新日本プロレスの武藤敬司。「NWOムタ」としてWCW参戦。「グレート・ムタ、蝶野正洋 vs. スタイナーズ」「ムタ、蝶野 vs. パブリック・エナミー」「vs. グレート・ニタ」を紹介します。
①グレート・ムタ、蝶野正洋 vs. スタイナーズ
(1997年7月13日、フロリダ)
(内容)NWOに加入したムタ。WCWの「バッシュ・アット・ザ・ビーチ」に登場。黒い蝶野、ドクロの仮面のムタが入場。ムタの顔には「nWo」と書かれたペイント(これってやっぱりカッコ良くない。一体誰のアイデア?)。スタイナーズは日本でもおなじみのリック&スコットの「狂犬兄弟」。ムタ組が先制攻撃をかけるが、スタイナーズはクローズラインですぐさま反撃。その後、ムタはソバット、スペースローリングエルボーからのフェイスクラッシャー、フラッシングエルボー、雪崩式フランケン、ドラゴンスクリュー。蝶野が試合を盛り上げようとする。リングサイドの客と口論したり(仕込みの客?)、ケンカキック(リックの頭にガツン)、肩車式バックドロップ。スタイナーズはパワーを見せる。スコットがスタイナー・ドライバー、リフトアップ、セカンドロープからのベリー・トゥ・ベリー、フランケン(ムタに雪崩式でやられたお返し)。リックは犬のポーズ、クローズライン、ベリー・トゥ・ベリー、トップロープからのブルドッキングヘッドロック、(ムタのスペースローリングエルボーをキャッチして)投げっぱなしジャーマン。最後はスタイナーズ。危険な合体DDTでムタから3カウント。NWOはWCWでは乱入などでつまらない結末になることが多かったが、この試合は新日本のような感じで見応えがあった。よく頑張ったムタ組ではあるが、パワーではスタイナーズだった。
②グレート・ムタ、蝶野正洋 vs. パブリック・エナミー
(内容)WCWでの試合。ムタ組がまず入場。セコンドにはNWOのビンセント(WWFでもおなじみ)。次いでパブリック・エナミー(ロッコー・ロック & ジョニー・グランジ:髪を染めて金髪にしているのがグランジ。ECWでも人気があったコンビ)。手を振るポーズをしながらテーブルを持ち込む(カットされた映像だったため、試合でテーブルを使ったのかどうかは不明)。受けに回るムタ組。エナミーがパンチ、観客へのアピール(盛り上がる会場。人気があるのはいいけど、ちょっとアピールが多い)、ネックブリーカー、サマーソルト攻撃。結局はムタ&蝶野(当然?)。ムタがグランジに毒霧、そして蝶野がケンカキックで3カウント勝利。個性を出しながら客を楽しませるのがアメリカンプロレス。ムタもいつもの「スペースローリングエルボーからのフェイスクラッシャー」を出せてよかった。
③グレート・ムタ vs. グレート・ニタ
(1999年8月28日、神宮球場)
(内容)危ない試合が新日本マットで実現。ノーロープ有刺鉄線バリケードマット電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ(長い)。時間無制限1本勝負。白いコスチュームのニタが棺から登場。黒いペイント、毒霧噴射。背中には「忍邪」とある。ムタは黒いコスチュームで、「ターミネーター」(?)みたいな仮面をかぶって入場。白と黒のペイント。レフェリーは「WAR」のTシャツ姿。鎌と毒霧の試合。ニタが鎌で攻撃。そしてヘンな動きをしたり、変顔したり(「危ない人」って感じ)。互いに電流爆破を食らう。技としては、ニタはDDT、ヘッドバット、パワーボム、ムタはフラッシングエルボー。ニタがタイガー・ジェット・シンばりの火炎殺法。ムタは火炎殺法を失敗(火がつくのが早かった?)。タイマー作動でリング下の火薬が爆発。ドリフのコントみたいになってしまうニタ。そして再び電流を浴びたニタにムタが鎌攻撃で3カウント。「勝負」としてはそれほどでもなかった試合。「どんな内容になるのだろう?」という感じで観戦できたという意味では面白い試合だった(ような気がする)。
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