで再開。その後、小林はパワー作戦。ヘッドシザース、ハンマーパンチ、トーキック、ストンピング、ベアハッグ、コーナーでタックル連発、アトミックドロップ(二発)、ヘッドロック。猪木は張り手で相手を挑発、インディアンデスロックからの鎌固め、弓矢固め、パンチ合戦、スリーパー&目つぶし、ボストンクラブ(腕力で返された)。場外戦。鉄柱攻撃で小林が流血(前回は猪木が流血だった)。猪木がパンチ連発、卍固め。二度目の卍でレフェリーストップ。猪木が二連勝。畳み掛ける攻撃が効果的だった。小林はゴツくてパワーはあるが、動きがイマイチ遅め。タフでスピーディな猪木の敵ではなかった。 

リンク

特集(17) 「70年代」
「vs. ジョニー・パワーズ」「vs. ストロング小林」「vs. アーニー・ラッド」

特集(19)「70年代」
「vs. ブルート・バーナード」「vs. タイガー・ジェット・シン」「vs. ルー・テーズ」「vs. ビリー・グラハム」

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