新日本プロレスの武藤。1995年、IWGP王者に。「vs. ホーク・ウォーリアー(防衛戦)」「vs. スティング(スペシャルマッチ)」「vs. 平田淳嗣(防衛戦)」を紹介します。
①武藤敬司 vs. ホーク・ウォーリアー
(1995年7月13日、札幌中島体育センター)
(内容)IWGPヘビー級王者、武藤の防衛戦。ホークは「ロード・ウォリアーズ」でおなじみの昭和時代からのスター。ホークが腕を取る、タックル、フィストドロップ、トップロープからのボディプレス(自爆)、場外でクローズライン、ブレーンバスター、ギロチンドロップ、ショルダーブリーカー、トップロープからのクローズライン、パワーボム(二発)。武藤は王者らしく相手の技を受けながら足を攻め、フラッシングエルボー、4の字、スペースローリングエルボー(キャッチされて失敗。この頃はもうこの技は読まれて使えなくなっていた)、場外で鉄柵攻撃&スペースローリングエルボー(よけられて失敗)。ホークの得意技を受けきった武藤。シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトは返されたが、ミサイルキックからの二度目のムーンサルトで3カウント勝利。「時の流れ」を感じた一戦。昭和プロレスのファンからすると、ホークがフォール負けするのはちょっとしたショック。確かにホークは直線的な動きが多いが・・・。
②武藤敬司 vs. スティング
(1995年9月23日、横浜アリーナ)
(内容)IWGP王者、武藤のノンタイトル戦。WCW時代からのライバルでありアメリカでは大スターのスティングと対決。パワーを見せるスティング。力比べはスティングが優勢か。武藤がソバットからのフェイスクラッシャー、バックドロップ、スペースローリングエルボー、ミサイルキック。スティングはリフトアップ、フェイスクラッシャー、クローズライン、パワーボム、ミサイルキック、バックドロップ、投げっぱなしジャーマン。スティングの攻撃をフランケンシュタイナーで切り返した武藤。雪崩式フランケンシュタイナー、ムーンサルト二連発で3カウント勝利。過去に何度も戦っている二人。共通の技もあるが、体のしなやかさでは武藤。しかもWCW時代よりも体格も大きくなった。実力的にはスティングを超えていたように見えた。
③武藤敬司 vs. 平田淳嗣
(1995年9月25日、大阪府立体育会館)
(内容)武藤のIWGP防衛戦。タッグで活躍することが多い平田が挑戦。平田がヘッドバット、エルボー、ラリアット、DDT、ジャーマン、トップロープからのダイビングヘッドバット(自爆)、ライガーボム、トップロープからのダイビングヘッドバット(成功)。武藤はソバット、フラッシングエルボー、キーロック、ドラゴンスクリューからのアキレス腱固め、スペースローリングエルボー(キャッチされて投げっぱなしジャーマンを食う)、フランケンシュタイナー、ミサイルキック。最後は武藤。この当時の必勝パターン、雪崩式フランケンシュタイナーからのムーンサルトで3カウント、王座防衛。平田のライガーボムも良かったが、この頃は武藤が王者として勢いがあった時期。キーロックという昔ながらの技も使いつつ、パワーアップした体格でのムーンサルトで快勝。
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