新日本のマットに上がった外国人レスラーたちの試合を紹介します。「ブルータス・ビーフケーキ vs ブラック・キャット」「ノートン、ヘラクレス vs ヘルレイザーズ(IWGPタッグ選手権)」「橋本真也 vs ジェイク・ロバーツ」の三試合です。
①ブルータス・ビーフケーキ vs ブラック・キャット
(内容)キャットは足を取ったりして、「技」を見せる。ビーフケーキはチョーク攻撃、パンチ、ヘッドバットなどの粗い攻め。キャットが左フック。しかし最後はビーフケーキの微妙なヘッドバットで3カウント。勝利してセコンドのジミー・ハートと喜びを分かち合うビーフケーキ。勝たせてもらった、という感じの内容だった。キャットの左フック、ビーフケーキの(トチったような感じの)最後のヘッドバットが見所の一戦でした。
②スコット・ノートン、ヘラクレス・ヘルナンデス vs ヘルレイザーズ
(IWGPタッグ選手権:平成5年8月8日)
(内容)いつの間にかタッグ王者になっていたノートン組。ヘルレイザーズ(ホーク・ウォリアー&パワー健介)の挑戦を受ける。まずはヘルレイザーズが先制攻撃。ホークがノートン組にそれぞれパワースラム。ところがホークがトップロープからコケるハプニング。ノートンがパワーにDDT、クローズライン、バックドロップ。ヘラクレスがパワーにバックドロップ・ホールド。再びノートンがパワーにバックフリップ、パワースラム、パワーボム。パワーがヘラクレスにパワーボム、合体クローズライン。ノートンをチェーンでコーナーに縛り付けるヘルレイザーズ。場外でヘラクレスにツープラトンのパイルドライバー。縛られたノートンを攻撃するヘルレイザーズがレフェリーを突き飛ばす。反則負け。わざと反則で負けたように見えた。これは普通の試合ではなく、タイトル戦。昔のNWAタイトル戦などは、王座が移動しないんだろうな、と思いながら見ていたものだけど、「新しい時代」になってもそういう演出は健在。プロレスのベルトは所詮「興行の道具」にすぎない、ということか。ヘルレイザーズが勝つ場合はたぶんダブルインパクトだっただろうから、別に反則負けでも構わない。ホークがトップロープからコケたのはハプニングだったのか、それとも・・・。
③橋本真也 vs ジェイク・ロバーツ
(内容)日米DDT対決。派手なタイツのロバーツ。白い袋を持参。アメリカではデカいヘビを持って入場するけど、日本には持ち込めなかったのか、「ちっこい袋」に入る大きさのヘビ。アピールしながら試合を進めるロバーツ。コーナーで橋本にエルボー。「足を痛めた」アピール(ウソ)の後、ロバーツがついにDDT。なぜかすぐにフォールせずにスクワット。フォールを返されて「信じられん」みたいな表情。ロバーツのマンハッタン・ドロップ、クローズライン。橋本のキック三連発。ロバーツのブルドッキング・ヘッドロック。最後は橋本が延髄斬り、フライングニールキックで3カウント。勝ったのに後ろから攻撃される橋本。「ちっこい袋」から白いコブラを出して橋本を攻撃しようとするロバーツ。逃げる橋本。勝ったけど後ろからやられたうえにヘビで襲われた橋本。勝った気がしなかったんじゃないかな?
(YouTube) The Road Warriors & Paul Ellering
新日本プロレスと外国人(29)
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