2021年4月14日水曜日

90年代のWWFプロレス「1990年」「世界のレスラー:プロレス専門ブログ」

個性的なキャラを前面に打ち出した演出で全米一のプロレス団体になったWWF。90年代の試合を振り返る。「Survivor Series」「テイカーのWWFデビュー」「テイカーのシングル戦デビュー」を紹介。YouTubeのリンクも貼っています。

Perfect Team vs Ultimate Warriors 1990

(コメント)

1990年の「Survivor Series」で行われた試合。フォールされたり反則をとられたりしたら退場し、残りのメンバーで試合が続行される形式。出場者は「Perfect Team」がミスター・パーフェクト(カート・ヘニング)、デモリッションズ(アックス、スマッシュ、クラッシュ。アックスはかつて「マスクド・スーパースター」だった男。スマッシュはバリー・ダーソウで、後に「リポマン」というキャラに。クラッシュはブライアン・アダムスのことで、WCWでは「クロニック」というタッグチームで大暴れした男。「Ultimate Warriors」はアルティメット・ウォーリアー(当時WWF王者。ベルトを巻いて、全力ダッシュで入場)、テキサス・トルネード(ケリー・フォン・エリック)、リージョン・オブ・ドゥーム(ザ・ロードウォーリアーズ)。アメプロなのでドカンドカンぶつかり合う、パンチやキック応酬の内容。アニマルのパワースラム、トルネードのアイアンクロー、アルティメット・ウォーリアーのボディプレス、ホークのトップロープからのクローズライン。一人で頑張ることになったミスター・パーフェクト。パーフェクトスープレックス(小林邦昭が使っていたフィッシャーマンズ・スープレックスのこと。ヘニングが使うと「パーフェクトスープレックス」と呼ばれる)を連発。結末は? 大勢が登場する試合なので一人一人の見せ場は少ない(攻撃のバリエーションが少ないアルティメット・ウォーリアー向けの試合?)。リージョン・オブ・ドゥームとデモリッションズはペイント系で似たような感じ。一番テクニックがあるミスター・パーフェクトが相手の攻撃を受けまくるシーンに注目の映像です。

(YouTube)

The Million Dollar Team vs. The Dream Team: WWE Survivor Series 1990

(コメント)

1990年の「Survivor Series」で行われた試合。アンダーテイカーがWWFでデビューした試合だとか。先に入場するのは「The Dream Team」。「アメリカンドリーム」と呼ばれた元NWA王者のダスティ・ローデスがリーダーのチームで、ココ・B・ウェア、ハート・ファウンデーション(ブレット・ハート&ジム・ナイドハート。当時WWFタッグ王者)がメンバー。「The Million Dollar Team」のリーダーはミリオンダラーマン(テッド・デビアッシ。「デビアス」の方がわかりやすいかも)。他のメンバーは「リズム&ブルース」というエルビス・プレスリーのコスプレキャラの二人(ホンキー・トンク・マン&グレッグ・バレンタイン)、そしてアンダーテイカー。やや浮いた存在のテイカー。ちょいとぎこちない動き(さすがに緊張していたか?)。テイカーはチョーク攻撃、ツームストン。ナイドハートはアバランシュ・ホールド。ローデスとミリオンダラーマンの対決ではローデスがエルボー、ドロップキック、パンチといった往年の得意技を披露。そんなローデスにパンチを食らわすテイカー。一人で頑張ることになったブレット。プランチャを出したりする。試合の結末は? テイカーも存在感ありましたが、個人的には「ローデスとミリオンダラーマンのやりとり」が良かった。ノリノリなローデス。ワザを受けまくるミリオンダラーマン。この二人に注目の映像です。

(YouTube)

The Undertaker makes one-on-one debut: WWE Superstars, Dec. 15, 1990

(コメント)

テイカーが「Superstars」でシングル戦デビューしたときの映像だそうで。セコンドの男は赤い顔(「酔っぱらい」キャラ?)。マリオ・マンシーニとかいうジョバーを蹴りや手刀でいたぶるテイカー。おなじみ「ロープ渡り」を見せて、ツームストン。こういう感じで相手がやられ役に徹してくれると「強いイメージ」だけを残すことができる。長い試合は向いてなかったんじゃないかな、と思わせる、テイカーの若い頃の試合でした。

(YouTube)

 
90年代のWWFプロレス「1991年 ①」
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