新日本プロレスと外国人（14）「世界のレスラー：プロレス専門ブログ」|「世界のレスラー：プロレス専門ブログ」

新日本のマットに上がった外国人レスラーたちの試合を紹介します。「武藤敬司、クラッシャー・バンバン・ビガロ vs 馳浩、佐々木健介」「SS・マシン、後藤達俊 vs ワイルド・サモアン、グレート・コキーナ」「ヘルレイザーズ vs 長州力、馳浩」の三試合です。

①武藤敬司、クラッシャー・バンバン・ビガロ vs 馳浩、佐々木健介

（SGタッグリーグ戦）

（内容）武藤とビガロがタッグ。まずはビガロと健介でスタート。丸っこい体で身軽なビガロ。全力でボディアタック。二発目は自爆。馳にエルボードロップ。武藤は健介の腕を攻める（ラリアット対策？）。ビガロも腕を攻める。ビガロが馳にヘッドバット連発、片手でボディスラム。武藤が馳にフラッシング・エルボー、四の字。ビガロが馳に首四の字、延髄斬り。武藤が馳にスペース・ローリング・エルボーからのフェイスクラッシャー。健介に武藤＆ビガロがWドロップキック。ここまで馳が集中的に狙われている印象。ビガロが馳にバックフリップ、DDT。馳がビガロに裏投げ。ビガロが馳に再びDDT。健介がビガロをデッドリードライブで投げて、パワースラム。やられっぱなしの馳があのビガロにジャーマン。３カウント。逆転勝利。体勢が崩れてしまったけどビガロをジャーマンで投げたのは凄かった。武藤のムーンサルトが出なかったのが少し残念。でもこの試合の主役はビガロ。見た目は悪役なのにコロコロした動きでドテーンと倒れたり、技をワザとトチったり。WWFでもブレット・ハートと面白い試合をしていたビガロ。好きなレスラーの一人。

②SS・マシン、後藤達俊 vs ワイルド・サモアン、グレート・コキーナ

（内容）以前にもあったカード。再び対戦。サモアの太っちょレスラー、コキーナは後にWWFで「ヨコヅナ」として大ブレークする男。ゴング前には相撲っぽいパフォーマンス。後藤とサモアンでスタート。サモアンをアームホイップする後藤。マシンのラリアット二発でも倒れないコキーナ（マシン＆後藤のWラリアットでようやく倒れる）。器用なサモアンはマシンに後ろ回し蹴り、ブレーンバスター。コキーナが後藤に豪快なバックドロップ、ギロチンドロップ、後頭部にもギロチンドロップ、ボディプレス。交替したサモアンがリングインしたときにつまずいてコケるがマシンにトラースキック。ところがコキーナのボディプレスがサモアンに誤爆。最後はマシンがトップロープからのダイビングヘッドバットでサモアンから３カウント。サモアンはコケた上に、超太っちょのボディプレスを食ってしまった。コキーナはWWFに行ってよかった。この試合では髪が長くてむさ苦しい感じ。そのスタイルじゃいくら頑張っても売れなかったと思う。

③ヘルレイザーズ vs 長州力、馳浩

（内容）ヘルレイザーズ。あの「ロード・ウォリアーズ」のホーク・ウォリアーが佐々木健介（パワー・ウォリアー）と組んだタッグチーム。相手は長州、馳の師弟コンビ。ホークが長州、パワーを馳がそれぞれリフトアップ。ホークが馳にチョップ、クローズライン、フィストドロップ。馳がホークに裏投げ。長州がホークにリキラリアット二連発（二発目で倒す）、サソリ。馳がホークにノーザンライトスープレックス。パワーが馳、長州に連続パワースラム。ホークも馳にパワースラム。最後はパワーが馳から逆一本背負いで３カウント。ロード・ウォリアーズの「秒殺」を意識した速い展開。短い試合だったけど、全員持ちワザを出したのでよかった。「パワー・ウォリアー」に変身して、これまで地味な雰囲気だった健介が目立つ存在になった。レスラーも売れるためには「キャラ」が必要なんですね。

(YouTube)「レーザー・ラモン vs. バンバン・ビガロ」（WWF「RAW」）