新日本のマットに上がった外国人レスラーたちの試合を紹介します。「武藤敬司 vs バリー・ウィンダム」「蝶野正洋 vs トニー・ホーム」「ノートン vs クラッシャー・バンバン・ビガロ」(第二回、G1クライマックス)の三試合です。
①武藤敬司 vs バリー・ウィンダム
(第二回、G1クライマックス)
(内容)ウィンダムは金髪の大型レスラー。見た目の感じは(髪があった頃の)スティーブ・オースチンに似ている。バックや腕を取り合うレスリングでスタート。武藤のヘッドロック、フラッシング・エルボー。ウィンダムがバックドロップ、クローズライン、ブレーンバスター。スペース・ローリング・エルボーを自爆する武藤。ウィンダムがパンチ、DDT。最後は武藤。トップロープからのミサイルキック、スペース・ローリング・エルボー(成功)、そしてムーンサルトで3カウント。ウィンダムは悪くないけど表情が地味。観ていて盛り上がらないタイプの男(DDTは良かったけど)。この二人は後にNWAタイトルをかけて「ムタ vs ウィンダム」で戦います。その試合のレビューはいつの日か。
②蝶野正洋 vs トニー・ホーム
(第二回、G1クライマックス)
(内容)ホームはパンチを使う男。小さい黒いグローブを着けている。蝶野を殴りつけるホーム。レフェリーはホームにパンチを注意して、倒れている蝶野からボクシングのようにカウントをとる(パンチが反則なのか、そうでないのかよくわからない扱い)。ホームがネックハンギング、ボディアタック、クローズライン、エルボードロップ、滞空時間の長いブレーンバスター、バックフリップ。ここまでやられっぱなしの蝶野。首を痛めてしまうが、ショルダースルー、ケンカキック連発。ホームは場外でクローズラインを鉄柱に自爆して腕を痛める。蝶野がアームブリーカー、STF。ロープブレイク。さらにリング中央でSTF。なかなかしぶといホーム。しかし腕ひしぎでギブアップ。苦しい戦いだった蝶野。最後はレスリングで仕留めた。レスラーは痛いフリをしたりするなど「演技」をすることがよくあるけど、蝶野の「首の痛み」はどこまでリアルなものだったんだろう?
③スコット・ノートン vs クラッシャー・バンバン・ビガロ
(第二回、G1クライマックス)
(内容)巨漢対決。力比べはノートン。ビガロがヘッドバット、クローズライン。ノートンがバックドロップ、すごいタックル。側転をして「身軽さ」をアピールするビガロ。ノートンが場外での鉄柱攻撃で流血。キズにパンチするビガロ。クローズラインでノートンを場外に落とす(迫力)。流血で動きが鈍いノートン。トップロープからのタックルをビガロにぶちかます。ビガロの延髄斬り、DDT。トップロープからのセントーンを自爆してしまうビガロ。ノートンがパワースラムで3カウント。「テクニックを競い合う」のが「新日本プロレス」。この試合は外国人同士ということでゴツゴツしたぶつかり合い。映像で観た感じではパワーはすごいけど、ノートンが勝ったか、ぐらいの印象しか残らない。生で観戦した人の印象とは全然違うんでしょうね。こういう試合は会場で観るのが一番。
(YouTube)「レーザー・ラモン vs. バンバン・ビガロ」(WWF「RAW」)
新日本プロレスと外国人(10)
-------------
リンク:「新日本プロレス(平成編)」記事一覧
0 件のコメント:
コメントを投稿