新日本プロレスの武藤。1995年、IWGP王者に。「vs. 天山広吉」「武藤敬司、飯塚孝之 vs. ヘル・レイザース」「武藤敬司、平田淳嗣 vs. スコット・ノートン、マイク・イーノス」を紹介します。
①武藤敬司 vs. 天山広吉
(1995年6月14日、日本武道館)
(内容)橋本真也を破って初めてIWGPヘビー級王者となった武藤の初防衛戦。天山は当時、昇り調子で自信タップリな表情。セコンドには蝶野正洋、ヒロ斎藤。場外では長州力が試合を監督。力比べ、グラウンドの展開。天山が延髄斬り、ヘッドバット、モンゴリアンチョップ、トップロープからのダイビングヘッドバット、肩車式バックドロップ、パワーボム、ジャーマン、ムーンサルト(自爆)、ニールキック、ムーンサルト、マウンテンボム(二回)。武藤は首4の字、フラッシングエルボー、場外でフェイスクラッシャー(二回)、ミサイルキック、スリーパーからのドラゴンスリーパー、バックドロップ、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(着地タイプ)、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(自爆)、スペースローリングエルボー(キャッチされた)、パンチ&キック(天山が出血)、卍固め。流血で動きがやや鈍くなった天山に武藤が畳み掛ける攻撃。ミサイルキック、雪崩式フランケンシュタイナー、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトで3カウント。ムーンサルトを決め技に持つ者同士の一戦は王者、武藤に軍配。天山も持ち技をフルに出すなど悪くはなかったが、ややパワー不足だったか。フィニッシュのムーンサルトが迫力だった試合。
②武藤敬司、飯塚孝之 vs. ヘル・レイザース
(内容)タッグ戦。「ヘル・レイザース」はホーク・ウォーリアーとパワー・ウォーリアー(佐々木健介)のチーム。真っ直ぐなパワーファイトが得意。この試合では飯塚をターゲットにする。武藤は4の字、スペースローリングエルボー(キャッチされた)、ミサイルキック、卍固め、フェイスクラッシャー。飯塚はドロップキック、裏投げ、ブリザードスープレックス。パワーはバックドロップ、オクラホマスタンピード、フェイスクラッシャー、パワースラム。ホークはハンマーパンチ、逆水平、キャメルクラッチ、リフトアップ、ブレーンバスター、武藤&飯塚にクローズライン。そしてパワーが飯塚にノーザンライトボム。ヘル・レイザースのダブルインパクトで3カウント。試合終了後、武藤にもダブルインパクト、ホークがイス攻撃。ヘル・レイザースがパワーで快勝。いつものような試合ぶりではあったが、ホークのリフトアップ、ブレーンバスターはいつ見ても迫力。飯塚の裏投げ、ブリザードも良かった。
③武藤敬司、平田淳嗣 vs. スコット・ノートン、マイク・イーノス
(内容)タッグ戦。ノートン&イーノスの筋肉コンビ。イーノスがクローズライン、キレイなフロントスープレックスを見せる。ノートンもクローズライン、タックル。平田はラリアット、バックドロップ、魔神風車固め、トップロープからのダイビングヘッドバット。武藤はスペースローリングエルボーからのフェイスクラッシャー、ミサイルキック、卍固め(うまく決められず)、合体技(パイルドライバー、ドロップキック、ブレーンバスター)。ムーンサルトをキレイにノートンに決めた武藤だが、タッグ戦のためカットされてフォールならず。最後はノートンがパワースラムで平田から3カウント。クローズライン(ラリアット)が多く見られた試合。平田はマシンのマスクをかぶると迫力があるが、素顔だともう一つのような気がする。使う技も中身も変わらないのになぜだろう?
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