新日本プロレスの武藤敬司。「グレート・ムタ」として活躍。「vs. ハルク・ホーガン」「vs. 橋本真也(IWGPヘビー級王座戦)」「ムタ、ホーガン vs. ヘル・レイザース」を紹介します。
①グレート・ムタ vs. ハルク・ホーガン
(1993年5月3日、福岡ドーム)
(内容)IWGP王者のムタ。WWF王者ホーガンとのスペシャルマッチ。まずは赤いニンジャスタイルのムタが入場。次いでWWFベルトを巻いてホーガンがマネージャーのジミー・ハートと共に入場。リングインして黄色いタンクトップを引き裂くパフォーマンス。赤と黒のペイントのムタ。緑の毒霧を噴射したりしながらホーガンを挑発。ホーガンが腕を取る、ニーアタック、アックスボンバー、場外でブレーンバスター&バックドロップ、パンチ連打。ムタはドロップキック連発、フラッシングエルボー、チョップ、場外で鉄柱攻撃、凶器攻撃(木槌)、スリーパー、花道でブレーンバスター&ランニングクローズライン、スペースローリングエルボー、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルト(返された)。イスを使おうとするムタからイスを取り上げたホーガンだが、毒霧を浴びる。しかし最後はやっぱりホーガン。WWFでの決め技ギロチンドロップをキレイに決め、カウンターキックからのアックスボンバーで3カウント。終わってみればホーガンの快勝。ムタはホーガンを挑発したが、ホーガンはあまり乗らなかった。ムタは負けたがムーンサルトをキレイに決めることができて良かった。
②グレート・ムタ vs. 橋本真也
(1993年9月20日、愛知県体育館)
(内容)IWGP王者ムタの防衛戦。橋本が再びムタに挑戦。前回は凶器攻撃でやられてしまったが今回はどうなるか? 橋本がハチマキを巻いて入場。ムタは白いニンジャスタイル、緑の毒霧噴射。まずは腕やバックを取り合う展開。ムタがインディアンデスロックからの鎌固め、ソバット、フラッシングエルボー、スペースローリングエルボー、毒霧&イス攻撃、イスを使ってフェイスクラッシャー、シュミット式バックブリーカー(ムーンサルトは阻止された)、ジャーマン、ムーンサルト(着地タイプ)、フランケン、バックドロップ、と大技連発。橋本はハーフボストン、爆殺キック、エルボードロップ、DDT、場外戦(小島聡にニールキック誤爆。橋本に永田、大谷、イスをぶつけるムタ)、水面蹴り、ニールキック(マトモに決まった)、延髄斬り。そして橋本が一本背負いからのジャンピングDDTで3カウント。セコンドの蝶野がリングインして橋本を介抱(「闘魂三銃士」が勢揃い。新しい「新日本」をイメージさせるシーンだった)。ムタは悪態をついて退場。橋本が力強い勝ち方で初めてのIWGP戴冠。ムタは結局、ムーンサルトを一度もさせてもらえなかったが、元々IWGPはレスリングの腕で決着をつけるベルト。反則殺法のムタには必要なかった。
③グレート・ムタ、ハルク・ホーガン vs. ヘル・レイザース
(1993年9月23日、横浜アリーナ)
(内容)ムタがホーガンとタッグ。相手はホーク・ウォーリアーとパワー・ウォーリアー(佐々木健介)の「ヘル・レイザース」。リングサイドでは猪木が観戦(鋭い眼光)。まずはヘル・レイザースが入場。次いでムタ、ホーガンがそれぞれ別々に入場。ムタはホーガンとのシングル戦と同じ赤と黒のペイント、緑の毒霧。試合の注目は80年代のスーパースター、ホーガンとホーク。ニラみ合い、力比べ。ホークがリフトアップ、タックル。ムタとパワーの対決。ムタがソバット、フラッシングエルボー、プランチャ、場外戦。パワーはブレーンバスター、アバランシュホールド。ムタがホークにスペースローリングエルボー、スリーパー。パワーがホーガンにサソリ、アックスボンバーをかわしてラリアット、パワースラム。ホークがムタにフィストドロップ、ドロップキック、場外で鉄柵攻撃。必勝パターンのバブルインパクトを狙うヘル・レイザース。ムタが毒霧で阻止。最後は毒霧を浴びたパワーにホーガンがアックスボンバーで3カウント。勝利したムタ組だが、ムタからの握手をホーガンは拒否。タッグ戦ながらシングル戦のようだった試合。ムタが「やられ役」でホーガンがフィニッシュ役。ムタとホーガンがダブルでカウンターキックを決めたシーン、全員がそれぞれ得意技を見せた場面、パワーがアックスボンバーをかわしてラリアットをホーガンにかましたシーンが良かった。試合後もニラみ合ったホーガンとホーク。個人的には二人のシングル戦も観てみたかった。
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