新日本プロレスと外国人（30）「世界のレスラー：プロレス専門ブログ」|「世界のレスラー：プロレス専門ブログ」

新日本のマットに上がった外国人レスラーたちの試合を紹介します。「マイク・イーノス vs 馳浩」「スコット・ノートン、ヘラクレス・ヘルナンデス vs 飯塚孝之、野上彰」「ナスティ・ボーイズ vs 武藤敬司、木戸修」の三試合です。

①マイク・イーノス vs 馳浩

（内容）イーノスは「パワー」が売りの選手。派手なツーショルダーのコスチューム。互いに腕の取り合い、といったレスリング。馳のフェイスロック、スリーパー、インディアン・デスロックからの鎌固め、チョップ連発（ちょっと笑えるほどの連発ぶり）。イーノスがフロントスープレックス、スパインバスター、逆エビ固め。場外でイーノスがクローズライン、マットをはがしてボディスラム、リングに戻ってブレーンバスター、ベアハッグ。馳が裏投げ、イーノスがパワースラムにパワーボム。最後は馳の固め技で３カウント。タフなイーノスを技で封じた形。イーノスはよく鍛えられた男。この試合ではスパインバスターが印象的だった。「ビバリー・ブラザーズ」のチーム名でWWFで活躍したこともあった、とか。

②スコット・ノートン、ヘラクレス・ヘルナンデス vs 飯塚孝之、野上彰

（内容）以前にもあった対戦。これは別の試合。筋肉の塊なコンビ、ノートン組。飯塚組を場外で痛めつける。しかし、スライディングキック、プランチャをダブルで決める飯塚組。ノートンが飯塚にチョークスラム、タックル、ネックハンギング。野上のボディアタックをキャッチしてバックブリーカー。ヘラクレスが野上にパワースラム、パワーボム。ノートンが野上にブレーンバスター、パワースラム。飯塚がヘラクレスを裏投げ、ノートンにウラカンラナ。しかし最後はノートンが飯塚からパワースラムで３カウント。これでもか、というくらいパワー技を連発したノートン組。結果は妥当なところ。飯塚組はWプランチャと飯塚のウラカンラナが良かったと思う。

③ナスティ・ボーイズ vs 武藤敬司、木戸修

（内容）「職人」木戸修が「暴れん坊」ナスティ（ジェリー・サッグス、ブライアン・ノッブス）とどんな試合をするかが注目だった一戦。武藤とサッグスでスタート。サッグスがコーナーの武藤にクローズライン（得意のパターン）、ノッブスがエルボードロップ連発、ギロチンドロップ。木戸にも荒っぽい攻め。武藤がノッブスにフラッシング・エルボー、木戸とダブルでアキレス腱固め。サッグスが武藤にパンプハンドル・スラム。木戸がサッグスにネックブリーカー、ワキ固め。しかし最後はノッブスのオクラホマ・スタンピード、サッグスのトップロープからのエルボードロップ（得意の必勝パターン）で木戸から３カウント。ナスティが必勝パターンで勝利。ただ、フィニッシュのエルボー。木戸が少し動いたためか、サッグスがミスったからなのかはわからないけど、木戸の側頭部に命中。危険な当たり方。プロレスは技を上手に受けないと危ない、と再認識した試合でした。

(YouTube)スタイナーズ vs. ナスティ（WCW時代）