新日本のマットに上がった外国人レスラーたちの試合を紹介。「ノートン、ヘラクレス vs ナスティ・ボーイズ(IWGPタッグ選手権)」「ナスティ、イーノス vs 武藤、キャット、小島」「ノートン、ヘラクレス vs スタイナーズ」の三試合です。
①スコット・ノートン、ヘラクレス・ヘルナンデス vs ナスティ・ボーイズ
(IWGPタッグ選手権)
(内容)タッグ王者のノートン組。「タッグ屋」ナスティ(ジェリー・サッグス、ブライアン・ノッブス)が挑戦。ベルトを勝手につかみとって、自分たちが王者だ、みたいなアピールをするナスティ。まずは場外乱闘。サッグスがイスでノートンを痛めつける。リングに戻り、ノッブスがヘラクレスにブレーンバスター(豪快)。ナスティがヘラクレスにダブル・クローズライン。痛めているノートンの腕を攻撃するナスティ。ノートンがサッグスにパワースラム、ヘラクレスがパワーボム。ヘラクレスがナスティにダブル・DDT、サッグスにパイルドライバー。サッグスがヘラクレスにギロチンドロップ。得意のパターン(ノッブスのオクラホマ・スタンピード、サッグスのトップロープからのエルボードロップ)に持ち込みたいナスティだが、ノートンがトップロープからの強烈なタックルでサッグスから3カウント。ナスティがIWGPを獲るところが見たかったような気もするけど、この結果は妥当なところかな。負けた後、イスを場外からリングに投げつけるナスティ。負けても情けなく退場しないのが彼ららしくて良かった。
②ナスティ・ボーイズ、マイク・イーノス vs 武藤敬司、ブラックキャット、小島聡
(内容)ゴング前、キャットのTシャツを観客にプレゼントする武藤。それにちょっと怒るキャット。試合前なのにそんなファンサービス。小島は一人で妙に気合いが入った表情(何か、アブない奴に見える)。ナスティ組が先制攻撃で場外戦。イーノスが小島をリフトアップしてテーブルに落とす。リングに戻って試合。交代して出てきた小島がイーノスを指名。テーブルに落とされた仕返しがしたい様子。ところが捕まってしまう。イーノスのタックル、パワースラム、フロントスープレックス。ノッブスのギロチンドロップ。サッグスのパワーボム。再びイーノスがスタンガン、エルボードロップ連発、バックドロップ。ようやくキャットにタッチ。キャットがイーノスにセントーン。武藤がノッブスにスペース・ローリング・エルボーからのフェイスクラッシャー、小島がトップロープからのエルボー。しかしながら、最後はナスティ。サッグスが小島にパンプハンドル・スラム。そしてナスティ得意のパターン。ノッブスのオクラホマ・スタンピード、サッグスのトップロープからのエルボードロップで小島から3カウント。小島が一人で気合いを入れて、一人だけやられた。使った技もエルボーぐらいのもの。個人的にはナスティが好きなので、彼らの必勝パターンが観られてよかったけども。
③スコット・ノートン、ヘラクレス・ヘルナンデス vs スタイナーズ
(内容)筋肉コンビのノートン組。「タッグ屋」スタイナーズ(リック&スコット)もかなりの筋肉マン。どんな試合になるか。ゴング前、両チーム握手(紳士的)。スコットとヘラクレスでスタート。足を取るレスリングから入るスコット。そしてパワー自慢同士の対戦によくある、「お互いのパワーが互角なので相手をアームホイップできない」というパターン。ヘラクレスがスコットを軽くリフトアップ(まるで「本当に軽いモノ」を持ち上げているみたい)。スコットがヘラクレスに投げっぱなしドラゴンスープレックス、STF。ノートンがリックにバックフリップ、チンロック、ネックブリーカー。リックがノートンに投げっぱなしジャーマン、スコットはフロントスープレックス。ノートンがリックにパワースラム。ヘラクレスがスコットに雪崩式ブレーンバスター、ツープラトンのパワーボム(危ない落ち方)。スコットがノートンにDDT。スタイナーズがヘラクレスに合体ブルドッキングヘッドロック。スコットがノートンにフランケンシュタイナー。そして、リックがヘラクレスにフロントスープレックスを決めて3カウント。パワー対決は、よりテクニックがあるスタイナーズの勝利。ノートンはスゴイけど、やっぱり技が不正確なところが。ヘラクレスはスープレックスが得意な選手。シングルでスコットとやればいい試合になりそう。
(YouTube)スタイナーズ vs. ナスティ(WCW時代)
新日本プロレスと外国人(32)
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